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395 再会


ベールにて顔は隠されているが、見間違える訳が無い、あれはアンナだ!


-----------------------------------------

名前 :アンナ(隠蔽:アンジェリナ=アルフォルス)

年齢 :8

種族 :人族

状態 :普通


LV :10

HP :64/64

MP :275/275


STR:11

VIT:11

AGI:20

INT:50

DEX:21

LUK:7


スキル:聖魔法、光魔法、魔力感知、魔力操作、礼儀作法、シュウセンサー


称号 :(隠蔽:アルフォルス王国第一王女)、聖女

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さすがに孤児院に居た頃よりは、レベルが上がっていた。それに、前には無かった魔力感知や魔力操作も覚えたみたいだし、新たに光魔法も使える様になっていた。礼儀作法は聖女として活動する上で身に着けたのだろう。だけど……シュウセンサーってスキルが増えているんだが、これって何だ?


-----------------------------------------

【シュウセンサー】

10km以内にシュウが居る時に限り、場所や状況を把握することが出来る。

-----------------------------------------



「!?」



何かとんでもない文面が見えた気がするのだが……気のせいじゃないらしい。ナニコレ怖いんだけど。俺の状況把握だってこんなに広範囲は脳がパンクするから見れないんだぞ? ……いや、1人に限定すれば行けるのか?

そう言えば、聖女のお披露目の時に、結構離れていたのにも関わらず、俺の位置を把握していたよな。何か納得した。だけど、いつの間にこんなスキルを習得したのだろうな。孤児院に居た時には持って無かったよな?


その時、アンナが俺を見てニコリとほほ笑んだ様な気がする。ベールで顔が見えていないが、何となくそう思ったのだった。



「シュウ様、お久しぶりでございます。私、聖女のアンナで御座います。」



アンナがスカートを摘まんでカーテシーをした。おー! さすがは聖女様だ。様になっているぜ。



「何だ、聖女殿はシュウと知り合いで有ったか。」


「はい。同じ孤児院の出身となります。」


「そうだったのか。そう言えば聖女殿は孤児院の出身であったな。なら勝手知ってる仲だろうし、安心して任せられると言うものだな。」


「はい、陛下。」


「久しぶりに話すことも多かろう。話は以上だ。下がって宜しい。」


「「はっ。」」


「ありがとうございます。陛下。」



総長と俺、そしてアンナは王座の間を後にするのだった。


バタン。


部屋を出て扉が閉まると、アンナがベールを外すと同時に、俺に飛びかかって来た。



「シュウ君! シュウ君! シュウ君だぁ~!! 嬉しいよぉ~!! やっぱり私とシュウ君は、運命の糸で結ばれていたんだね!」


「お、おう。」



アンナが俺に抱き着いてそう言ってきた。さすがは王族の血を受け継いでいる王女様だ。以前見た時よりも綺麗になっていたし、聖女とうたわれていても当然の容姿だった。そして、やっぱり血が繋がっているジェシカさんにも何となく似ているとも思ったのだった。



「聖女様、お戯れが過ぎます。お気持ちは分かりますが、此処ではちょっと……控室へ移動された方が宜しいかと。」


「あ、そうですね。申し訳ありませんでした。」


「では私はこれで、シュウ、後は聖女様の侍女に話を聞いてくれ。」


「わかりました。」



総長がこの場から去って行ったので、俺達も移動することとなった。



「シュウ君行こう♪」


「お、おう。」



俺はアンナに引きつられて控室へとやってきた。扉を開けて中に入ると、1人の侍女が待機していた。



「って、ローザじゃん。久しぶり。」


「えっ? ……もしかして、シュウく……様でしょうか?」


「そうだよ、忘れちゃった?」


「い、いえ、そんなことは有りません。お久しぶりですね。」


「そ、そうだな。」



何か記憶の中にあるローザとイメージが違い過ぎて、ちょっとだけ居心地が悪いと言うか違和感が凄いんだが……



「もう、ローザちゃん! シュウ君だよ? どうしちゃったのよ。」


「私は聖女様の侍女だからでして……」


「久しぶりだし、此処には私達しか居ないんだもん、大丈夫だって。」


「ですが……」


「そ、そう言えば、ローザは聖騎士目指して頑張ってたんだったけな。どんな感じだ? 特訓とかはしているのか?」


「……いえ。多分私には聖騎士は無理だと思われます。」


「何か有ったのか?」


「・・・・」


「ま、まぁ、言いにくいなら別に言わなくても良いけどな。」


「いえ、どうも私には剣や盾に関する才能が無かったみたいなのです。だけど、アンナちゃ……アンナ様に仕えたいがため、侍女になることにしたのです。」


「そ、そうか。」



やっぱり俺の知っているローザじゃないな。いくら聖騎士に成れなかったとしても、変わりすぎじゃね?

そんな雰囲気を感じ取ったのか、アンナが言ってきた。



「ローザちゃんが侍女になるって言いだしたのが、ついこの前なんだけどさ、それ以降こんな感じなんだよね。」


「お付きの侍女なら当然です。」


「……ね? こんな感じなのよ。シュウ君、何とかならないかな?」


「とは言ってもなぁ~」



本人がそう言っているのを無理やり捻じ曲げてもロクな結果にしかならないと思うが……



「そ、そうだな。剣や盾の才能が無いってどうして分かったんだ? まだ若いんだし、これから覚えるかもしれないだろ?」


「いえ、これでも帝都に来てからずっと修業はしていました。ですが、スキルを授かることも無かったし、レベルが上がっても、そっち系のステータスはあまり上がりませんでしたし……」



何となく気になったのでローザのステータスを見てみることにした。


-----------------------------------------

名前 :ローザ

年齢 :8

種族 :人族

状態 :普通


LV :10

HP :10/10

MP :50/50


STR:9

VIT:8

AGI:29

INT:11

DEX:48

LUK:5


スキル:魔力感知、魔力操作、光魔法、礼儀作法


称号 :魔法使い、聖女の侍女

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確かに剣術や盾術は持って無かった。ステータス的にも武器を持って戦うには適してないし、重い武器を振り回すのは難しいのかもしれない。

と言うか、これってスカウト系のステータスじゃね? だとしたら聖騎士に向いていないってのも理解出来るな。だが光魔法が使えるスカウトか……それって良いのだろうか?


それにしても、アンナとローザはレベルが10も有るのか。サムやレリウスよりも高いし、ずいぶんと努力したんだろうな。

努力をしたからこそ、聖騎士になれないと知った時のショックが大きかったと思われる。



「まぁ、その、何だ……き、気にすんな。」


「お気遣い感謝いたします。私は全てアンナ様に捧げると誓ったのです。後悔は有りません。

 これからはシュウ様共々、アンナ様に尽くす次第です。」


「えぇ! ローザちゃん、シュウ君のことはどうするの?」


「アンナ様……私はアンナ様の侍女で満足していますから。」


「……やっぱり、あの時からそうだったんだね。」



あの時と言うのは何のことを示すのかは分からないが、アンナがそんなことを呟くと、ため息をついたのだった。


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