表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/37

7

良太は、大学生になり、

今のところは、

優に見つかることもなく

平穏を取り戻していた。


流石に今すぐに彼女を作る気には

なれなかったが、

ちゃんとした彼女が欲しい欲は、

有り余っていたのだ。


今度こそ

ちゃんとした彼女を作りたいと思い、

大学でも厳選していたのだ。


しかし、見れば見るほどわからない。


良太の性格が明るかったので

友達はたくさん出来たのだが、

彼女にしても大丈夫なのかと思うと

話をしている限り

わからなくなっていったのだ。


大学生にもなると、

女の子達の話がエグいのだ。


彼氏を取っ替え引っ替えしている子や

セフレがいる子、

彼氏がいても関係なく誘っている子もいた。


良太は、

今度こそちゃんとした恋愛がしたかった。

だからこそわからなくなっていたのだ。


大学に入り、早一年。

全く彼女ができる気配はない。


そんな良太を見かねた友達が、

合コンを開いてくれる事になった。



良太は、期待していなかった。

大学が違う子達とは、

聞いていたが、

同じ大学の女友達と

同じような子達だろうと思っていたからだ。



合コンが始まり、

最初は、

みんな猫を被った感じで話していたが

お酒が入ると、

やはり話がエグくなっていった。


良太は、

やっぱりそうなのかと思っていたが

一人の女の子だけが、

そう言った話には乗らず

恥ずかしそうにしていたのだ。


角谷香織


年は一つ上だが、

同じ二年生だった香織が、

良太は、気になり始めたのだ。


合コン中も、話してみると

純粋で、恥ずかしがり屋な女の子で

好印象だった。


どんな趣味があるのか、

どんな男が好きなのか、

どんなデートに憧れるのかなど、

ありきたりのことを聞いてみた。


すると、

良太が求める答えが返ってきたのだ。


その後も、良太の質問は続き

ほとんどが

理想に近い答えを返してくれたのだ。


そこから、良太のスイッチが入り、

すぐに連絡先を交換して

アプローチを始め、


合コンが終わってから

連絡をして、お互いの仲を深めていった。


友達には、勢いが大事と言われ、

告白する事にしたのだ。


意外にも、

あっさり付き合うことができた。


拍子抜けした良太だが、

香織は、純粋なままだったので、

信頼できると思い、

安心していた。


そこからは、今までの失敗を活かして、

初デートをすぐに済ませた。

初デートで、

初キスまで済ませた。


良太は、有頂天になり

2回目のデートで、

初体験を済ませる事に成功したのだ。



今思えば、

純粋で、恥ずかしがり屋な子が

こんなに簡単に、

キスもエッチも

許してくれないことくらいわかる。


良太は、調子に乗っていたのだ。


デートに行けばなんでも奢ってあげた。

欲しい物は買える範囲で買ってあげた。


初体験を済ませた後は、

エッチばかりしていたので

代わりにと

お金は全部良太持ちだった。


バイトもしっかりしていたので

ある程度は、余裕があった。


デートというより

買い物が終わると

ラブホばかり探していた。


良太の性欲が

今までのこともあり

爆発していたのだ。


だからこそ、

自分達がつけられている事にも

気付かなかったのだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ