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特攻花~TOKKOKA~ 英霊の祈りを込めて  作者: 佐久間五十六


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36/60

simple is  best

 「イラストの内容まで武さんがやってくれるんで、楽ですわ。」

 「構成から何から何まで武さんの色がしっかり出てますね。」

 「プロデュース・バイ・タケシ・オノイ…だからな。当たり前だ。」

 「それにしても、この絵本のタイトルどうしますか?」

 「フラワー・オブ・トッコー…とかですかね?」

 「何で外国人意識してんだよ?特攻花で行くだろ?」

 「そのまま感が否めなくもないですが?」

 「タイトルはかなり重要ですよ。」

 「simple is best だよ。こういう所はシンプルで良いの。」

 「確かに中身がしっかりしていればいい線行きますからね。」

 「中身で勝負なんて、かなり本気度は高いですね。」

 「印税で楽をしようなんて思ってないからな。言っとくが。」

 「そういう意図でやると、きっとあまりよくないですよ。」

 「狙いはあくまで読者に伝える事ですからね。」

 「邪な考えはないからな。一人でも多くの人に読んでもらいちいんだ。」

 「読んで欲しい。その気持ちは分かります。」

 「折角労力をかけて作ったモノを埋まらせておくのは勿体無いですからね。」

 「そこなんだよな。折角時間と労力をかけたんだからな。」

 「それが人間的な普通の考え方ではあると思いますが。」

 「あくまでこの絵本は戦争と特攻を周智させる為のものであるはず。」

 「いつまでも学校の図書館にある。そんなものであって欲しいな。」

 「読み手がどう受けとるかは分かりませんがね。」

 「そこに期待してんだよ。楽しみの1つなんだぜ?」

 「まぁ、見てもらわない事には、話にならないがな。」

 「大丈夫ですよ。こんなにも手の込んだ作品になりましたから。」

 「裏を返せばこの位の出来でも読者は食い付く。」

 「おいおい。それじゃあこの絵本が駄作みたいじゃないか?」

 「中身がしっかりしていれば、イラスト(挿し絵)のクオリティは問題じゃない。」

 「そうです。それが言いたかったんですよ。それが。」

 「もう少し完成には時間がかかるが、まぁ80点くらいだな。」

 「そうですね。その位の完成度で来てます。」

 「過大評価は良くないですが、過小評価も良くないと思います。」

 「大丈夫さ。俺達はきちんと仕事は出来てる。」

 「それを判断してくれるのも読者ですよ。」

 「そうですね。良いか悪いかは全て読者ありきですからね。」

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