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Fatalité-ファタリテ- ~余命300年の天使さま~  作者: ガルシア
第一章 レベル1
8/62

05.作戦会議



 ピ「そんな王女様とお姫様がなぜ捕まってしまったんですか?」


 プ「それは、」


 エ「私が悪いの!!」



プルラさんが話そうとした瞬間、

エティカちゃんが泣きそうになりながら話始めた。



 エ「わたしが、わたしがお姉ちゃんを森の湖に連れていきたくて、むりやりつれて・・・」


 プ「エティカ。 もういいよ、お前の所為じゃない。」


 エ「う゛わぁああん」


 プ「よしよし、大丈夫、だいじょ」


 ドンッ!

 「うるせぇぞ! そのガキ泣き止ませろ!!」




エティカちゃんの鳴き声を聞き、

誘拐犯の一人が馬車の側面を殴る



 ピ「・・・」


これじゃしばらく聞き耳をたてられているかもしれない



 「・・・湖に先に走って行ってしまったエティカ様をあの人間たちに捕らえられ。」


 「エティカ様にナイフを突きつけられて我々は・・・」



お姫様を人質に取られちゃ何もできないよね・・



 ピ「そうですか。事情は分かりました。」


 エ「ぐすっ。わたし、わるいこ?」


プルラさんの腕の中で大泣きしたためか、

大きな目が目が少し赤い



 ピ「ううん。エティカちゃんはただお姉ちゃんを喜ばせたかっただけなんだよね? だったら、全然悪い事じゃないし、むしろいい事だよ? 悪いのは外で私たちを見張っている人間たち。」


 エ「うんっ」




そう、エティカちゃんは悪くない。

確かにお姫様としての自覚が少し足りないけど、この子はまだ幼い。

その自覚を求めるのはまだ先でいいはず


捕まる事態になったのはこの計画を立てた者たちだ





 ピ「とりあえず、どうやって彼らの隙を作るかは私のフラッシュでいいとして、手錠などはどうしますか?」


私は手錠をされていないが、プルラさんたちはされている。



 プ「私たちは問題ありません。手錠されてるとはいえ、体の前で手錠されているので動きづらいですが、武器を持って戦うことは可能です。」


 「いざとなったら殴れますしね」

 

 「足も自由なので蹴りも出来ます」




中々えげつない事いうなぁ



 

 ピ「・・わ、わかりました。でわ、とりあえず私は隙だけ作ればいいんですね?」


 プ「はい。あ、あと可能ならエティカをお願いできますか?」


 ピ「! はい。わかりました、エティカちゃんは任せてください。」




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