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Fatalité-ファタリテ- ~余命300年の天使さま~  作者: ガルシア
第一章 レベル1
3/62

00.転生2




 春「ちょ、ちょっと待ってください! 300年ってなんですか!?」


 天「あぁ、あなたには天使としてその世界に降り立っていただきます。」


 春「天使!?」




天使様の言っていることが全然頭に入ってこないんですけど!!





 天「先ほど言った通り、貴方には天使(代理)としてその世界を救っていただきます。

もちろん、300年後【アギュラ】を無事倒すことができれば天国に行かせていただけるでしょう。」


 春「もし・・もし倒すことができなければ?」


 天「その世界は【アギュラ】の手により、すべての生物が滅びるでしょう」


 春「え!?」




私の責任重大すぎない!?




 天「そうなってしまえば、【アギュラ】は他の世界にも手を出しかねないのです。・・・まったく面倒な。」


 春「私がその【アギュラ】に勝てるんですか?」


 天「無理ですね」




無理!?


いやいやいや、そんな笑顔でいう言葉じゃないでしょ!





 春「え!?じゃあ私はまた死ぬために生き返るってことですか?」


 天「えぇ、貴方がどんなに頑張っても【アギュラ】には勝てません。しかし、再び【アギュラ】を封印することは可能です。」


 春「封印・・・」




封印って、なんかRPGの魔王とかを思い出すな




 天「そうです。封印を行うには彼と同じレベルのものが【アギュラ】の額の目に触れなければなりません。」


 春「額の目・・・・あ、同じレベルって?」


 天「200レベルです。」


 春「200・・・」


 天「はい。200レベルです。」




200・・・・200!?




 春「あの、一般的なレベルの上限って!」


 天「100レベルです」


 春「あ、はい。」




200ってチートじゃーん




 天「もちろん最初は1レベルから始めてもらいます。」


 春「ですよねー」



300年かけて200レベル・・・・今から気が遠くなる。





 天「あっと、そろそろ戻らなくてわ。」


 春「このまま転生するんですか?」


 天「そうですね、姿は・・・最初はそのくらいの若さのままでいいでしょう。 あ! そうそう名前は変えてくださいね。」


 春「え。春じゃダメなんですか?」


 天「貴方がその名前を気に入っていないでしょう?というか、その名前で送ってきた人生を貴方は嫌っている。・・・それが問題なんです。」


 春「!」




その言葉には何も言い返せなかった。


だって、私の人生は・・・・




 春「わかりました。・・・じゃあゲームでも使ってる名前で、『ピケル』っていう名前はどうですか?」


 天「ピケル・・・わかりました。その名前ならいいでしょう。でわ、そろそろ行きなさい。」



 春「えっ!早くない!?まだ、色々聞きたい事g」







その言葉を言い終わる前に目の前が真っ白になって


私は意識を失った




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