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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
1章「冒険の始まりと冒険者登録」
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魔力利用の練習1

 昼食を済ませ午後の特訓の時間になる。

「今回も外でやるぞ。屋内でやると場合にもよるが危ないからな」

「なんで、屋内でやると危ないの?」

としずくがミントさんに問いかける。

「まぁ単純な話なんだが、属性の説明はしたな。例えば適性の属性が火属性だった場合、屋内でやるとどうなるかまぁすぐにわかるよな」

「あぁ確かに危ないね」

「まっ、そういうわけだ」

「じゃぁ、外にいくぞ~」

 3人で外に出て裏庭へ向かった。するとこの時間にしては珍しくそこにミラちゃんがいた。

なのでミラに今日の狩りはどうしたのかを聞いてみることにする。

「やっと来た。今日は特別講師として私がいる」

「そうなんだ、それでミラちゃん今日狩りにいかないの?」

「今日はお休み。昨日までの成果で今日はまかなえるから」

「そっかぁ。じゃあ今日はよろしくね」

「そういうことだ。まず2人1組になってもらおう。まぁ武器的にいえば私としずく。ミラとくるみってところだけどな」

そういうわけで2組に別れてそれぞれで特訓を開始する。


----------しずく視点-----------

 さぁて待ちに待った特訓の時間だ。2人1組に分かれることになり、ぼくの相手はミントさんだ。

今回は魔力を使う練習のため、あまり体を動かすことはなさそうなので少し残念。

「よししずく順番にしていくぞ。まず体の内側に意識を集中させろ。何か感じるものはないか」

「・・・・・・う~ん、何も感じない。なにかアドバイスとかいないの?」

「アドバイスといってもなこればかりはセンスだからな。まぁ暇だろうけどしばらく頑張ってくれ」

「えぇ~。こんなの私に向かないって。体動かしたい~」

「まぁそう言うな。ある程度様子見て無理そうなら模擬戦に入るから。それまで我慢してくれ」

「は~い」

「まぁ、やる気が出ることを一つ言ってやる。さっきくるみには伝えたといったがそのきっかけが料理のためだ。そして家具を使うために魔力が必要って言えばあとはわかるだろう。それにしずくがくるみより早く覚えれば教えることができるぞ」

「!! やる気出てきた。頑張ってくーねぇより早く使えるようになろう」

「なら、もう少し頑張ってみてくれ」

 ミントさんはくーねぇのところに歩いて行く。仕方なくぼくは一人で自分の体内を探ることに集中する。

う~んやっぱりないな。

そうやって2時間ほど集中して探り続けいても一向に見つけることができない。

「本当にあるのかな。全然わからないんだけど」

「しずくは苦戦しているようだな。そろそろ身体動かすか?」

 気づけばミントさんがぼくのところに戻ってきていたようだ。集中力もなくなってきたし、少し気分転換したいな。

「そうだね。さっぱりだよ」

「まぁ、人によってはかなり時間かかることもあれば一瞬でモノにできる人もいる。そこはセンスだからな」

「何かくーねぇは一瞬でできるようになりそうだな。でも飽きてきたし身体動かしたいな」

「わかった、じゃあ小屋行って木製武器で打ち合いでもするか」

「やったー。じゃあ早速やろう」

 ぼくは木製武器が保管されている小屋へ走って向かっていく。

「よし着いた。昨日使ってたのはこれだね。ミントさんぼくのは見つけたよ」

「少しは落ち着け。私は普通に剣を使うからこれだな。んじゃ外に出て打ち合うか」

「うん、早くやろう」

 ぼくはミントさんの手を引っ張って外に向かっていく。

「しずくここら辺でいいから止まれ」

「確かにここら辺なら十分に空いてるね」

「じゃあ始めるか。どこからでもいいから打ち込んでこい」

「わかった。それじゃあ行くよ」

木刀を構えた後にぼくは、地を蹴ってミントさんに向けて走っていった。

「はぁあ!」

正面からミントさんに相対し木刀をミントさんの左肩に向けて振り下ろした。

「甘い、そんなもので1本取れると思っているのか」

ミントさんは持っている木剣でぼくの攻撃を軽々と受け止めた。

「いや、思ってないよ。逆にこんなんで1本取れたら期待はずれだよ」

ぼくは力いっぱい相手の木剣を押し返しバックステップでミントさんとの距離を取ることにした。

「そう言ってくれて嬉しいよ」

「じゃあどんどん行くよ」

ぼくは足を使って四方八方から速度を上げながら攻めつづけた。その途中で一度強烈な光が視界の端に入った。それに乗じて攻撃を繰り出してみた。

「はぁ・・はぁ・・なんでこれでも攻撃当たらないの」

「さっきのは流石に少し危なかったな。それとくるみの方は次の段階に進んだようだな。後しずくお前魔力使えているぞ」

「えっ!? うそ」

「身体の中で熱を持ってるところはないか」

「う~んとあぁこれかな何かおへその下あたりが特にポカポカしてる」

「それだ、そこに魔力を生成する場所がある。そこの感覚を辿って体全体を確認してみろ」

ミントさんからおへその下あたりのポカポカで間違いないと聞いてそれをもとに体内を再度探ってみることにした。

すると足や腕が特に多く流れていることがわかる。

「あぁ、なんとなくわかったかも。これが魔力か~」

「魔力を体に巡らせて少し動いてみろ」

「えーとおへその下にある魔力の塊をさっきまでと同じになるように体全体に向かって線を描く感じで。よしできた少しやってみる」

ぼくは身体全体がぽかぽかしたのを確認し近くにある木に対しパンチをしてみた。

すると木の幹が目に見えて削れた。

「うわ~、すごい。それなのに手が痛くない」

「よし、まずはOKだ。じゃぁ適性の属性を調べるか。魔力は適した物質に干渉させることで様々な現象を起こすことができる。例えば大地に干渉させるとこうなる」

ミントさんは徐に地面に手をつけて魔力を流し始めた。すると地面が少しずるつ隆起してきて止まる。

「まぁこんな感じで適したモノ対し干渉することができるわけだ。しずくもやってみろといい。そうしないと適性属性がわからんからな」

「はーい。じゃあ魔力を手のひらから出す感じだよね。よいしょっと」

・・・。

「あれ? 何も起こらない」

「なるほど今この場にないものか少し待ってろ」

ミントさんは家に入り水の入ったコップ持ってきた。

「あとはここら辺にある木の葉を集めてっと。【魔力変換】」

ミントさんはスキルを唱えると指の先から小さな火が出てきた。

「これを種火に木の葉に火をつけると。これでいいだろう。もう一度やってみてくれ」

「わかったよ。そんじゃいくよ」

魔力を流して見るとミントさんの持ってきたコップがぱりんって音を立てて割れる。

「!? しずくガラス片そっちに飛んでないか」

「うん大丈夫だよ。びっくりしたけど。ミントさんは怪我ない?」

「私は大丈夫だ。こういう時のために魔力強化してたからな。しずくの属性はこの感じだと水か。後多分闇だな。もう一度魔力を流してみてくれるか」

「はーい」

もう一度魔力をあたりに流して見ると焚き火をしたことによる影が蠢いて虫のみたいなのが動いている。

正直言って気色悪い。

「何か影から虫みたいなの動いてる。何アレ気持ち悪いんだけど」

「あぁ、闇属性は影を操ったり相手を目隠ししたりできる属性だからな」

「なるほど、でもあの見た目は生理的に受け付けないな」

「使い方と見た目はゆっくりなれるしかないな。本格的に干渉すれば見た目もマシになるだろう」

「はーい。そうだミントさんもう一度模擬戦お願いします。今度は魔法も合わせて模擬戦したいし、多分そのほうが覚え早いから」

こうしてぼくは引き続きミントさんに模擬戦をお願いすることにした。

楽しんでいただければ高評価おねがいしますs。

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