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剣で剥く  作者: ICMZ
18/123

講習2 ホスタイルネゴシエーション1

土曜日 朝9時 ちょいすぎ 公会堂 Day6 


ばばぁ :「折角 座らせたのに」

高田  :「遅れてきあがって」


とか色々な声が聞こえる メモに軽く書いておく

さて交渉の時間だ!


タケシ :「まず 柳田さん いますかーー?」

柳田  :「ハイ 私です」


バーバリーのアクセにクチネリ

高そうなベージュの服を着たおばさんだ

どうりで3000円でいいっていうわけだ オカン ナイス人選


タケシ :「柳田さん 本日はこのような場を

      設けて頂き誠にありがとうございます

      ただ 内の母親からはどのように話が伝わってます?」

柳田  :「えっと タケシさん ですよね? 

      家庭教師をやりたがっていて いろいろ資格をもっていて

      人も多い方がいいとの事で」

タケシ :「講習料、値段については話 伝わってます?」

柳田  :「1時間1人3000円ですよね?」

高田  :「たけーよ」 って声が聞こえる  メモに軽く書いておく

タケシ :「OKですね、 じゃー 軽く自己紹介

      自分が得意なのは品質管理です

      教えられるのは国際的な数学と英語 

      あとは超効率の良い国語の勉強の仕方ぐらいですかね

      大学院を出ており あなたたちが耳にする事がないような

      TS/ISO/QSとかの規格やフィーマ いわゆる

      FMEA Failure Module Effect Analysisとかに精通しており

      それに伴い いくつか資格もとっております」

タケシ :「会社自体は結構渡り歩いており」

高田  :「落ち着きがねーナー」て声が聞こえてくるが無視して 

タケシ :「ついこの間会社を辞めて新しい所に入ったばかりです

      辞めた理由はバランスシートと環境を見て

      ああ この会社 潰れちゃうなーーてことで早めの離脱です

      それで ですね もともとは 次の仕事が見つかるまでの

      つなぎとして 家庭教師といえばいいか講習を考えていたんですが

      既に次の仕事が見つかっており自分としては折角の土曜日

      いちいち追加の仕事はしたくないんですよー」


ざわざわ


タケシ :「講習の準備はしてきておりますが

      ぶっちゃけた話 キャンセルしません?」


横から なんかいろいろ言ってくるのを


タケシ :「すいません!! 今 柳田さんとは会話をしているので

      周りは黙っててもらえますか!!」 とピシャリと言い放つ


1対15の交渉だと 正論だろうが何だろうが数で押し切られる

残念ながらそれを乗り越えるカリスマは俺にはない

なので 柳田さんを代表と扱うことで1対1の交渉に持ち込んでいる 


柳田  :「でも準備してきてるんですよね?」

タケシ :「ちゃんとカリキュラムも作成しております。。。が

      今キャンセルすれば 全員の土曜日の時間及び3000円の講習料が

      戻るんですよ? 3000円あれば美味しいもの

      食べられると思いません?

      俺も家に帰ってゲームできるんで」


ざわざわ


高田  :「大の大人がゲームかよ!」


ごくっと1口 コーヒーを飲んでから


タケシ :「帰りたい人は帰ってください!」


ここまで言われて帰る人が出ないのが日本という国の特徴かな

ふざけんな! 帰る! って人がいたら楽なんだけどなー


タケシ :「本を読む そこに絵が追加され漫画となる

      そこに音楽と動画が追加され ドラマや映画になる 

      そのドラマや映画の主人公となり

      ストーリーの選択ができるのが

      ゲームというメディウム という認識です

      ゲームを否定するのは間接的に読書 映画鑑賞等も

      否定していると 捉われるかねないですよ?」

タケシ :「まー いいや

      それで 柳田さん もともと2~3人なら 個々に合わせて

      最大10人なら講習ということで準備しておりましたが

      今ここに15人いますよね?」

柳田  :「ハイ」

タケシ :「てことで あなた 名前は?」

高田  :「高田だが」

タケシ :「子供を連れてお帰りください」

高田  :「は?」

タケシ :「は? じゃなくて帰れって言ってるんですよ!

      ファッショナブルレイトって言葉 知ってます?

      知ってたら  遅れてきやがって なんて言わないですよ普通

      だいたい あんた さっきから 色々ヤジってますよねー

      なんでそんなあんたの子供の為に

      この俺が時間 使わなきゃいけないんですか?」

高田  :「それは俺達が客であって」

タケシ :「客が店を選ぶ権利があるように

      店も客を選ぶ権利があるんですよ」

高田  :「でも金を払うのは」

タケシ :「あなたのお金なんていらないです! お帰りください!」

高田  :「。。。。。。。。。。。。。。」


シーンとしている

いや 高田 早く帰れよって思うのだが動かねーんだよな しゃーねー

スクリーンの前に行きリュックを拾う


タケシ :「柳田さん 交渉決裂です」

柳田  :「ハイ?」

タケシ :「自分はそこにいる高田さんの子供に講習をするつもりはない

      また彼からお金を受け取るつもりが無い

      でもその彼が帰らない なら自分が帰るだけです」

柳田  :「ちょっと 困ります!」

タケシ :「俺に言わないで高田さんに言ってくださいよ! 

      ()()()()()()()()()()()()

      この講習をキャンセルしたんですから」


皆の目が高田にいく


高田  :「な! なんだよ! わかった 出てけばいいんだろーー

      太郎 行くぞ!」


そして高田とその子供が出ていく

次に白と緑のシャツを着た子供、その後ろのおばあちゃんに 対して 


タケシ :「お帰りください。。。。。。。。」

老婆  :「。。。。。。。。。。。。。。。」


目を離さない。。。。数十秒後 子供を連れて帰っていった


タケシ :「ごくごくごく ぷはー コーヒー沁みるーー」

タケシ :「次に今日 遅れた理由なんですが 

      とある話を聞いたんですよ 興味深い話でしてねー

      思わず最後まで聞いてしまいましてねー

      自分の知ってる英才教育 伸びる芽の会 

      だと20人のクラスで1人から時給1万でしたからねー

      そこから逆算して自分のやり方だと3000円って計算したんですが

      なんでも3000円の講習料が高いと

      高いと思うならなんで来たんだって話なんですよねー」

ばばあ :「。。。。。。。。。。。。。。。」

タケシ :「あとお金を払うつもりもないとも話してましたよねー」

ばばぁ :「。。。。。。。。。。。。。。。」


そして二人のおばさんを手のひらで指してから指で入口をさす  


タケシ :「お帰りください」

ばばあ :「え?」

ばばぁ :「え?」

タケシ :「お帰りください」


。。。。。数十秒後2人が子供をつれて外に出ていく


おばさん:「あのーー?」

タケシ :「問題ないですよ お帰りください」


ママ友に誘われて思ったより高かったケースだろうなーー

そしてもう一人が申し訳なさそうに子供を連れて立ち去る


タケシ :「さてと、これで10人ですか。。。

      講習を始める前に 今 見て聞いてもらったとおり

      俺の事 こいつやべーなーって認識で会ってますよ

      とはいえ 折角土曜日の朝 

      わざわざこの公会堂まで来ていただき

      机と椅子もセットされたんで

      折角だから講習を受けてみませんか?

      それで 合わなかったり 値段に見合ってなかったり

      とかだったら来週から来なければいいだけの話なんで」

別の親 :「あのー 質問よろしいでしょうか?」

タケシ :「はい どうぞー」

別の親 :「講習を受けたら成績 上がりますか?」

タケシ :「多分 下がりますね」

別の親 :「えっ? 下がるんですか?」


ざわざわ


タケシ :「えーと ここで ()()()()()() に子供が通っている人は」


3人の親がてをあげる


タケシ :「は問題ないです 私立の場合 教員はしっかりしており

      生徒の将来の事を考えております

      その為 自分の講習を反映させても認めてもらえます

      まあ 年収600~1千万越えなんで

      それに見合った仕事をしており そこはしっかりしています

      教わってない方法でもテストの答えがあってたら問題なしです

      予習をしてきた 塾で学んできた等の理解があるので

 

      逆に公立の場合 教員が手取り15万~27万とかなんで

      まー 割に合わないんですよ

      授業 テストと宿題の採点 部活動とか

      PTAと家庭訪問とかいろいろあってね

      そうすると 心が病んでくるんですよ

      そうなると子供の将来の足を引っ張るため

      またアイデンティティーを保つため自分が偉いと考え始め

      ()()()()()をしだすんですよ

      まぁ 給料と労働の割合が合わなければ

      そうなるのは仕方がないんですけどね


      例えば今日の講習内容は a • b = b • a なんですがね

      たとえば 3人の子供に5つの飴玉をあげる

      飴はいくつ必要なのでしょうか?

      3 * 5 = 15 て書いて私立の先生は〇になります

      でも 公立の心が病んで足を引っ張るタイプだと

      3 * 5 = 15 だと駄目で

      5 * 3 = 15 じゃないといけないとか言い出すんですよ

      要は自分勝手に国語の文法を取り入れたり 

      自分ルールでなにかと点数を下げようとしてきます


      数学っていうのは()()()()()()です!

      言葉がわからない国でも数学は世界共通です!

      またプロセスよりも()()()()()()()()()()()()()

      数学から派生した物理学の仕事の定義は

      物を動かそうとして物が動いたら初めて結果となります

      どんなにがんばっても物が動かなければ

      仕事はしていない事になります

      結果重視です 問題の解き方はあくまでプロセスであり

      またそのプロセスは必ず1つとは限らない

      

      そんなことすら知らないから低収入なんでしょーねー

      テストの答えがあってても

      このやり方教えてないから✕とか平気でやってきます

      いわゆる自分の視野 小学生の自分が担当の間だけを見ており

      生徒の中学、高校、大学、社会人としての

      将来を全くと言っていい程 考えてないんですよ!


      公立の先生で素晴らしい人がいるのは確かです。。。が

      子供の将来に害となる人がいるのも事実です

      残念ながら仕事内容と給料って

      何かと比例したりすることが多いので」

別の親 :「じゃーもしそういう先生に当たった場合は

      話しあって理解してもらうしかないんですか?」

タケシ :「そうしたければ そうなされば いいんじゃないですか?

      。。。無駄だと思いますけど」

別の親 :「無駄なんですか?」

タケシ :「いや可能性がないとは言わないですよ

      意外と理解が合ったりとか

      面倒くさがって次からOKになったりとかありますから

      でも上をターゲットにした方が早いんじゃないかなー」

別の親 :「上ですか?」

タケシ :「例えばですけど テレビ番組で放送に

      ふさわしくない事があったとします

      テレビ局にクレームいれても 

      こめんなさい てへぺろ だったりといなされますけど

      スポンサーにクレームいれると話が全然 変わります

      番組即打ち切りとか

      

      アメリカとかでよくある手法 マネージャーを連れてこい

      手慣れたクレーマーとかが よく 

      お前じゃ話にならん 上司を連れてこい 

      

      ってありますが それって上からの圧力が効果的って

      いうの熟知してるからなんですよね

      まー教師も同じです

      いちど話をして筋を通すのは大事ですが

      一度抵抗しはじめたら たとえば自分の数年の教え方を

      否定されてゴネ始めたら どんなにがんばって

      話し合おうが無理ですね

      だったら理解してもらうターゲットを

      上に変えた方が早いですよ?」 

親達  :「。。。。。。。。。。。。。」 

タケシ :「何だかんだで30分たってますね 他に質問ありますか? 

      なさそうですね

      自販機が公園の入り口にありましたね

      講習は飲み物持ち込みOKです

      あと音と匂いのしない食べ物もOKです

      これから1時間なんで

      トイレ行きたい人は今のうち行ってきちゃってください」

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