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特攻花~TOKKOKA~ 英霊の祈りを込めて  作者: 佐久間五十六


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59/60

英霊の祈りを込めて

 特攻についてもっと知ってもらいたい。この物語は、そのような想いから執筆したものである。

 戦後75年が経過した令和の日本にあって我々は何処まで、"あの戦争"について知っているだろうか?歴史の授業で、重点的に教えられる事もなく、今の若い世代は大人になって行く。

 しかし、果たしてそれで良いのか?と自問する自分がいる。このストーリーは、少し現実離れした所があるかもしれない。しかし、小野井は物語当初から特攻に関心があり興味があった訳でもない。

 特攻を知ることで、成長し大人の階段を登った。物語終盤には、特攻絵本を多くの国民の目に見える形にした。私が示したかったのは、国家の為、民族の未来の為に、命をかけた人間が、昭和の時代にいたという事である。第二次世界大戦の日本人の死者が軍民合わせて約300万人。海軍の特攻戦死者は約4400人で、陸軍も含むと7000人以上に昇る。死者のパーセンテージは高くない。

 それでも今の私達が無くしてしまった大和魂を特攻隊員達は持っていた。決して無謀なスーサイドアタック(自殺攻撃)や犬死にではない。

 特攻の父で海軍中将の大西瀧二郎は、特攻を統率の外道だと酷評しているが、日本陸海軍の苦しさが見てとれる。特攻について、我々はあまりにも知らなさすぎる。

 戦争を知る世代が高齢化し、ドンドン消え行く中で、またも日本は戦争に巻き込まれる恐れのある世界情勢になりつつある。そして日本は憲法を変えようとしている。変える事は悪くない。だが、慎重に事を進めるべきではある。

 そんな危機的な情勢にあるからこそ、特攻を含めた"あの戦争"(第二次世界大戦)に対する振り返り、検証は必要事項である。再び特攻の様な惨禍を繰り返さない為にも、我々日本人は今歴史の犯した過ちから学ぶべき時である。

 アメリカはいつまでも日本を守ってはくれない。日本の防衛力強化は急務の課題だ。いっそ、中国と同盟を結ぶのも悪くはない。その判断を間違えないリーダーの登場を日本国民は求めている。そのリーダーが間違った道を進まぬ様にする為にも、正しい歴史認識は必要である。

 海上自衛隊鹿屋航空基地の周辺に咲く、まばゆい黄色のオオキンケイギクの1輪1輪の花花は見ている。特攻花は今、日本という国家が、どのような進路を歩むか、その舵取りを真剣に見つめている。英霊の祈りを込めて…。

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