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S:93 眠る悪魔
「失礼します」
ドアをノックして、空は返事を待つ。
――。―――。
「失礼しまーす」
返事がなかったので、人はいないのか――それとも、反応するような人ではないのか、どちらかだろう。無言は肯定という言葉にのっとって、空は部屋のドアを開ける。
「誰かいますかー? いたら返事をくださーい」
――誰からの返事もなし。今日はいないのか。空の中ではアモスは保健室通いかと思っていたのに、まさか彼女も陽の者か。
そこで、一つだけカーテンが締まり切っているのを見て、意を決してカーテンに手をかける。
「もしもーし……」
一応、声をかけておく。――返事は、ない。
もうどうにでもなれっ!!
カーテンを勢いよく開く。
そこには――悪魔の翼をもった天使が――布一枚羽織って眠っていた。
最近短いですけど、来週からがんばります!




