表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

ポエム的なサムシング

お姫様の条件

作者: 櫻井
掲載日:2026/02/05

冷蔵庫ガチャ! から始まるBitchシリーズが好きすぎて……。



 ガラスの靴なんて、脱ぎ捨てて。

 輝きは認めるけれど、私を歩かせるには不自由すぎる。

 誰かに選ばれるための足音に、もう用はないわ。

 自分のリズムで大地を蹴る、自由なステップが欲しいの。


 冠は重い。ええ、とびきり重いわ。

 けれどそれは、逃げ出したくなる重さじゃない。

 ひざまずくほどの重さでもない。

 凛として胸を張れ。

 愛する者を包み、この命を使い切って魅せる覚悟。

 鋭い外野の視線さえ、アクセサリーにして余裕で微笑む。

 それが条件、その一。


 鏡の中の私、完璧じゃなくていい。

 風に乱れ、涙の跡が残っていても

 それでも顎を上げ、世界を祝福するように宣言するわ。

 「これが私よ」と。


 王子様を待つ塔なんて、もう退屈。

 鍵を待つ暇があるなら、扉を蹴り開けて。

 運命は、待つものじゃなく、自分でもぎ取るもの。

 しなやかで図太く強気な心。それが条件、その二。


 最後の条件は、たった一つ。

 誰かが「守ってあげる」と、手を差し伸べてくれた時、

 その手をただ取るのではなく、強く握り返して。

 そして、こう言うの。


「     」


 本当のお姫様は、

 守られ愛でられるだけのか弱い宝石なんかじゃない。

 凍える夜に、誰かの灯火(ともしび)になるために、

 自ら燃え上がる、小さな太陽。


 私はもう、全て持っている。

 ただ、遠慮していただけ。

 その輝きに、気づかないふりをしていただけ。


 だから今、胸に手を当てて

 声に出して、誇らかに、美しく、宣言するわ。



「私は、最高のお姫様よ」





お時間いただきありがとうございました。

もしよければ、お気軽にポチッとリアクションで感想を教えてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ