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魔獣な俺と契約者  作者: はずき
第一章 魔獣の世界
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序章  契約者の旅立ち

初投稿につき駄作ですが。

気にしないでください(*ノωノ)

ある世界のある国の辺境の田舎町。

普段ならばすでに明かりは消え静まり返っているはずの時間。


しかし今日は大人から子供までお祭り騒ぎ。


「いやぁ。めでたい!!!」

「遂に坊ちゃんも15歳。成人だよ…っかぁぁ時経つのは早いねぇ」

「ボルンの所の悪戯小僧もだよな。」

「ああ。アイツには手をやかされたが、学園に行っちまうと思うと寂しいもんだな」

 

筋骨隆々の厳つい顔した中年の男達は

一人目は、満面の笑顔で酒を飲み。

二人目は、感慨深げに呟き酒を飲み。

三人目は、昔を懐かしみながら酒を飲み。

四人目は、少し涙ぐみながら酒を飲んでいた。


そんな彼らに共通しているのは

大人の仲間入りをし町の未来を担う二人の少年達のこれからを楽しみしていること。

そして・・・・酒を水のように飲み

後で、男達よりも強く怖い妻達が家で待っているところである。


∇∇∇∇∇∇∇∇∇

side ???


「ふぅ…。」

ああ…疲れた。

成人できたのは嬉しいが町長の息子だけに手続きが面倒だったな。


この町に入れるのも後三か月か…

・・・・あぁぁっ!!

学園が楽しみすぎる。

やっと、やっt「ギールー♡」

・・・・


シャラン

「ちょ、ちょいギル様!!??

 何でそんないい笑顔で俺の喉元に刀っ

 き、切れる!!切れちゃうぅぅ」


「ダイス。

 いや…ダイス・メイナス。

 いつからお前は俺の思考を遮るほど偉くなったんだ??

 うん?怒らないから言ってみろ。」


この町の次期当主である俺、ギル・ダグラスは

幼馴染であるダイス・メイナスに優しくお伺いをすることにした。


「お、落ち着け!!

 ギルが喜びそうなネタを仕入れて来たんだよ!!」


「ほお…」


基本、煩く・女好き・悪戯好き・バカ・アホで町で会えば他人の振りをしたくなるような

どうしようもない奴だが、情報収集だけは信用できる。

「あれ??俺泣いて良いかな??」


「此間みたいに『学園美女エロいランキング☆』みたいなのだったら…」

 切る。


「無視!!??

 しかも一番重要な所を言わないのやめて!!

 あ、でも情報の一つに『学園のロリっ娘ランキング☆』ってのもあr

 言います。言うから、刀スライドしちゃだめぇぇぇぇぇ!!!!! 

 

 ま、【魔獣召喚】のことですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」


ピタッッ

「何だと???」

今こいつ【魔獣召喚】て言ったか??


【魔獣召喚】とは。

その名の通り「魔獣」を「召喚」する儀式のことだ。

俺たち人間には、固有の核があり他人と同じものは一つもない。

だが、魔獣の中にはなぜか必ず同じ核を持つ物が一匹だけ居るのだ。

その魔獣と契約し、力を使いこなして初めて『一人前』と認められる。

魔獣は、俺たちとは違う世界『ホーリー』に住んでいる。

昔は、その世界への扉を開くことすら困難だったが、ある天才が作り出した

【魔法陣】によってそれは学園・教会・王城に限り身近なものとなった。


しかし、魔獣を召喚できるのは15歳。

成人してからだ。

魔獣は、これから共に生きていく相棒。パートナーだ。


ふっ。

はっきり言おう。

俺は、魔獣が大好きだ。もう、初恋は魔獣です!!!

くらいには、好きだ。

15年間片思い中なのだ。


「おーい。

 ギルさんやー。

 魔獣ラブ世界から帰ってきておくれぇ。」


「あぁ。

 悪いな…で??」


「その召喚式が入学式の二日後に行われるみたいだぜ。」

気持ち悪い笑顔とサムズアップはむかつくが、良い情報だったな。


「口に出てるよぉぉ。」

「うるさい。黙れ。

 ダイス。荷物をまとめろ。

 町を出るぞ」

俺は立ち上がりながらダイスを促した。

するとダイスは、ポカンとし、さらにあほ面になった。


「へ?

 でも、出発って三か月だろ??」

確かに、さっきまではそうだった。

しかし…

「三か月も待ってられるか。

 俺は一分一秒でも早く学園に行きたい。

 そして、遠くでもいいから先輩方の魔獣が見たい!!!」


待ってろよ。

俺の愛しの魔獣!!!

「えっ??ギル。マジで??」


俺は、困惑するダイスを放置して荷物を取りに行くため。

屋敷と呼ぶには少し小ぶりな我が家へダッシュした。

もちろん頭の中は、自分の魔獣一色だ。

「ふむ。

 色は、やはり黒が良いよな。強そうだし、美しい。

 瞳は、海のような青!!!

 いや、どんな魔獣でも俺は愛せる!!!」



その夜

今日成人したばかりの少年二人は

大人たちの反対を〈ギルの〉魔獣への愛で説き伏せ

無事(?)「王立アズミラ学園」別名『魔獣師育成所』へと歩み始めた。




∇∇∇∇∇∇∇∇∇∇

side??? 


ある世界の真っ暗な洞窟の中

「きゅぅぅ??」

黒い毛に海のような瞳を持つ一匹の魔獣が目覚めた。


何かを探すように目を彷徨わせた後

自分の手を見つめ首を傾げた。

視線を前に戻し、もう一度自分の前足を見つめ


「きゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!???」


叫んだ。

それはまるで、人の言葉で言うと

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

と言っているようだった。











まさかの主人公のセリフ「きゅぅぅ!!」のみ(笑)

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