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3[はじめの一歩]

大会どうなるのか?

 六月の終わり、全国大会まであと少しのある日、今日は練習がないので、公園でチームの皆でサッカーをしていた。


シュッ


 いきなりボールが飛んできた、そのボールに三月が素早く反応し、トラップした。

「誰だ。」

 草の陰から誰かが出てきた。

「やあ、僕も混ぜてくれないかな。」

「いきなりボールを蹴ってきてなんだその態度は!」

 神崎が言った

「良いじゃないか、良いよ一緒にやろう、学年は?」

「小6」

「一緒だ。」

 神崎と三月は不満そうだったが、仲間に入れた。

「三月のチーム入って。」

 試合がスタートし、その子のプレイは、予想以上だった、決してボールコントロールはうまいとは言えない、だがすごく体が強くボールが奪えない。

 そして帰る時間になった。

「あれ?あいつどこ行った?」

 大地が言った。

「帰ったんじゃね、まあいいよ、じゃあね。」


 次の日


「起立、礼。」

「おはようございます。」

「着席。」

 眠い×1000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000。

 いつも通りの朝、だと思っていたが・・・、本当にこんなマンガみたいなことが現実にあり得るのだろうかと、目を疑った。

「今日からこのクラスには、転校生が入ります。」

 そこには、まぎれもなく機能一緒にサッカーをやったあの少年が立っていた。

「鷹鬼源一です、好きなスポーツはサッカーですよろしくお願いします。」

「じゃあ愛琉の後ろの席な、愛琉頼むよ。」

 担任の水木先生が言った。


 キーンコーンカーンコーン


 学校が終わり、一度帰りサッカーの練習のためまた学校に向かった。

グラウンドには、源一が立っていた。

「源一なんでお前がここに居るんだ?」

「俺、このチーム入ることになったから。」

 耳を疑いまくった。

「ポジションはディフェンダー、よろしく。」

 源一がチームに加わり、それと同時に塾の都合だと言い星が辞めた。星は他の学校から通っていた。

 全国大会区予選前日

「明日は公式戦、緊張する。」

 大地が言った。

 ここまで来た、もう頑張るだけ。


 当日。一回戦、対NSS(練ヶ丘スポーツ少年団)

「公式戦今まで頑張った分を出し切れ、キーパー神崎、ディフェンス真ん中愛琉、右源一、左泰樹、中盤真ん中三月、右相川、左朋樹、トップ龍矢、行け。」

「絶対勝つぞ!」

「おー!」

 マイボールからのキックオフ。


 ピーッ


「ライン上げるよ!」

 右サイド源一のオーバーラップ。

「三月!」

「頼んだぞ源一!」

「龍矢、中準備!」

 源一のクロスに龍矢が裏へ抜けた。

「おりゃ!」

 龍矢のシュートは、キーパーに拒まれた。

「次!」

 相手のドリブルに三月のアプローチ。

「くっ。」

 ボールが取れず、中で回されてしまった。

「俺が行く、源一、泰樹カバー頼む!」

「了解。」

「行かせるか!」

 上手く体を入れてボールを奪取した。

「朋樹任せた。」

 朋樹がボールを奪われた。俺が前に出てたため、裏を取られてしまった。それは神崎がファインセーブ。

「危なかった。」

 スコアレスで前半終了。

「やはりそう簡単にはいかないか。」

「後半疲れが出ないうちに取って、守るか?」


 ピピーッ


 後半開始相手ボールでスタート。

 すぐに、龍矢がボールを奪取した。

「中狭い!サイドに一回振れ!」

龍矢が相川に預けて、前に走った。

「一回落とせ。」

 源一がパスを受け取り、前線の三月までダイレクトでロングフィード。」

「ナイスパス。」

 充希がトラップで前に落としてシュートした。


 カンッ


ポストに当たり、セカンドボールを拾われてしまった。朋樹が抜かれ、左サイドから攻め込まれた。

「うりゃ。」

そこは、泰樹が渾身のスライディングで止めた。

相手ボールからのリスタート。

逆サイドに振られ、クロスを上げられてしまった。

神崎が前に出てきてパンチング。しかし、セカンドボールをダイレクトでシュートされてしまった。

「させるか。」

 俺の飛び蹴りでシュートブロック。

相手のコーナーキック。時間ももう残り少ない。

 ショートコーナーを、源一がカットし、前線にボールを送った。相手がけっこう後ろに残っていたため、攻撃が遅れたが、龍矢が裏に抜け出しシュート、キーパーがボールを弾いた。

 審判が時計を見た。心の中の俺が囁いた。

「まだ、終わってねーだろ?」

 ボールが自分に向かって転がってきた。だが転がってきたのは、利き足の右ではなく左足だった。

「やるしかない。」

 ゴールまでかなり距離があるが、左足を思いきり振りぬいた。

 時間が止まったような気がした。


 ピーッ


 ボールガゴールに突き刺さった。


ピッピッピーッ


勝った。

「よっしゃー。」

 でもまだ一勝まだまだこれから。

 このまま優勝だ!

優勝できるかな?

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