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海をあるく
海を見渡せる高台にある公園から、ハイキングコースを下ってくるとお堂がある。
このお堂は、徳富蘆花の小説「不如帰」の舞台となったことから、ヒロイン「浪子」の名にちなんで付けられた愛称「浪子不動」とよばれる。
そして、目の前に広がる海には、「不如帰」と刻まれた石碑がある。
普段は海中にある石碑だが、5月の大潮の時などには、沖まで磯が現れ、石碑まで、そしてその先までいくことができる。
子供たちは、このタイドプールでわいわいはしゃぎながら、遊ぶ。
海を歩くことができる季節、その時に、僕はビーチサンダルをもってでかける。