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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
3章「特訓」
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試練の始まり

 小一時間ほどギルマスからお説教を受けた私たちは、ポルックスをあとにした。アルヘナちゃんには、ギルドへ行く前にこのまま出立することも伝えているので問題ない。ギルドを出る前にギルド員に場所を聞いてみたところ、馬で約1日の距離に橋があるということだったので、思ったより近いのかな。そのことから、ポルックスは姉島に近い位置にあるようだ。そのため、移動は比較的早く済みそうだった。


街道を使いつつ移動すると2日目の夕方に橋に到着することができた。橋には、常駐の衛兵と宿屋がある程度だ。なので、入口近くにある宿屋で今日は一休みすることにした。


「さて、明日の準備しようか」

「そうだね、まずリザードマンの事終えてくれる?」

「いいよ、リザードマンは・・・・」


 ミラにお願いして、リザードマンの説明をしてもらった。ミラにしてもらった説明を簡単にまとめてみると。

・見た目は、二足歩行のトカゲで武器や防具を着込んでいる。

・ウロコもそれ相応の固さでそれ相応の威力が必要。

・特に今回はキングリザードマンもいるのでほかのでそれ相応に苦戦が想像できる。

・脳筋のためか魔法は使うことができない。

とこうなる


「ミラちゃんありがとう。ということは、まず近くでリザードマンと戦ってみたほうがいいかな」

「そうだね、うちの最高戦力のしずくにキングを任せるとして、取り巻きを私たちだけで相手できるかは確認しないとね」

「大丈夫、キングはぼくだけで何とかするよ」

「こら、天狗になるんじゃないよ」


 しずくが無駄に自意識過剰の発言をしたので、しずくをしかりつつ鼻を指でつまんだ。そんなこんなもあり、詳しい作戦会議は明日リザードマンを倒してから巣に向かうことになった。


 翌日宿屋の1階で簡単に食事を取ったあと、海峡を南に向け歩いていく。そうしていると事前情報通り、二足歩行のトカゲが1匹で歩いているのを見つけた。近場に隠れる場所がないので、すんなりリザードマンにバレてしまった。今回見つけたリザードマンは、右手にサーベル、左手に丸盾を持っており鎧のたぐいはつけていない。


「ゲギャッ!!」

「さて、試しに戦ってみようか」

「そうだね」


 私たちは、冷静に相手の動作を確認する。そのうちに、しずくがダークブレードを発動させ近づいていくのが見えたので少し声をかけることにした。


「しずく、動き見たいからすぐに倒さないでね」

「は~い」

「これで安心だね」

「そうだね、しずくの場合だと速攻で首切りそうだし」


 そう話しながらも、リザードマンの動きを観察している。しずくは、リザードマンの剣を捌きつつ剣で問題が無い程度切りつけていく。リザードマンの皮膚の切れ方を見てみても、ダークブレードの切れ味が良すぎて差がわっぱり分からない。だからそこは、後でしずくに聞いてみよう。ほかについてはゴブリンより膂力と攻撃範囲が広くスピードはゴブリンより気持ち早いかな程度だった。

ここまでわかるともう用はないのでしずくに倒してもらった。


「しずく、皮膚の硬さってどうだった?多分ウロコの生えている腕とかの方が硬かったと思うけど」

「うん、くーねぇの想像通りだよ。ウロコの方が少し硬かったかな。でもぼくからしたら誤差だったけど」


そうリザードマンの動きや硬さ等を確認していくと、ミラの持つ短剣はウロコの上からでは攻撃は通らず、お腹や目等の柔らかい場所を狙う必要があるようだ。一方私の方はミールにもらった杖が優秀だったこともあり、ソーラウィップでウロコの上からでも焼き切ることが出来た。


「これなら問題ないかもね」

「だけど、問題がある」

「なに?」

「私たち巣の場所が分からない」


 ミラの発言に、私たちは顔を見合わせたあとため息をついた。だけど今から戻るのも微妙なので、夕方までそのまま海峡を進んでいくことにした。海峡を進んでいくと、妹島の方が崖になってくる。崖をゆっくり移動していると洞窟がひとつ見つけることができた。


「あそこが巣なのかな?」

「多分そうだと思うけど、どうもおかしくない?」

「?どういうこと」

「確かに気になるけど、今日はもういい時間だからここで休もう」


 私が疑問に思っていると、ミラがここで野宿を提案してきた。私たちにも否はないので、崖の影に身を隠し夕飯の準備を始める。料理をしながらも、さっき感じた疑問を相談してみる。


「どうもギルドの情報と違う気がするんだよね」

「どういうこと?」

「馬で1日程度で、確かに橋にはついたけどこの巣ってどうやって見つけたの?」


 私の疑問に、ミラとしずくが考え込んでしまった。しずくは、行商隊とかほかの冒険者とか色々行っているけど、その中では冒険者がっていうのが一番近いきがする。だけど、好き好んでここまで奥に来ることがあるのだろうか。考えていても仕方ないんだけど、どうもしっくりこないのが現状だ。


「まぁ、考えても仕方ないのかな。夕飯できたよ」

「おぉ?」

「今日はなんとも質素」

「まぁ、今までと違ってバレやすいから少しね」


 私たちは乾パンと簡単なスープを食べながら夜の見張りの順番を決めた。


 巣を見つけた翌日の早朝。私たちは、リザードマンの巣に強襲をかけることにした。ゴブリンの巣を襲ったとき学んだように、極力相手に見つからないように動いていく。特に洞窟の入口で見張りをしている2体のリザードマンにばれると、洞窟内で狭い通路で乱戦になってしまう。なのでここは暗殺者(?)しずくにお願いする。


「しずく、お願い」

「合点承知。【シャドウウォーク】」


 しずくは、シャドウウォークを使い見張りのリザードマンの後ろに周り刀と短刀で2匹の首を切り裂く。首の深くまで一息に切り裂いたことで、声を上げることができずそのまま息絶えた。そのまま死体を格納したあと、洞窟の入口でしずくと合流する。そのあとは、ミラを先頭に洞窟へ入ることにした。


 洞窟の中は分岐などもなく、最奥に到着した。通路から見える範囲で、見張りに2体の鎧を着込んだリザードマン。その奥には、一際広い空間が見えておりその中央に立派なトサカを持った、ふたまわり程大きいリザードマンが寝ている。ここでは、ミラにお願いして一撃仕留めてもらうことにした。


ミラは一度頷いたあとに、弓に2本の矢を番えリザードマンの目を狙って射った。ミラの放った矢は風切り音を出しながら一直線に、リザードマンの射抜く。だけど絶命するときに叫び声を上げたことにより、奥に眠っていた大きなリザードマンの目が私たちをギロリと睨みつけたあと体を起こす。


 起き上がったキングリザードマンは、一鳴きすると周囲に寝ているリザードマンたちが目を覚まし始める。私たちは、狭い通路で戦うことを嫌い広間へと突入した。そのタイミングでリザードマンたちも準備が整ったようで私たちのところにリザードマンが集まってくる。


「【召喚:ラビィ】」

「それじゃぁとっておき行くよ。親玉のところまで道作ってね【シャドウソーン】」


 私はラビィを召喚し、しずくは初めて見る魔法でリザードマンの足元から大量の刺を作り出す。それにより、キングリザードマンまでの間にいるリザードマンを全て倒した。それを見たキングリザードマンは仲間を鼓舞するように、鳴きほかのリザードマンが腕に持った剣や槍を掲げいたるところから声が響き渡った。


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