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Link. ~すべての世界線がつながる物語~  作者: ヤマ
2:Third Life ----七つの罪
73/105

S:73 アモス

「なるほど」


 確かに彼女の悩みは妥当だ。自分が少数派に所属していてそれが正しいと信じているが、世界はそれが許していないという事実、その二つの『正』に板挟みにされ、その矛盾と葛藤していることが分かる。悩んでいる分、あきらめて結論を出した空よりかはよほど人間らしい。

 そしてこの問いの答えを、空は持ち合わせていない。なにせあきらめてしまったから。

 だから。


 ――もしもこれも試練ならば、上等だ。


 そう変換することでしか、この問いについては答えられない。

 いや、答えることはできるが――明確な答えは出せない。

 だが彼女はきっとそれすらわかっているのだろう。


「――君、名前はなんていうの?」


「――え」


「いつまでも君呼びだと俺が持たないんだよ。しっくりこない。言葉をしっかりと届けたいんだ」


 君なんて、不特定多数に使える言葉に乗せて発言をしたくない。


「名前――それじゃ、君のも教えてよ」


「分かったよ。じゃあ俺から――俺の名前はユーシャ」


「何で自分の名前、そんなにたどたどしく言うの?」


 何でだろう、たどたどしく言ったつもりはないが。七勢派の人たちはどうしてこう勘が鋭いのだろう。まあ、疑惑をかけられているだけだろうし、うまくかわせそうだ。


「俺は俺さ。名前なんてどうだっていいだろ。それより本題だ」


「そう」


 自分から聞いてきた割にはうんと薄情な。


「私の名前は、アモス。――さあ、あなたの答えを早く教えてちょうだい」

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