ギルド長との対話
今回少し短めです。
翌日朝食を食べ終えた私たちはカールたちと少し話して行くことにした。
「さぁ、今日から最終試練の開始だ」
「多分実際の命のやりとりでは今までで一番きついと思うよ」
「それは覚悟の上です」
カールとミールの発言に、ミラが気合十分に答えている。一方しずくは、そんなものお構いなしに気になっているでさろうことを問いかけた。
「ねぇねぇ、ミール。攻撃特訓の時に使った魔法の融合ってしていい?」
「う~ん、どうする?カール」
「しかたないちょっと、見てみるか」
カールはそう言っていつもの白い空間に移動した。今回もこの空間で使えるかどうかの確認をするみたいで、飛ばされた私としずくは、以前と同じように、ダークブレードにソーラウィップを巻きつけようとしたのだが、その時点でカールからストップがかかる。
「君たちあの時以上に魔力入れてるから、もう少しいまの武器で魔力を使えるようになってからだね。それまでは今まで通り使用禁止」
「まぁ、わかったともうけど、今までの要領で魔力入れると威力調整できなくなるから気をつけてね」
「わかりました」
「う~む、武器変わってるの忘れてた」
「まぁ、そういうわけだからまずは武器になるれるといいよ」
「でもここでできないと今度からどうやって試験するの?」
「そうだよね、ほかの神様の領域ってあまり行き来できないって言ってなかったっけ」
「まぁ、そうなんだけど」
「そこはほかの星座の神にお願いするよ」
そう言って、私たちを元の場所に戻してくれた。そこではミラが待っていてくれており、魔力合成はまだ許可が降りなかったと説明した。そのあとは、カールから手紙を受け取りギルドへと移動した。
「初日ぶりのギルドだね」
「私は、攻撃特訓終わった時に顔見せに来た」
「私としずくでデートしてた時にここに来たんだね」
「うん、狩りのついでに簡単なクエストしてた」
そんな話をしているとギルドに到着した。受付を見てみると初日に見た受付嬢さんがいたのでそのカウンターへと向かう。カールたちと少し話したことで、ギルドが比較的空いていたので、すぐに私たちの番となった。
「あら、いらっしゃい。初めてここに来て以来だね」
「ご無沙汰してます、まぁここ数日で色々ありましたので」
そんな当たり障りもない挨拶をしたあとに、カールより預かった手紙を受付嬢に渡した。手紙の封蝋を確認した受付嬢は、すぐに奥の部屋へあんないしてくれた。通された場所は、ギルド長の部屋であった。ギルド長の部屋に入るとそこには、スーツのような服を来た仕事ができる風の女性がいた。ギルド長は私たちの持ってきた手紙を読んだ後私たちにいくつかとかけてきた。
「お前たちが今回の試練を受ける冒険者か」
「そうですけど」
「そうか、最初に確認するが、お前たちのランクはFランクで間違いないな」
「そうです」
そう答えるとギルド長は、顎に手を持っていき少し考え込んだ。その結果どうするかを決めたようで鈴を鳴らす。すると、音が聞こえたのかギルド員が部屋に入ってくる。それを確認したギルド長は、今ギルドに残っているBランク冒険者を呼んでくるよう伝えた。指示を受けたギルド員は、了承の返事をしギルド長室を退出していく。それを不可思議に見ていた私たちに、ギルド長は説明をしてくれた。
「君たちの持ってきたカール様からの手紙に『実力がきになるなら力試しをしていい』と書かれていたからその言葉甘えさせてもらう」
「ということはこのあとは模擬戦するの」
「そういうことだ、君たちは全力でやってくれていい。相手はBランクだ。そうそう問題が起きることはないだろう」
「失礼します」
ギルド長から説明を受けていると、廊下から女性の声が聞こえてきた。その声にギルド長は入るよう促し、Bランク冒険者が入出してきた。入室してきた女性は、赤髪のショートヘアで目の色は暗い赤い色をしている。種族はパッと見人間だった。
「そうか、メイのパーティか」
「はい、それで用というのは」
「彼女たちの実力を測って欲しい。正確にはこのクエストで生きて帰って来れるかの確認だ」
ギルド長は短的に説明したあと1枚のクエスト用紙を見せた。メイさんは私たちとクエスト用紙を見合わせたあといくつか質問をしたあと了承した。その後、私からひとつのことを質問した。
「ギルド長、私からもひとついいですか?」
「あぁ、構わない。どうした?」
「メイさんに実力を見てもらうのはいいですが、その結果、無理と判断されたらどうなるんですか?」
「その時は、もちろんクエストを受けさせるわけには行かない。カール様の手紙にも、実力不足と判断したら仕方ないと書かれたいた
「カールたちも了承してるな仕方ないね」
「お互い用事もあるだろうし、魔物の巣を長時間放置するわけにもいかない。そのため、模擬戦は、今日の午後から開始する。場所はここのギルドの闘技場を利用する。いいか?」
『はい』
私たちは返事をしたあとギルド長室から退出した。そのあとは、メイさんに誘われてギルド付属の酒場へと移動した。そこでは女性が3人待っており、私たちと一緒にいるメイさんに手を振っているので、どうやらパーティメンバのようだ。私たちを含め合流した後自己紹介した。自己紹介の結果、リーダが剣士のメイさん、日本人のような黒髪に黒い瞳を持ったナイトのノワールさん、銀髪黒い瞳褐色の肌を持ったダークエルフの弓師ミストさん、金髪碧眼のエルフの魔術師エルさんの4人パーティだった。
「すみません、私たちのせいで仕事の邪魔をしてしまって」
「気にしないでいいよ、今日は休息日だったし」
「それはそれで、休みを私たちのために使ってもらって申し訳ないんですけど」
「その点も気にしなくていいよ、一応ギルドからの依頼という形で仕事扱いになるし、休息日は別日に移せばいいだけだから」
「あっ。あと、私たちのメンバにこの子もいます【召喚:ラビィ】」
「きゅきゅきゅ~!!」
「ごめんって、忘れてたわけじゃないから」
ラビィが私に抗議するように前足を上に怒ってスクワットのようにしている。だけどそれをはたから見るとただかわいいだけだ。
「きゅ~」
ラビィが仕方ないなとでも言いたげに腕を広げて首を振っている。その動きを見ていたメイさんとエルさんの口元がもにょもにょ動いている。
「なに、その子すんごくかわいんだけど」
「うん、攻撃したくない。触ってもいい?」
「ラビィ、触ってもいい?」
「きゅ」
私がラビィに聞いてみるとラビィは頷きメイさんのもとに移動していった。そのあとは昼食が届くまでメイさんとエルさんの二人にもみくちゃにされていた。
もみくちゃにさrているラビィを助けたあとは、メイさんたちの仕事の話を聞きながら昼食を食べた。
食べ終わったあとは、メイさんの案内でギルドの庭にある闘技場に移動した。闘技場には数人の冒険者とギルド長が待っていたので、ルールの認識合わせをしたあとお互い模擬専用の武器を手に持ち模擬戦が始まった。
始まる直前に、観客席を覗いてみるとなぜか成長したミールのすがたがあった。ミールは私が見ているのに気付いたのか笑顔で手を振っていた。
いつも通り3000字にすると切り悪かったんや




