04.別種族2
プ「あ、でも。次に習得可能スキルの欄は私たちにはありません。」
ピ「そうなんだ。・・・あ、このレベル2になったらヒールが使えるってところだよね」
プ「えぇ。 習得しているスキルは出ますが、次習得できるスキルは表示されないはずです。」
・・『ヒール』か、名前的に回復魔法かな?
このレベル8になったらできる『創造』っていうスキルが気になる。
エ「あ! この『フラッシュ』が使えるスキルだよ!」
ピ「どれどれ? ・・・まばゆい光を放ち、敵の目をくらます・・・・え?それだけ?」
ちょっ、え。
攻撃魔法ないじゃん!
ピ「・・・本当にこれだけしか覚えてないの私・・・。」
プ「いえ、目くらましをしてさえ頂ければ。あとは我らでなんとか出来るかもしれません。」
ピ「え!?」
今この檻の中にいるのはプラムさんと、エティカちゃん
それと、同じ種族であろう女性2人
ピ「向こうのほうが人数では勝っていますが、いけるんですか?」
プ「はい・・我らダークエルフ族は殺傷能力では他のどの種族より格上です。」
さ、殺傷能力・・・。
プ「少しでも奴らの気をそらせられれば、すぐ逃げ出せると思います。」
ピ「わかりました。・・・そこのお二人もそれで構いませんか?」
「はい。陛下の決断ならば。」
「我らはそれに従うのみ。」
・・・・ん?
ピ「陛下?」
「はい、こちらのプルラ様は我が国の王女様です。」
「そして、エティカ様はプルラ様の妹、つまり姫様でございます。」
は!?
王女様と姫さま!?
エ「ばれちゃったねー」
ピ「いや! 早く教えてよ!!」
プ「まーまー。 そんなこと今はどうでもいい事ではないですか。」
いやいやいやいや
ぜんっぜん! どうでもいい事じゃないからね!?