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020●どっちの槍?

来たぞ!最後の洞窟なんだね!

でも、その入口を守るように、巨大なライオンキャット!

う〜ん、大きい!象の3倍はある!これはマズイな。


さやちゃんと目を合わせる。やる?やる!どうやって?わかんな〜い!

う〜ん、普段通り、気持ちが手に取るようにわかる。

ええい、もう!この邪魔な杖、ぶつけちゃえ!


キーウィはマタタビ科の植物であり、マタタビと近縁である。

そのため、キーウィの枝にはマタタビと同様の成分が含まれており、

猫に与えるとマタタビを与えた時と同じような興奮や陶酔の効果が見られる。

この効果は猫だけでなく、

ライオンやトラといった大型のネコ科動物にも見られることが知られている。

ただし、効果の現れ方には個体差がある。(Ming-May press 「世界の植物」)


あれっ?なんで?

ライオンキャット、杖を2本とも咥えてるの?ゴロゴロと喉を鳴らしてる。

なんか、酔っ払ったみたいな・・・。

チャンス!さあ、洞窟へ入るよ、さやちゃん!


洞窟に入る。お〜、お決まりの石碑だ!

暗くて見えないなあ?おっ、光の羽が煌々と輝き出した!

読めるぞ!何々?


「この扉の向こうに、槍が2本大地に刺さっている。どちらか1本を持ち帰り、そのすばらしさを広めよ。そうすれば、『みんなが幸せに暮らすための秘宝』となるであろう。しかし、間違った方を引き抜くと、即座に天井は崩れ、命を落とすことになる。油断するな。よーく、考えてね。」か。

ふ〜ん、じゃあ、入ってみよう!


確かに、槍、2本あるね。

「全然ちがう槍だね!こっちは、やけに細いね。反対に、そっちは太〜い!」


そうだね。さやちゃんの言う通りだ。

太いのは、抜けるのか?随分と重そうだ。

待てよ、ってことは?


「あっ、わかったよ、さやちゃん!軽い槍と重い槍、どっちが秘宝かって!」

「えっ、もうわかったの?すごい!どっちなの?」

「重い槍を持って返って、みんなにすばらしさをわかってもらえば、いいんだよ!」

「どういうこと?」

「何度も、言ってみてよ。重い槍って。」

「重い槍、オモイヤリ、おもいやり、あっ!思いやりかあ!」


どこからか、荘厳で明るい音楽が聞こえてくる!うわっ、これオーケストラだ!

おまけに、花吹雪!桜、チューリップ、たんぽぽ、いろんな花びらが!なんだあ!


「さやちゃん、また、行くの?何回め?」

「わかんな〜い。でも、あの感動は、まだまだ味わいたい。じゃあ、行ってくるね!」


う〜ん、ハマちゃったな。結末は、おじさんのダジャレに近い。

けど、確かに納得。思いやりって大切だもの。

でも、あの世界線、日本語わからない人たち、どうするんだろ?

風の結晶、光の羽、随分、数も増えている。

さやちゃん、もう、向こうに置いてきてよ。

こっちの世界線で、真の冒険、始まっているんだから、わたしたち・・・。


ーほ〜ら、やっぱり、ふたりとも満足、納得、よかったじゃないですかあ!

ーでも、何でこんなに恥ずかしいんだろうなあ?自分で作っておいて、言うのも何だけど。

ーそこはわたしに免じて、何とかお気持ちの整理を、マイロード。

ーええ、あなたには感謝しています。さすがはアークエンジェルズの中心、ソレイユですね!

ーそれって、本心で言ってます?

ーあっ、わかりましたか?これって、思いやり?


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