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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
2章「魔物の巣窟」
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クルートデート

最近旅ばっかだったので今回はいちゃいちゃ回です。

先頭なんかより書きやすかった。

 ギルドでのやることも終わり私としずく、ラビィの2人と1匹で街へデートに行くことにする。

(デートはまず買う物買ってからじゃないと忘れちゃうからね)

そう考え私はしずくに行きたい場所を聞いてみることにした。


「しずくこのあとどこに行く?」

「そうだね、まずは武器屋かな」

「武器屋? いいけどどうかしたの?」


 私達の武器に不具合もないはずなのに何故武器屋に行くのか見当もつかなかったのでしずくに聞いてみることにした。


「うん、ブラッドボアと戦ったあとみたいに刃こぼれしたら使えなくなるから予備の刀持っておこうかなって」

「なるほど、なら武器屋探そうか」


 私たちは武器屋を探して手をつなぎ歩きだしたのはいいがなかなか武器屋の場所がわからないので街の警備をしている兵士声をかけた。


「すみません、武器屋ってどこですか?」

「ん? あぁ武器屋ならここからまっすぐいったところの門の近くにあるよ」


 武器屋は門の近くというのに驚きつつ、兵士さんにお礼を言って言われたとおり大通りをまっすぐ進んでいくと、カストルで見たのと同じマークの看板を見つけることができた。


「こんにちは」

武器屋に入ると店員さんが私たちに気づき近づいてくる。

「ここは子供来るところじゃねえぞ」

店員が放った言葉にしずくが食ってかかる。

「ぼくたち客だよ」

「客だって言うんなら冒険者カード見せてみろ」

「はい」

 しずくがおとなしく冒険者カードを提示した。

「なんだ、Gランクじゃねえか。ひよっこに扱えるような武器はそんなに多くないぞ」

 この言葉を聞き私は思ってたよりこの店員さんは優しいんじゃないだろうかと思い始める。


「刀ってありますか?」

「刀か悪いが取り扱ってねぇな」

 やっぱりここら辺で刀は珍しいようでここでは扱っていないみたいだ。カストルでも数本しかなかったから仕方ないんだけど。

「そうですか。仕方ないですね。ここら辺だと入手難しいって聞いてるし。そうだ、野宿用の道具揃えたいんだけどいい店知ってる?」


 しずくは店員さんに質問をしているのを見て見習わないとなと思っているうちに話が進んでいく。

 なんでもそういった道具はここの向かいのお店で取り扱っているようで看板とかも出てないからわかりにくいんだと言っていた。

 その言葉に従い私たちは武器屋を出て向かいの建物に向かった。

 ドアを開けると「カランコロン」とドアベルが鳴り響く。


「こんにちは」

「おや、お嬢ちゃんたちどうしたんだい?」

「向かいの武器屋の店員さんに紹介されて野宿の道具探しているんですけどありますか?」


私は店の奥から出てきたおばあちゃんへ目的のものがあるかどうかを確認する。


「野宿の用品かい? それならほれそこじゃよ」


おばあちゃんが店の脇を指差していたのでそこに向かってみてみることにした。

そこにはテントや携帯魔導コンロ、ランプといったものが置かれている一角だった。だけど私たちにはどんなのがいいのかわからないので悩んでいるとおばあちゃんがどういった用途に使うのか聞いてきた。


「う~ん、どれがいいんだろう」

「お嬢さんたちの希望はどんなのだい?」

「そもそもどういう基準かわからないんです」

「そうかい。そうだね、お主らのパーティ人数と魔力が使えるかは教えてもらおうかな」

「ええと、人数は3人とこのラビィで全員魔力使えるよ」

「そうかい。それならテントは余裕持たせて3人用でランプはこれかの」


おばあちゃんが大きめのテントとミントさんの家で見たような魔力式のランプを出してくる。


「これいいかも」

 しずくのその一言で買うものが決まった。

「はいよ、これらね。合計で大銀貨2枚だよ」

「高っ!」

「文句でもあるのかい?」

「いえ、思ってたより高かったので」

「当たり前だよ。野宿のセットっていうのは熟練の冒険者が旅に出るときに使うものさ。最低でもFランクまでなら街の周辺でなんとかなるからね」

「そう言われれば確かにそうだね。はいこれ」


しずくがお金を支払った。すると買った覚えのない布が敷かれた籠も一緒に渡してもらった。


「これって買った予定ないんですけど」

「これはおまけだよ。そのうさぎちゃんの寝床にでも使ってあげな」

「ありがとうございます。早速使わせてもらいます」


私は抱えていたラビィを籠の中に入れてあげた。

「きゅい」

 ラビィが籠の中に入るとあたりみわたして気に入ったのかそのまま丸くなって眠ってしまった。

あらら、まだ子供だから仕方ないか。籠に取っ手がついていたので取っ手を持ってお店をあとにした。


これで買う物も買い終わったので心おきなくしずくと街の中を散策を開始する。

門の法に行く途中にオープンテラスの喫茶店を見つけたのでしずくと相談しそこお店に行ってみようということになった。


お店に入るとカウンターで飲み物を頼み空いてる席に自由に座る形の喫茶店のようだったので、私たちはカウンターにいき飲み物を頼むことにした。


「くーねぇ、これにしたい」

「どれどれ、これはまた定番なものを」


 しずくの選んだ飲み物を見てみるとひとつのコップに対しストローが二つ入っている所謂カップルが飲んでいるあのジュースだった。


「くーねぇ、こういうの嫌かな」

しずくが目を若干うるうるさせながら私に聞いてきた。それを見た私は

(こんな顔されて断ったら恋人として情けない)

と思いしずくの頭を撫でてしずくご希望の飲み物を頼むことにした。


 お盆にドリンクを乗せてもらって空いている席につき一息ついてからしずくといっしょに飲みは滋養としたら、メニューの絵と違うことに気づいた。


「これって」

「うん、普通にストロー二つかと思ったら完全にカップル用じゃない」


 私としずくが唖然としているのはストローの形だった。私の言ったようにストロー二つじゃなくストローの中央がハート型になっていて先端が二つに割れているストローだ。

 そのまま私たちはピンク色のジュースを二人で飲むとストローの中をジュースが通りピンク色のハートを作り出していた。そんな時しずくが爆弾発言をしてくる。


「このタイプのストローって相手の唾液ばれずに飲めるよね」

「ちょっ、ちょっとしずく。こういうところでそういう発言はしないで」

「ごめんね、くーねぇ。でもやってみたいよね」

「そういうのは二人きりの時でね。さすがにこういうところではバレなくても恥ずかしいし」

「そういうことか。でも偶に口に含んだジュース偶に戻してるけど」

「しずく、そういう汚いことはやめなさい」

「ねぇ、くーねぇぼくの唾液って汚いの?」

「いや、しずくの唾液が汚いとかじゃなくて一般的な話」


 そんな話をしながらジュースを二人で飲みきった。ジュースはいちご味でとても美味しかったです。

 一方しずくは、自分の唾液の混ざったジュースを私が抵抗なく飲みきったことによってしばらく顔を赤くして無言のままだったのが可愛くて印象的だった。


 ジュースも飲み終わり少し休んでから喫茶店をあとにし雑貨屋に行くことにした。雑貨屋でお皿やコップを見て回っているとしずくがひと組のコップの前で足を止めた。


「あっ、くーねぇこれ可愛い」

「いいねぇ、買おうか」

「えっ、いいの?」

「これぐらいなら大丈夫だよ」


 しずくの目にとまったコップを見てみるとマグカップが置いてあった。

 絵柄としては猫のマグカップで取っ手を外側に向けて並べておくとしっぽが丸っこい菱形が2つ連なった形になるペアカップだった。私も猫などの小動物が好きだし、しずくとのペアの食器とかなんて元の世界ではいくらでもあるので特に抵抗もなく買うことにした。


 そんな具合にウィンドウショッピングを楽しんでいると時間が思った以上に過ぎたのかラビィが起き出しもぞもぞと動き出していた。ラビィの動き出しに合わせ私たちも空腹を感じたので太陽の位置を確認してみるとほぼ正午になっている。


「しずく、遊びすぎた。ミラちゃんとの約束の時間もうそろそろだよ」

「えっ、もうそんな時間?急がないと」


時間が思ったより過ぎていたことに気づき、私たちは急ぎ冒険者ギルドへ足早に向かうのだった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「このタイプのストローって相手の唾液ばれずに飲めるよね」 [一言] そう来ましたか(汗)
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