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雫と

作者: 沙夜菜

お久しぶりです、本当に。勉強しすぎてね、頭が硬くなってて!← 小説とは言わないと気がしますがよろしくお願いします。

自分の心とガラス玉を重ねた女の子の話かと思われます。

ガラス玉が落ちた。水たまりにはねて、水滴が私の頬を濡らす。

しょっぱい水と空からの水が混ざったらどんな味がするんだろう。そんなことを考えながらガラス玉を拾い上げると、それが虹色に輝いて見えた。ふと空を見上げると、木々の隙間から虹が覗いている。これが映っていたのだ。角度を変えると、雲も、木も、私の顔もぼやけた形で映った。

……おっと。慌ててまた、虹が映るようにガラス玉を回す。ずっとこうして虹色だったら良い。そう思って、その角度のまま、水たまりに置いた。


 自分の行動なんて、ほんの小さなものだから。存在さえ小さな私が置いたガラス玉なんて、気付かれなくても仕方がないから。

それでも、水の中に散らばった欠片を見るのは悲しかった。昼になって、もう一度戻ってきたらこうなっていたのだ。破片の一つ一つに空が映っているから、空までバラバラになってしまったように見える。思わず上を見て空が動いていることを確かめたくらいだ。当たり前に雲は呑気に浮かんでいるし、飛行機雲はまっすぐ線を引いている。

ガラス玉が割れても、世界は何も変わらなかった。それなら、私も。このガラス玉のように、私の心が割られたとしても私が変わらず前を向いていれば良い。あの飛行機雲のように、ピンと背を伸ばしていれば良い。


ガラス玉が落ちた。水たまりにはねて、水滴が私の頬を濡らす。それが涙と間違えられないようにそっと拭って、私は空を仰いだ。

分かりにくくてごめんなさい。適当に流し読みしてくだされば。ありがとうございました*

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― 新着の感想 ―
[一言] よほどの人、行動でない限り、その行動が世界に影響するわけではない。だからといって、目立ちたいというわけではない。気付かれなくても、自分でありたい。という感じですね。 頭が硬くなる、というか…
[一言]  お久し振りです。  空想とも現実ともつかない描写がなされることで短文であることが十分に生かされ、想像力がかきたてられました。こんなに読み応えのある掌編を書けるのが羨ましいです……。  …
[一言] かなり抽象的な話ですな・・・ 実際に感じた事ですか?
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