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第四十話 VS北之木高校①

AM10:00…



両チームがそれぞれアップを始めている

今日の試合は光飛高校の体育館でだ



「先生ご無沙汰しております…今日はわざわざ来て頂きありがとうございます」

いつものだらしなくて教師失格の川島が

脇谷の前で深くお辞儀をしていた

その様子を隣で見ていた優華ちゃんが誰よりも驚いていた


「こちらこそよろしく頼むよ」

口元を少し歪め川島に軽く挨拶をする

「今日は胸を借りるつもりで挑ませて頂きます…」

「川島君、そんな言葉はいらないよ…こっちは大差で下すつもりでいくからね」

「えぇ…そうでしたね、先生に綺麗な言葉はいりませんでした」

川島は我に返った、これはただの練習試合ではない

公式戦と変わらない試合なのだということに



試合開始時間が刻々と近づいていく中


「あのSF1年生何だなオラァ…景峰と似た体格だな」

「でもあいつが入ってから北之木は余計強くなったすからね…」

「マークはお前が付くんだから責任持って付けよ!」

「分かってるっすよ」

少し門松は不安を抱いていた…だが試合前だそんなこと忘れよう



「景峰ー今日はお前中心にボール渡すから扇田がハイポストでDFを引き付けるから

 その間にフリーになったらボールもらってガンガン点取って構わんからな」

「お前のバックアップは俺に任せろオラァ…!」

「はい!最初から決めるつもりなんで…」


「夏川、自分の役割を試合中必ず頭の片隅に置いておけよ」

「了解です…真一さんみたいなプレーはできませんが

 自分の役割を果たしメンバーの能力を最大限に引き上げていきます」

(へっ…一番難しいことじゃねぇか…頼もしいぜ)




いよいよ両チームの準備が終わり最後の確認をベンチで行う


「いいか、今日の試合の結果によっては今後の俺達の内容が変わっていく

 そういう意味ではこの試合…絶対落とすな!」

川島からの激を受け一同は士気を高める

「よっしゃ行くで!!」


先にセンターサークルに光飛高校メンバーが並ぶ


「加減はいらない、思う存分叩き潰してきなさい…」


「行くぜ氷くん…今更ちびるなよ?」

「大丈夫っすよ!早く試合がしたくてウズウズしてるぐらいですから」


遅れて北之木高校のメンバーがサークルに並び

両チーム向かい合う…その時の視線が異様なものに気づいた

審判が両チームの選手を確認し



「黒!北之木高校、白!光飛高校で始めます…礼!」



お願いしまぁっーーーす!!!



ついに試合が始まった……

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