夢1
今回短めです。
「くるみ~、起きなよ~。終業式始まっちゃうよ」
「う~ん、あと5ふ~ん」
「ベタなことすんな」
ぺしっと頭にチョップをいれらた。力を入れていたなかったようで痛くはなかったけど。
「みか~。いたい」
「いや、学校でねる方が悪いでしょ」
「おい、お前たちさっさと並べ。終業式遅れるぞ」
教室の前で同級生達を教室の前に並べていた学級委員長の田中太郎に注意を受けてしまう
『は~い』
私と美香は廊下に並びながら私は今までのことを思い出してみる。そう確か私はステラシオンという異世界で寝たはず。そして終業式とは私たちがステラシオン飛ばされた日のはずだ。
ということはこれは夢なのか?
そう考え事をしているといつの間にかに終業式も終わり放課後になった。
「さて、今日も部活だ~。くるみも早く行くよ」
そう美香に腕を引っ張られて教室を出ると、しずくが走り寄ってきた。
「くーねぇ、これから部活?」
「そうだよ、しずく。今日はねクッキー作るの」
「うそ~、いいなぁ。こっちはミーティングだけだから終わったらすぐ行くね。ぼくの分も作っておいてね」
「わかったよしずく。じゃあまた後でね」
しずくと別れ引き続き美香に連行されて家庭科室に向かう。
『お疲れ様で~す』
私と美香が家庭科室に入るとすでにほかの部員が揃っていた。
「よし、全員揃ったし各自好きなクッキーを作っていいこうか。夏休み前最後の部活だからクッキーにしようか。クッキーなら自由に作っていいよ」
珍しくざっくりとしたメニューのようで、嬉しい限りだ。
「りょーかーい。じゃあ私たちは何にしようか」
調理部の実習でいつも同じグループの美香と優に聞いた。
「チョコクッキーがいい」
「私はバタークッキーがいいな」
「うーん、なら両方作るか。作った生地の半分ずつにすればいいし」
というわけで作るのが決まったのでこれからは作業分担して手際よく作っていきましょう。
「美香はチョコの湯煎お願い。私は分量計るから優は生地作って」
『わかった(よ)』
協力し2種類のクッキーも作ったタイミングでガラッと家庭科室のドアが空いた。
相変わらずタイミングがいいね。作り終わったタイミングで来るとは。
「しずくちゃん、いらっしゃい、こっちもそろそろ終わるから少し待っててね」
「あっ、部長さんこんにちは。わかりました」
しずくはなぜか部長に対し敬礼していた。一体何があったのだろう。
「全員できたみたいだから、簡単に夏休みの予定を伝えておくよ。夏休み中は部活はしないから夏休み明けから作りたいのを考えておいてね。部費と相談の上だけど候補に入れておくから。じゃあ遅くなると校門閉まるから今日は解散ね。クッキーは持ち帰るなり好きな人にあげるなり好きにしていいよ」
『お疲れ様でした』
「しずく、約束通りこのクッキーはしずくにあげるね」
「ありがとう」
しずくは私から受け取ったクッキーを大事にカバンの中にしまいこむ。
「しずくもきたし帰る準備もできたし帰ろうか」
「そうだね」
「二人は相変わらず仲いいね」
「仲良すぎて心配になる」
「えぇ、そんなによいしょしても何も出ないよ」
『いやしてない(から)』
美香と優に突っ込まれたりとしながら話していると校門前に着く。
「じゃあ、私たちはこっちだから。また夏休み明けにね。良かったら夏休み中また遊びにい行こうね」
「じゃっまたいつか」
『またね』
私としずくは校門前で美香と優と別れて帰路につく。
「私たちも帰ろうか」
「うん、帰ったらくーねぇにお茶入れてもらってこのクッキー一緒に食べようね」
「いいよ、しずくのために腕によりをかけてお茶も入れるね。それはそれとして、しずくは休日の部活どうなるの? 私の方は聞いてたからわかると思うけど」
「あぁ、私の方は宿題出された。まぁ刀のメンテナンスや所持に関するものだから仕方ないんだけどね」
剣術同好会で今日渡されたであろうプリントの束を見せてきた。
「うわぁ、なかなかの量だね。それにしてもよく高校で剣術同好会なんてよく作れたよね」
「そこはぼくの頑張りだよ。実際居合をやっている先生がいたから拝み倒して顧問になってもらった。今では月に一度で一部の生徒は先生に居合を教えてもらえているし。(これでお姉ちゃんに近づく輩は退治できる)」
最後の方はよく聞こえなかったが本当によく高校の部活動として認められていることに不思議になる。特に真剣なんて未成年に使わせたらダメでしょ。
そう思っているといきなり足元が光りだして私たちは光に飲み込まれていった。
そして目が覚めると何もない真っ白な空間にいた。
「やぁ、驚かせてしまったかな」
「かな?」
私たちの目の前に男の子と女の子が一人づついる。いったい誰だろうと思い聞いてみることに。
「あなたたちは?」
「僕たちは双子の神様とでも言おうかな」
「そうなのよ、私たちは神様、偉いんだよ。」
どう見てもどこか抜けてそうな女の子と苦労を強いられていそうな男の子がいる。
「それでその神様がぼくたちになんの用?」
しずくが不機嫌そうに二人に問いかけた。
「あぁ、用ね。実はとあるお姫さんを救って欲しいんだよ」
「その娘とてもバカでね、状況を悪化させたんだよね」
「そんなこと言われても困りますよ」
私がそう言っても自称神様のふたりは知ったことかと言いたそうに話を切り上げる。
「それじゃあ、頼んだよ。言い忘れてたけど君たちには僕たちの加護をあげるね」
「えっ、ちょっと一方的すぎない」
「あ~あ~、行っちゃった」
そして目を覚ました。
さっきのは夢なのかな。あとしずくにあげたクッキーどうしたか確認するか。こっちに来てドタバタしてて忘れてたし。
まだ夜だし明日確認するか。そうして私は寝直すことにした。
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