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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
1章「冒険の始まりと冒険者登録」
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朝のまったりとした時間

翌朝目が覚めたら、なんとしずくが着替えていた。眼福ものだね。その貧乳がなんとも。

そんなことを考えてしずくを見ていたらしずくに睨まれた。

ありゃりゃ、何考えてるかバレちゃったかな。

流石に寝起きでこのサプライズは嬉しいものだ。このまま見ててもいいが朝食が遅くなるから私も着替え始めるとしますか。

現在ミントさんに服を借りているためミントさんの服に着替えていく。

着替えている最中に私は昨晩思い出したことをしずくに聞く。

「しずく、こっちに来る前に渡したクッキーって食べた?」

「あぁ!! 忘れてた、まだ大丈夫だよね」

しずくはバネにはじかれたように急いで一緒に飛んできたカバンを開けて袋に入ったクッキーを取り出した。

「良かった、傷んでなさそう。せっかくだし、ミントさんたちと一緒に食べようかな」

「そうだね、こっちに来てからお世話になりっぱなしだもんね」

私たちは着替えを終え、クッキーと一緒に居間へ向かうことにした。


居間に入るとミントさんが朝食を作っていたので私としずくは挨拶をする。

『ミントさん、おはようございます』

「ん? おはよう、今日は早いな」

微笑みながらミントさんは私たちに挨拶をしてきてくれる。

「いつもはこのぐらいの時間ですよ。昨日が特別に遅かっただけです」

「そうだったのか。でも今日もお前たちが最後だがな」

「あぁ、そうなんだなかなか勝てないな。そうだミントさん、ステラシオンに来る前にくーねぇから貰ったクッキーあるんだけど、よければ食後に一緒に食べない? くーねぇ料理とかはとても上手なので美味しいですよ」

しずくが持っていたクッキーの入った袋を机の上に置いた。

「それは嬉しいね、でもミラもそろそろ弓の調整終えて戻ってくる頃だし、戻ってきたら朝食にするからそのあとだな」

「そうですね」

話しているとミラが帰ってきて居間に入ってくる。

「あぁ、2人ともおはよう」

「ミラちゃんおはよう」

「おはよう」

「どうしたのこのクッキー」

ミラが机の上に置いたクッキーに気づいたようで聞いてくる。

「それな、くるみが作ったみたいなんだ。朝食後に食べようとしずくが持ってきてくれたんだよ」

「そうなんだ、しずくありがとう」

「くーねぇの料理がおいしいって広めるため。当然のことだよ」

「しずく、そういう理由じゃなくて、お世話になってるお礼でしょ」

私が指摘するとしずくは顔を赤くして顔を伏せた。

「あぁ、そういうことだったの。ありがとう」

「じゃあ、これは食後のお茶受けにするとしてまずは朝食だ」

「そうだね。朝食は大事」

そうして各々が「いただきます」をして朝食を食べ始めた。


 食事が終わり私はミントの片付けの手伝いをしている。

「ありがとうな、くるみ。片付けを手伝ってくれるだけでも助かるよ」

「いえいえ、いつも家事はわたしが担当してるので全然問題ないですよ」

私とミントさんは片付けをしながら順調に片付けを進めていく。その中でミントさんは不思議なものを見たように私に話しかけてくる。

「それにしても、いつもどこか抜けてるのにほんと、家事の手際はいいな」

「まぁ現状それだけが私の取り柄なので。そうだ、ミントさん私にステラシオンの料理教えてもらえませんか」

「それは構わないがいきなりどうしたんだ」

「いえ、私たちが旅に出たら外で料理することになるので、教えてもらおうかなって」

「そうだったのか。でも教えるのはもう少しあとだな」

「なんでですか?」

「一応魔力を扱うのが苦手な人向けの家具もあるが生憎と家にあるのは全部魔力を流して動かすんだよ」

「そんなぁ」

魔力を使えないと料理ができないと聞いて私は落ち込むことになる。だがミントさんがそんな私に素敵な言葉をかけてくれる。

「まぁそんなに落ち込むな。今日の午後にやる戦闘訓練の時に二人に魔力の使い方等を教える予定だから。早ければ今日の夕飯から教えるぞ」

「本当ですか?絶対ですよ」

「あぁ約束する。その代わりお前の世界の料理も教えてくれ」

「お安い御用です」

話しているうちに片付けはつつがなく終わり、ミントさんはお茶を入れ始めた。ミントさんが茶葉取り出したので気になって聞いてみる。

「ミントさんこれなんですか?」

ミントさんはティーポットに茶葉を入れる手を一旦止めて茶葉を見せてくれる。そして続けて説明が入る。

「これは赤茶と言って、茶葉を発酵させたやつだ。香りがよくて美味しいぞ」

「そうなんですね。楽しみです」

ミントさんはその答えを聞いたあと、満足そうに茶葉の入ったティーポットにお湯を注いだ。

「これであとは待つだけだ。そのあいだにティーカップを出して準備完了」

時間を置いている間にお茶請けとなるクッキーの準備をする。

「よしそろそろいいだろう」

用意したティーカップに赤茶を注ぐ。その時にふんわりといい匂いがあたりに広がった。

「どうだいい匂いだろ」

「はい、赤茶の入れ方も後で教えてくださいね」

私はミントさんに赤茶の入れ方を教えてもらう約束を取り付け、4人分のティーカップをトレイに載せて居間へと移動した。

「待ってました」

「じゃあ、食後のお茶とするか」

みんなで持ってきていたクッキーをつまむ。

「あっ、この飲み物紅茶みたいで美味しい。クッキーによく合う」

「確かに紅茶みたいだね。さっき聞いたけど赤茶って言うみたいだよ。でも製法は紅茶と似たような感じだったな」

「そっかぁ。なら緑茶とかもあるかもね」

「そうだね、探してみようか」

「あっ!! 話しているうちにクッキーがもうほとんどない」

「後でまたいっぱい作ってあげるから。それに今回は量少なかったし仕方ないよ」

「いやぁ美味しくてついつい手が進んじゃって」

「ごめんね。とっても美味しかったから」

二人は謝りながらも美味しいと言ってくれたので、やっぱり作った私としては嬉しい言葉だね。

「お粗末さまでした」

「まぁ、二人がくーねぇの料理を気に入ってくれたからまぁいいけど」

しずくは唇を突き出して不貞腐れているしずくの頭を撫でながら宥めてあげた。

「はわぁ~」

すると不貞腐れていたしずくは笑顔になった。

「しずく単純な子」

流石にそれには苦笑しか出なかった。


食休みも終わりそれぞれが午前中に其々がやってることをやりに行く。ミラが外に弓の練習のために外に出ようとした時ミントさんがミラを呼び止める。

「じゃあ、私は裏で弓の練習してる」

「あぁそうだしずく。今やってる戦闘訓練とか終わったら、くるみとしずくで旅に出るからそれについて行ってくれ。おまけにもうミラも15だから一緒に冒険者登録したらいい」

「わかった、やっと冒険者登録できるようになるんだね。それでミントさんは一人で大丈夫?」

「何を言っている、お前に戦闘を教えたのは私だ。それにこれでもギルドランクAの実力者だぞ」

「そういえばそうでした。最近ずっと一人の狩りだったから忘れてた」

先ほどの話で私は気になることがあったから聞いてみた。

「ミントさん昨日の夜伝えといてくれるって言ってましたよね」

「あぁ、すまん、忘れてた。まぁ・・・そんなことはいいじゃないか」

「そんなことって。まぁ直接何かあるわけじゃないからいいですけど。同じのりで重要なこと伝え忘れたっていうのはなしにしてくださいね」

「ワカッタ、キヲツケヨウ」

ミントさんは棒読みで答えるだけだった。この言葉に対しこれは直らないやつだと思ったのはここだけの話。

このあと私たちは今日分のステラシオンについて教えてもらうことにした。

楽しんでいただけたらよければ高評価お願いします。

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