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特攻花~TOKKOKA~ 英霊の祈りを込めて  作者: 佐久間五十六


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28/60

紙芝居という案

 「つまりどういう事ですか?」

 「間違った認識は改めないとな。」

 「そうですね。現代人は戦争の事を知ら無さ過ぎる。」

 「分かりやすい形で伝えるには、子供でも分かる位簡単じゃないと。」

 「確かに難しい歴史書をまた読みたいとは思いませんからね。」

 「名案ですね。武さんはそこら辺の技術を持ってますからね。」

 「紙芝居なんかどうかなって思ってるんだが。」

 「良いじゃないですか!読み聞かせ的な‼」

 「でも、それってかなりハードル高いっすよ?大丈夫なんですか?」

 「そこが俺の腕の見せ所だと思うんだがな。」

 「そんなに難しい内容を紙芝居にするのは確かに難しいかも知れませんね。」

 「俺が言いたいのは山さんが言ってる事なんすよ。」

 「間違った歴史認識を改める為の紙芝居だ。何もターゲットが子供とは限らないぞ。」

 「自分達が本当の黒歴史を知るのは学校出た後すからね。確かに。」

 「近現代史を教えない教育もどうかと思うがな。」

 「俺が全てを正してやろうってそういう気持ちは無いんだよ。」

 「気持ちは分かります。好きにやったら良いっすよ。」

 「任務ほっぽってやれる武さんを俺は尊敬してますよ。」

 「物分かりの良い部下を持って俺は幸せだよ。」

 「そういえば、カミカゼアタックならガキの頃よく聞かされました。」

 「その呼び方は英米風の呼び名だからな。」

 「過去に、これほど身を粉にして闘った兵士はいないと思うんだよな。」

 「そう考えると、特攻に行った人達ってすごいですよね。」

 「よくそんな状態で平静を保てますよね?普通無理っすよ。」

 「特攻は、太平洋戦争末期の日本軍の全作戦中最も成功率が高かったんだ。」

 「そうなんすか?無謀な暴挙ってのは真実じゃないのか。」

 「知っている情報と現実は必ずしもマッチしないんすね。」

 「命をかけても伝えたかった事って何だったのかなって?」

 「そういう疑問は湧いてきますね。普通、うん。」

 「負け方を知らなかったってのもミソっすね。」

 「でも負け戦に命をかける民族だったとも思えないっすね。」

 「特攻に行った人達ってそんなに特殊な人達だったんすかね?」

 「そんな事はないでしょう。彼らも、普通の日本人だったはず。」

 「まだまだ調べる事はありそうだが、今日は飲もう!」

 「そうっすね。武さんも戻って来た事だし。」

 「夜は長いからな。おばちゃん!焼き鳥3人前とビールおかわり‼」

 こうして鹿屋の夜はふけて行った。

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