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情報収集をしよう

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。第三話投稿させていただきます。

 ・・・は?

 魔王?


 M・A・O・U?


 魔王ってゲームとかに出てくるあの魔王?


 RPG版百鬼夜行のあの魔王?


 大体、勇者よりせこい能力や力を持っているのに負けるあの魔王?


 定形文で勇者に世界の半分をやろうって仲間に誘ってくる計算できないあの魔王?


「あれ?言ってなかったっけ?」

 きょとんっとした顔で女神が聞いてきた


 いやいやいや、聞いてないからね!特殊なお願いとは聞いていたけど魔王になれとか聞いてないからね!!


「聞いてないわよ。大体、何が悲しくて享年16歳の小娘が異世界で魔王をやらなきゃならないのよ!!」

「理由は特にない!次に誰かがここに来た時に魔王になってもらおうと思っていただけだから、ちなみに貴方の前にここに来た人達にも頼んで魔王になってもらったわ(-ω-)。」

「他に魔王になっている人がいるなら私が魔王にならなくても良いんじゃないの?」

「ノン、ノン、ノン、魔王になってほしい転生者は三人なのよ。」

「ちなみに他の人はどんな種族に転生したの?」


 魔王になる気はなくてもそれぐらい聞くのは良いかな、と思い聞いてみた。


「えーと確か魔王になったのは人狼と豆梟だったかしら」


 豆梟!?人狼はわかるけど豆梟!?人間よりはるかに死にやすそうじゃない!?

 あ、、、獣人とかだから多少は普通の人間よりかは丈夫なのか・・・ちょっと見てみたかった。


「うん、変える気も無いし、魔王をやる気も無いから人間でお願いします。」


 笑顔で再度種族を告げて魔王になる気はないと女神に告げた。


「はぁ、わかったわ。またここに来た別の人にお願いすることにするわ。」


 おや?素直に聞き入れてくれた。もっと色々言われるかと思った。


「え、良いのなんか流れ的にもっとごねられるかと思った。」

「うん、まぁ、やりたくないって人に無理にやらせえても良い結果にはならないからねぇ~」


「まあ、しょうがないよねぇ~」と言いながら伸びをしている女神に少しだけ申し訳なく思いながらこれからの事を聞いてみた。


「我儘言ってごめんなさい。それで申し訳ないですけどこれから行く世界の事とかを教えてもらえる?」

「オーケーオーケー、素直に謝れる子は大好きよ。行先はさっきも言っていた通り貴方の世界で言う所のファンタジーな世界だよ。世界の名前はラウルド、魔法有り、冒険有り、魔物有り、一部の人にはアイテムボックスも有り、妖精異種族有り、のね。国やなんかの状態は裕福な国もあれば貧困な国もある。まぁ、魔族と一触即発になりそうな事以外は概ね平和かしらねぇ~、後一部の地域では貴方の世界と同じ動植物も有るわねぇ~」


 いやいやいや、魔族と一触即発って時点で平和じゃないよね・・・

 あと、一部に見慣れた動植物も居るのなら少しは違和感がないかな?


「うん、ありがとう。世界の状態とかは少しわかった。っで、私の転生後の状態ってどうなるの?やっぱり宮城 白としての記憶は消えてしまうの?」


 流石に転生するにあたって自分という人格が消えてしまうのは怖い・・・平気そうにしてはいたけど今だって怖くてたまらないのだ。聞かないほうが良いかもしれなかったけど知らないよりはましだ。


「ん~。記憶は消す方が良い?大抵の人は転生先に記憶を持ち越すけど?」


 女神の言葉に顔をブンブンと振って記憶の持ち越しをお願いする。


「オーケーオーケー、普通はそうだよね~。他に質問は有る?」


 記憶の引き継ぎが出来ると聞いてほっとしながら次の質問をした。


「ステータスみたいな物も有るの?」

「有るよ~。称号とかも有るし、アイコンみたいなのが視界に浮かんでいるからそれを注視していれば自分の状態なんかが全部わかるよ。優れものだよね~」

「じゃあ、最後の質問です」

「ハイハイ、どうぞ~」

「貴方の名前を教えてください」


 そうなのだ。此処まで散々話をしてきたにも関わらず私は目の前の女神の名前を知らないのだ。

 流石に転生先などのお世話になった人の名前も知らずに次の人生を歩むのはなんか気が引ける。


「ああ~、そういえば、まだ名乗ってなかったね。私の名前は、レスナ。レスナ・ネス・ルスヒシビタ・ベスゼス。貴方が今から行く世界、ラウルドの女神です。」


 レスナで良いよ、と言いながら女神が可愛らしく笑いながら言った。


「レスナさん。色々ありがとうございました。」


 お礼を言いながら頭を下げる。色々教えてもらったし、常識だよね。


「じゃあ、そろそろお別れかな? そこにある扉を通れば貴方の新しい人生が始まります。宮城 白、貴方の次の人生に幸多いことを祈っています。」


 いつの間にか私の後ろには木製の赤い淵のついた扉があった。


「それじゃあ、そろそろ行きます本当に色々お世話になりました。」

「また、死んだら次も私が担当してあげるね(^_^)v」


 え、それは勘弁してほしいと思いがらお互い手を出して握手をした後で私は後ろの扉を開いた。



四話目の投稿は早くできるようにしたいと思いますので、またよろしくお願いします

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