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The Evil of Neutrality  作者: 遠藤俊介
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1.国境の町ナポレーノ

初投稿です。

皇暦1969年、ウェストリア王国、国境の町ナポレーノ




そこには今年5歳になる子供がいた。

「ロリータ遊ぼうぜ!」

ロリータにはショタロウ、リンドルフという二人の仲の良い友達がいた。

「ごめん、今日はお母さんの体調が悪いから」

ロリータのお母さんは病気がちだった。

「そうか、お大事にな〜」

「ありがとう!」




この町には壁がある。

イーストリア王国との国境にある壁だ。

「いつか壁の向こうに行ってみたいなぁ」




ウェストリア王国とイーストリア王国は太古の昔、戦争があった。

その戦争で多くの人が死に、建物が燃えた。

戦争はセントリア王国の干渉により終わった。

その際、国境の間にセントリア王国によって壁が作られた。

この壁は何千年もの間ニ国の間の平和を維持し続けた。




「おじさん、薬ある?」

「ロリータちゃん、いつも偉いねぇ」

ロリータはお母さんの薬を買いに行った。

「この薬を飲んだらきっとお母さん元気になるからね」

「ありがとう!おじさん」




「薬買ってきたよ!お母さん」

「いつもありがとうね、ロリータ」

ロリータは母親に抱きついた。

「元気になってね!」

「うん、きっと元気になるよ」

そう言って、母親もロリータのことを抱きしめた。

「大好きだよ、お母さん」

「私もよ、ロリータ」




ロリータの父親は軍隊に所属している。

ウェストリア王国とイーストリア王国の間は平和になったといっても、所詮は昔戦争をしていた国同士である。

仲がいいとは言えないのだ。

ロリータも父親と会ったことがあるのは数回だ。




そう、所詮は形だけの平和なのだ。


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