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良太は、仕事は順調だが、

私生活は、相変わらずの日々を送っていた。


彼女を作る気にはなれず、

休日を無駄にする日々を送っていたのだ。


結城部長の話しを聞いてから

自分磨きも大切なんだと言うのはわかったが

何を最初ににすればいいのかわからなかった。


昔よりは良くなったとは、

良太自身も思っていた。

だが、

周りから見ると

あまり変わっていないように見えていたのだ。


久しぶりに大学のが友達に会った時も


「良太は変わらないな!」


と、言われてしまったのだ。


「何を変えればいいんだ?」


良太は、考えていた。

結局、よくわからなかったので

結城部長に後日、聞いて見ることにしたのだ。


今日の仕事は書類整理がメインだった為

午前中は会社に残って仕事をしていた。


お昼休みになり

先輩と昼食に行くことになったので

結城部長も誘ってみる事にした。

結城部長も一緒に行くことになり

昼食を食べながら良太は、

相談してみたのだ。


「結城部長!

ちょっと相談してもいいですか?」


「相談?どんな事だ?」


と、尋ねてくれた。


「自分磨きって

何から始めたらいいですかねぇ?」


良太は、何を始めればいいか聞いてみた。


「自分磨きかぁ、

良い心掛けだな!

偉いぞ熊谷!!!」


と、結城部長は、

いつも最初に褒めることをしてくれる。


「そうだなぁ、

色んな事を挑戦してみることも大切だが、

一気にやると大変だな。

まずは、髪型を変えて見るっていうのが

良いんじゃないか?」


先輩も一緒になって聞いていたので


「髪型ですか?」


「そうだ!

今の髪型が決して悪いという訳ではないぞ!

髪型を変えるというより

清潔感と言ったところだな!

清潔感は髪に出るって聞いた事ないか?

清潔感がある人と不潔な人

どっちと仕事したい?」


結城部長は質問してきたので、

先輩と二人で


「どちらかというと、

清潔感がある人が良いです!」

「俺も清潔感ある人の方が良いです!」


「そうなるよな!

大体に人は、

清潔感がある人と

仕事をしたいと思うはずだ。

中には、

不潔な人が良いという人も

居るかもしれない。

だが、少数派だと俺は思う!

だからこそ清潔感が大事なんだ!

一か月毎に髪を綺麗にしている人と

半年毎に髪を綺麗にしてる人

どちらも清潔感は意識しているはずだ。

しかし、周りから見た印象は変わってくる!

自分が思っている以上に

周りの目は厳しいという事だ。

だからこそ意識が大切になってくる!

美容師さんから見れば

どのくらい切っていないか見ただけで

分かるという人もいるくらいだ!

だからこそ、

自分を見てくれる人が

この人清潔感があるなって

思ってもらえるようになる為の

一歩目が髪型という事だ!

あくまで、

髪型だけで清潔感が決まる訳ではないぞ!

最初に始めるならという話だ!」


結城部長がわかりやすく説明してくれた。


良太と先輩も


「なるほど!

清潔感は大事っすね!

髪切りに行ってきます!!!」

「俺も今日行きます!!!」


良太は単純だった。

すると


「素直な所もお前たちの良い所だな!」


と、また褒めてくれる。

大人になると褒められる事が

少なくなる。

だからこそ、

褒められると恥ずかしくなって、


「そんな事ないっすよぉ!」


と、誤魔化してしまうが

嬉しいのは嬉しいのだ。



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