5話
グロース学園
「よっと……」
「つ、着いた~!!グロース学園だ~!」
転移の間はやっぱり楽だな~あっという間に学園に着いたんだから
「久遠あんまりはしゃぐんじゃないよ」
「だってクラス分けがあるんだよ!興奮するに決まってるじゃん~」
クラス分けなんて一大イベント興奮しないの
がおかしいでしょ
((この中で興奮してるのはリーダーだけだと思うけど?))
え!?そうなの!?
「そ、そうか?」
「興奮するとは違うけど、俺も少し緊張してるな」
「ぼ、僕も、緊張して口から食べたものが出そうかも、うぅ……」
「大丈夫か?!」
「うぅ、大丈夫……」
(うぅ……みんなに心配させちゃってるよ……どうしようほんとに気持ち悪い)
「待ってて僕が治療するよ」
((リーダー出来るの?))
治療する位出来るよ!
「あの……ゼインくん久遠くんなにやってるの?」
こ、この声は!?
「「エレン!」」
「え、誰?」
「あ、はじめまして。ゼインくんと久遠くんの幼なじみのエレンです。よろしくお願いいたします。」
エレンが雷鬼に向かって頭を下げた
「あ!そうなのか!俺は雷鬼、久遠のルームメイトだ。こちらこそよろしくな!」
エレンに向かって頭を下げる
なんだこの光景……2人ともお互いに頭を下げてる
((何か親どうしの交流を見てるみたい))
そうそう僕達の両親もこんな感じで……
って!そんなことよりロキくんが!
「2人ともそんなことよりロキくんが!」
ゼインが言ってくれた良かった~
でもどうしよう
「私がロキくん?を治療するよ」
「本当か?!ありがとうエレン!」
「少し待っててね…………」
エレンが手をロキに向かって出した
「"ヒール"」
エレンがそう言うとロキの体調がよくなった
「あぁ……なんか身体が楽になった……」
「ロキ!大丈夫か?」
「雷鬼くん!大丈夫だよ、この人のお陰でよくなったよ」
「ありがとうエレン!やっぱり持つべきものは有能な幼なじみだね!」
「う…うん!ありがとう久遠くん…」
(久遠くんに褒められちゃった……嬉しい)
「ん?どうしたんだ?顔を赤くして?」
「な!?なんでもないよ……」
え~、僕何かしたかな?
((リーダーはもうちょっと女心とかを学んだら?))
え!なんでそんな話になるの!?
「そ、それよりも!君大丈夫?」
「あ!うん、た、助けてくれてありがとうございます…ロキと言います……」
「どういたしまして。私はエレンよゼインくんと久遠くんの幼なじみなのよろしくね」
「う、うん、よろしくお願いいたします」
ん?ロキ顔赤くないか?
「ロキくんどうしたんだろ?」
「久遠気にするな」
「え?何で」
どうしたんだろ?ゼイン何か顔が怖いけど
「俺はおまえが好きな方を応援するよ……」
「は…はぁ…?」
?応援とは?
((僕も勿論リーダーが幸せになるような方を応援するよ~))
何でグレースまで出てくるんだよ!
「そ、それよりみんなクラス分けのチーム見た?」
「え?クラス分けはこれからじゃないの?」
「これからだが、人数を絞ってやるらしいな」
「へぇー」
「みんな見に行こう!」
ふふふんどんな事をクラス分けでやるんだろうな~楽しみだ!
あ!あれがチーム表か、僕はグループAか…
みんなはどうだろう?
「みんなどうだった?」
「俺はグループAだ」
「僕もグループAです」
「ゼインは?」
「勿論と言う程同じでグループAだよ」
「エレンは?」
「私は残念だけどグループBだね」
エレンも一緒だったら嬉しかったのにな~
「そっか...残念だけどしかないね」
「エレン!ゼインたちと一緒に頑張るからエレンも頑張るんだよ!」
「うん!ありがとう久遠くん」
「じゃあね~!」
エレンは久遠の声に応えるように手を振った
さてと、試験会場に行くか
あっちが試験会場だ!
「こっちだって3人とも!」
「待てよ!久遠!」
「久遠くん待って~」
試験会場到着~
「ここが試験会場か」
「皆さん全員来ましたね。試験官の蓮華です。これより試験を開始します。」
この人が試験官か、試験は何だろう?
「試験は4人グループを作り学園が造り出したダンジョンを攻略してもらいます。」
へぇー簡単そうだな
((簡単そうだと思ってるのはリーダーだけでしょ))
「ですが皆さんには制限があります。一つ目は炎、水、草、風魔法だけで攻略してください」
周りから「マジかよ」「そんなぁ」とか声が聞こえてくる。
僕もあまり得意なわけじゃなくてゼインに任せっきりだったからな~
((使えないわけではないんだ?))
そりゃあ使えるでしょ!冒険は炎も水も必要だったからね
「二つ目は決して時の歯車の範囲から離れないことです」
時の歯車!
時の大英雄が残したものの一つで
登録した人は寿命や事故で死んだとしてももう一度同じ身体、同じ名前で何度でも人生をやり直せる装置だったはずだけど……
「時の歯車とは死んだとしても、何度でも復活出来るという装置です。皆さんも教科書で習っていますね。今回は簡易版です。」
先生が時の歯車を持って説明をした
「範囲にいると時の歯車が感知して死んだとしてもここにもう一度復活出来ます。皆さん安心して下さいね」
みんな安心してる。そりゃあ心配するかダンジョン攻略でもクラス分けで死ぬのは嫌だもんね
僕も嫌だし
((リーダーはまだまだこれからやることもあるもんね~))
そうそう
「それでは試験のグループを作って下さい」
さてと、僕はゼインと雷鬼とロキくんに一緒にグループ作ろうって誘おうっと
「ゼイン!雷鬼!ロキくん!一緒にやろうよ!」
「久遠!良いぞ一緒にやろうか」
「良いぜ!俺もちょうど3人を誘おうとしてたんだ」
「僕も嬉しい…ありがとう誘ってくれて!」
うんうん良かった~3人と一緒にダンジョン攻略だ~てかダンジョンってどんな敵が出てくるのかな……やっぱり属性スライム?とかの属性モンスター?
((それの可能性が一番高いだろうね、属性魔法の制限もしてるわけだから攻略は難しいだろうね~))
うんそうだよね……やっぱり楽しくなってきた!
さぁ!ダンジョンに行って時の大英雄の様にな
主人公に!
「皆さんグループが出来ましたね?それでは皆さんに支給品を配ります。」
「先生!これは何ですか?」
「これは自決ポーションと通信装置、それから制限腕輪です。グループの人数分ありますのでしっかりと装備をしてください」
自決ポーションか……あんまり使いたくないな…
貰ったものを装備して……よし出来た!
「よしみんな装備したね!それじゃあ上位クラス目指してダンジョン攻略頑張るよ!」
「久遠のいう通りだな」
「俺も久遠に負けないぜ!」
「僕もみんなの足を引っ張らない様にする」
((リーダー頑張ってね))
うん!頑張って全員で上位クラスになるよ!
誰一人欠けずに!
((やっぱりリーダーはお人好しだな……))
ん?何か言った?
((いやぁ?何もないよ~))
それなら良いけど……とにかくダンジョン攻略頑張るよ!
「それではダンジョン攻略開始!!」




