項羽の帰郷
4月に突入しました
もう新中3です
春休み終わったら投稿頻度落ちるので承知しといて下さい
1514年 三月 安芸国 佐東金山城
年も明けた三月俺の父武田元繁が帰ってきた
滞在は一ヶ月しかないらしいけど
「太郎、元気にしていたか?」
威厳のある声で呼ばれた
中国地方の項羽こと武田元繁の第一印象は
髭もさもさの優しいおじさんだったが
やはり目の奥底は百戦錬磨の勇将である
「はい!元気にしていました父上!!」
と俺は満面の笑みで返す
「なら良かった。いずれはこの武田家を継ぐ
のだぞ太郎。」
ちなみに次郎三郎はあの事をさっき評定で
話たので少し疲れていた
後で聞いた話だと次郎三郎の次男が熊谷家を継ぎ千代寿丸が我ら武田一門に入るらしい
「御屋形様、某が発案した目安箱なるものを
見ませんか?」
「それはなんだ?」
「民達の意見を聞くための箱です、いくつかの
村に設置し民に要望や何をしてほしいかを
書き、民はその箱に入れます。その中でも気に
なったものを一ヶ月の間隔我ら重臣が選び、
御屋形様に報告します。
出来るだけ要望に応えると一揆の可能
性も減らすことが出来ます。」
「ふむ、それは良案だな次郎三郎早速やってみ
てくれ。」
「了解しました」
(発案者俺なんだけどなぁ~)
正直次郎三郎に言ったときはビックリしてたな
「太郎様は神童か……?」
とか言ってたけど
俺はとりあえず水軍を擁している八木城主
香川光景の元に向かうのだった。
(なぜかって?水軍といえば村上水軍だろう?
村上水軍を仲間にしたいから水軍を擁している
香川光景の元に行くんだよなぁ
里見水軍ぐらいは強くしたいなぁ~)と思いながら
八木城へ向かう俺であった。
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