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S:60


「いいね、面白そうだ!」


 男は体をのけぞらせ、まるで胴の傷をこちらに向けるように立ち直った。


「その攻撃、受けてやるよ! 俺の勘が言ってんだ――その攻撃は歴史を揺るがすってな!」


「意味わからないことを言わないで――くださいッ!」


 男の意味不明発言も相まって、セイルはその一撃を――放った。放てた。

 確か憧れの人はこう言っていた。


「シューティングホープ!」


 ――かつての英雄は、言った。


 俺が皆を助けてやるからよ、絶対くたばるんじゃねえぞ!


 その救いの光を、見たすべてを創造して放つ――英雄の一撃。

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