価値観ゲーム その4
土曜日 朝9時45分 ちょいすぎ Day48
タケシ :「さてと 他の解決策わかりますか?」
しげゆき:「というより ちょっと待ったーー!
おかーさん 最初からチョコレート持ってたのかよ?」
重行母 :「持ってたわよ」
しげゆき:「じゃー何で くれなかったんだよ!
お風呂掃除とか約束させて」
重行母 :「それはね タケシ講師の指示書に
チョコレートをお願いされたら渡すように
ただ交渉された場合は厳しく
って書いてあったからよ」
タケシ :「しげゆき君 あなたは交渉したのです
お願いしたのではありません」
ヒナタ :「。。。ねー タケシ講師ー」
そういいながらパクっ とチョコレートを食べる日向さん
ヒナタ :「日向 このチョコレート大好き♡
もうちょっとくれない?」
タケシ :「いいですよ
私に直接ねだるのは解決方法の一つです
あっ! 日向さん クッキーもいります?」
ヒナタ :「いるーー」
子タケシ:「ちょ ずりーぞ!」
タケシ :「なんでズルいんですか?
アイディアや行動を行った結果です
というか 他にありませんか?
答えを見せてもいいですが そしたら終了になります」
さとし :「うーん 思いつかん」
***数分後***
少し考えさせてから
タケシ :「わかりました じゃー これらが解答の 一部です」
そして 次のスライド
借りる
買う (お金をはらう 1円からでもOK)
交換する
ねだる
投資してもらう
チョコレートを他の人と分け合う
講師のリュックから盗む
**奪うと盗むの違いを主張する
ごまかす
**キャラメルまたはゴミをチョコレートの紙に包む
チョコレートを分ける
**大きさを指定してません 半分に割って数を増やしたり等
ルールについて交渉する
**キャラメルあげるから2個で2つもらえるようにしてーー
タケシ :「レンさん がやったのは 借りる行為
ヒナタさんがやったのは ねだる行為 解答の範囲内ですね」
裕也 :「誤魔化すと盗むは無理だろ―」
しげゆき:「あと チョコレートを分けるっていいのかよ!」
タケシ :「昔 期末試験で1ページなら持ち込み可能
いわゆる1ページ分情報や似た問題と解答を書いた紙を
持ち込めるってのがあったんですが
凄い大きい紙にびっしり書いたものを持って行って
教授にドン引きされた事があります
そして次から
1ページB5サイズと紙のサイズを指定するようになってました
あと 地理の試験で イエスキリストが生まれた場所を
〇で囲みなさいって問題で でっかい〇を書いたら正解でした
クラスメイトが小さい〇でずれててペケをくらっていて
大笑いしたことがあります
ちなみにこれらは 一例です 他にも色々あります」
さとし :「いや でもルールについて交渉とか
っていくら何でも想定外すぎるだろ」
たかゆき:「ちなみに ここで書いてないのって?」
タケシ :「賄賂を渡すとかですか?」
裕也 :「ちょ それダメだろ!」
タケシ :「じゃー 袖の下を渡すで」
裕也 :「いや 言い方かえてもダメだろ!」
タケシ :「まー 日常生活ではダメですけどね
今回の目的はあなた達に考えてもらう事です
自分の価値観と その価値観が人と違う
また 価値観や常識によって答えが考えられない
という経験をしてもらいたかったのです
ちなみに わたしが今回のゲーム中に
考える 考えてみましょうって何回いったか分かる人いますか?」
エリカ :「50回」
タケシ :「大正解です エリカさん 数えてました?」
エリカ :「いや 大体そうかなーって
あと講師の事だから切りのいい数字が好きかなーーって」
タケシ :「さすがです クッキーをあげます」
エリカ :「やったーーー」
かずと :「ちなみに 講師 一番簡単な勝ち方とかってあるの」
タケシ :「ありますねー
まー 自分が考えていたのは【ゲームライアー】って
漫画の椅子取り おしくらまんじゅう の応用ですか」
全員 :「?????」
タケシ :「ゲームが始まったら皆のチョコレートを 一カ所に集めます
そして皆さんが背を向けて周りに座ったら
強奪がダメな為 私は手がでません
開始30秒で全員が勝ちになります」
子タケシ:「ちょ! そんなのでいいのかよ!」
タケシ :「ルールに則ってますしね
というか全員が個人で挑むとは思わなかったんですよ
どこかチーム作るかなーー とか思ってたんですけどね」
さとし :「チーム作るのは考えたんだけどなー」
タケシ :「例えば ルールでは盗みができるように
1分以上のブロックは禁止してますが
例えばエリカさん と かずと君が
お互いのチョコレートを交換した場合
自分のチョコじゃないのでずっと手でブロックし続けられますしね
そしたらそれで勝ち 確定しますし」
裕也 :「ちょ そんなんでいいのかよ!」
タケシ :「あと 皆さんに想像してもらいたいのですが
もし 今日ゲームをやらなかった場合
チョコレートを3つもらったらウハウハでやったー 3つ得した――
って思うはずなのですが
追加で2個もらえるって聞いたら3つ持ってるのが当たり前
っていう価値観に変わってませんでしたか?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
タケシ :「欲を持つことはいい事です 欲張りはいい事です
まー 節度は必要になりますけど 欲が無ければ進化は ないですし
ただ そのせいで 本来の価値観と別の価値観を持つように
なってしまった場合 注意が必要です
そういう意味では エリカさんと裕也君 あと たかゆき君は
情報に揺れる事なく 一貫してチョコレートを守ってましたね
素晴らしいです クッキーを追加であげます」
タケシ :「逆にタケシ君は細かい情報まで気を配っていましたね
例えばキャラメルと苺キャラメルの違いとか」
子タケシ:「あれ 違いあったの?」
タケシ :「ぶっちゃけた話 違いは無いです
無駄な情報を流したかった だけなので」
子タケシ:「無駄だったのか」
タケシ :「ただ 無駄な情報だけど それをうまく使えたりする人が出るかなー
出たら凄いなー とは思ってましたけどね
例えば率先して苺キャラメル1と通常キャラメル2を交換して
価値を確定させたりとか」
子タケシ:「なんか出来そうな気がしたんだけどなー」
タケシ :「考え続けている間にも常に状況が変わっている
っていうのを経験してもらいたかったので
Think outside of the box
いわゆる常識に囚われない方法を考えてみよう
なんてアドバイザーが言ってきたりしますが
ぶっちゃけ そんな事て言われても困ります
なので私はゲームを通して皆さんに
それを実際体験してもらいたかったんですよ
今回はそれが目的です」
さとし :「なー 講師ー 俺のチョコ2回 どうやって取ったの?」
タケシ :「それは企業ヒミツです
申し訳ありませんが お答えできかねます」
タケシ :「休憩に入る前に何かほかに質問ありますか?
無ければ休憩 そして ちゃっちゃと復習をやって終了です」
***1分後***
タケシ :「まー続きを始める前に皆立ち上がってください はい伸び――――」
講習生 :「伸び――」
タケシ :「はい屈伸」
講習生 :「屈伸」
タケシ :「いいですね はい 伸び――」
講習生 :「伸び――」
タケシ :「はい両手をあげてーー いいですねーー
ずっと座りっぱなしだと疲れちゃいますからね
トイレ行きたい人は今 行ってきてください」
***5分後***
タケシ :「じゃー後半を開始します
ここまで来たら実際の問題を解いてもらうだけ なんですけどね」
そして方程式で小456の問題を数問とかせて終了
タケシ :「皆さん 本当にお疲れさまでした
これにて数学の講習は終わりとさせて頂きます
来週からは早起きしなくていいですし
私も朝からゲーム楽しんじゃいます
お酒も多分飲んじゃいます
人生を謳歌しちゃいます
でも 基本的に儀式って大事なんですよ
なので 一本締めをさせて頂きます
一本締めって分かりますか?」
ケンタ :「柔道の技?」
タケシ :「ははは 毎回柔道の技をやってたら身が持ちませんよ
えーと 大きく拍手1回です
両手を広げて 合図したら パンってお願いします
こうやって いよーーーー で パンです」 数人が叩く
タケシ :「こら 練習で叩いちゃダメですよ
あと かずと君のお母さん
隠れてても見えてますよ 叩いちゃったの
タケシ君のお母さんみたいに間違っても堂々としてください
いいですか? いよーーー パンですからね
だから練習で叩いちゃダメですよ
まー じゃーー 皆さん 本番行きますね」
タケシ :「ごくごくごく ぷはーーー コーヒー 沁みる―
この度 無事 皆さまが最後まで講習を受けられた事
毎週よく学んでくださいました!
そして 保護者の方々 ヤバい人間の講習に毎週
よく子供を連れてきてくださいました!
私が教えたことは
あなた方のこれからの人生に役に立つと信じております!
立たなかったらごめんなさい
あなた方のこれからの人生が知識により豊かになる
その願いを踏まえ
講習が終了した事をここに宣言すると共に
一本締めで締めくくりさせてもらいマス」
大き目な声で
タケシ :「皆さま! お手を拝借!!」
そして大きく息を吸い込む
タケシ :「いよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
パン!!!
タケシ :「ありがとうございましたーー」 そして パチパチパチ――
その後 ラップトップとプロジェクターをしまって
柳田さんをはじめ、保護者の方々と話して
英語の講習やプログラミングの講習とか
出来ない事もないけど とりあえず パスで
そして 講習生と話して
終了!!!
長かったーーー
やっと解放された――
給料いいんだけど 拘束時間とかを考えると どっこいどっこいかなーー
プレゼン作って その練習をしてで スンゲー時間取られてたし
タケシ :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
なんとなく 公民館へ帰り道 寄ってみる
なんか 授業を2階でやってるっぽい
こんこん ガラガラガラ ガラス戸を開けると 大人4人と子供4人がいる
高田 :「あっ! あんたか」
タケシ :「おっ! やってますねーー これ 差し入れです
要らなかったら捨てちゃってください」
リュックにある 余っているチョコレートとキャラメルを全部置く
子供4人:「あっ! チョコレートとキャラメル―」
タケシ :「甘いものは頭の回転に必需品です でわ 失礼します」
そして帰ろうとしたら
高田 :「なー あんた
柴村君 無事 保護されたってよ」
それを聞いて 親指を立てる
そして ガラス戸を閉め、階段を下りて 公民館から出る
その後 家に帰り車でスーパーへ
ハイボールといくつかのお菓子とお惣菜を購入
家に帰ると オカンが電話している
オカン :「あら わざわざご丁寧に―」 とか言っちゃってる
オカン :「えー そんな事 言ったの?
あの年でゲームばっかしてねー
あー コットンなんちゃらって奴らしいんだけどねーー」
毎週 同じ話してるなーー
話し相手いったい誰なんだろ? まー いっかー
テーブルでお惣菜とご飯をハイボールで流し込んでから 缶を数本もって自室へ
今夜は200人レイドだレイド
さー どーなることやら




