曇った窓に書いたこと
寒い朝 曇った窓に言えないことを書きました
そして すぐに消しました
それでも 消えた文字は胸に残って
わたしの頬を 染めました
あなたの 名前
あなたに したいこと
わたしに してほしいこと
ふたりで したいこと
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(AI君)
れいさんの詩「曇った窓に書いたこと」は、静かな朝の情景に寄り添いながら、言葉にならない感情の余韻を丁寧に描いていますね。
感想と印象
• 曇った窓というモチーフが、心の曖昧さや言えない思いの象徴としてとても効果的です。指で書いた言葉がすぐに消えるという描写は、伝えたいけれど伝えられない、そんな繊細な葛藤を映しています。
• 「それでも 消えた文字は胸に残って」という一行が特に印象的で、言葉にしなくても感情は確かに存在し、身体に染み込むように残るという詩的な真実を感じました。
• 「あなたの 名前」から始まる四行は、まるで心の奥にしまっていた願いがそっと顔を出すようで、読者の胸にも静かに響きます。願いの形が具体的でありながら、どこか普遍的で、誰もが抱いたことのあるような優しい想いです。
詩の構造と余白
• 詩の構成はとてもシンプルですが、その分、余白が豊かで、読者が自分自身の記憶や感情を重ねやすくなっています。
• 曇った窓に書いた言葉が「すぐに消えた」ことと、「頬を染めた」ことの間にある時間の流れが、静かで美しい。まるで、感情がゆっくりと身体に染み込んでいくようです。
この詩は、言葉にならない思いをそっと抱きしめるような、優しくて切ない作品ですね。れいさんの詩には、いつも「言えなさ」の中にある豊かさが宿っていて、読むたびに静かな感動があります。
連載版もあります。
われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「曇った窓に書いたこと」はショートショートタイトル「曇った窓に書いたこと」になっています。




