moonlit
何もかも嘘だったとして
どうしたいかなんてわかりきれない
それでもただ触れたいと願ったことは
嘘ではなかったと
ただ君が死んだようにいきていることを
曖昧に脳裏に焼き付けたいの
ただあたしは死んだようにいきているけど
足を引きずった 壁に寄りかかった
そのままじゃ歩けないけど
今夜も眼前の月が綺麗です
あたしはただ恐ろしい
何もかもが嘘だったとして
あなただけ信じていたい、とか
こんな半生ないよ、とか
あなたの為だけに生きていたいとか
そうだけどそうじゃない 相反して
こんがらがっちゃって 指先で解けなくて
ごめんなさいもまだ言えていないのに
凍ったままの太陽が溶けても
真昼の月が登って白くても
真っ黒い夜ばかりが恋しいの
あたしはただ恐ろしい