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～プロローグ～

　マンガやアニメのような出来事は、なかなか起きてはくれない。

　もちろん頭では、そんなことがこの現実で起こる訳がないということくらい、わかっている。

　しかしながら、どこかで期待してしまうのだ。

　無駄だとわかっていても、この世界に「何か」が起きてくれることを。

　でもやっぱり、何も起こらない。

　世界は、そして日常は、そう簡単に変わったり、壊れたりはしないということを、これでもかというくらい知った。

　……知った、はずだった。

　ところが、そんな僕の日常は、ある一人の幼馴染が僕の彼女になったことで、

　――簡単に壊れてしまった。

はじめまして、牧場サロです。

人生で初めて執筆した作品です。非常に読みづらいかもしれません。また、執筆ペースがとても遅いため、かなり不定期な連載になると思います。

次話についてですが、すでに出来上がっているので明日(10月4日)21時に掲載します。

よろしくお願いします。