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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
2章「魔物の巣窟」
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パーティ登録

今回から第2章です。章タイトルで何が起きるかわかるかもですが。

 私たちが旅に出てから2日目の朝になった。

昨日は、ギルドの部屋を貸してもらったため今朝は多少遅くなっても問題ないだろう。

 そう考えてベットの上で横になっていたらお腹のに圧迫感を感じた。このまま圧迫感があっては寝れないので渋々お腹の上を見てみることに。


「んん?何?」


 お腹の上を見てみるとラビィがのっかていた。なのでラビィを抱えて起き上がることにした。


「ラビィ、どうかしたの?」

「きゅい~」


 ラビィはお腹に手を当てて鳴いた。お腹の上に手を当てているということはお腹すいたのかな。


「ラビィ、おなかすいたの?」

「きゅい」


 ラビィは鳴いて頷いた。

(やっぱり会話が通じるということは大分賢いみたいだね。そのうちしゃべれるようになったりはしないよね)

 余計な考えも程々にして、ラビィはお腹すいてるみたいだし朝食にしようかな。そのためにもみんなを起こして朝食を食べに行こう。


「ミラちゃん、しずく朝だからおきなさい。」


 しずくとミラを揺すって起こしているとミラはすんなりと起きてくれた。ミラは寝起きいいみたいなので楽だ。

方やしずくを起こすときはいつも大変なので。


「くるみおはよう。ムニャムニャ」

「ミラちゃんおはよう、あとはしずくか」


 しずくはというと揺すって起こそうとしているけどなかなか起きない。しまいには

「あと5分だけ」

とベタなことを行ってくる始末。この言葉を聞いたラビィはお腹がすいていることあり私の腕の中から飛び上がった。ラビィが「きゅい」と鳴くと同時にしずくのお腹に向けて蹴りを入れた。


「げふっ。何!? 敵襲?」


 しずくは飛び起きた。しずくが起きたときにお腹の上にいたラビィが床に落ちていく・


「うわぁ、しずく危ない。ラビィがお腹の上にいたんだから気をつけてよ」


 私は床に落ちてきたしずくを受け止めて抱え直した。


「あぁ、そうだったんだ。ごめんねラビィ。それでどうしたの? こんなふうに起こしてきて」

「きゅい~」


 ラビィは特に気にしてないよとでも言うように顔の前で手を降っていた。


「それがね、ラビィがお腹すいたって。時間もいい時間みたいだから朝食食べようかなって」

「そういうことか、確かに今日も次の街目指すからそろそろ動かないとね。ふわぁ~」


 しずくが大きなあくびとともに動き出す。とは言っても荷物は全部しずくの影の中に入っているので荷物は其々の武器ぐらいしかないけど。しずくと話している間すっとラビィの頭をなでていてとある違和感に気づいた。

 今まで頭を撫でていると今までチクチクしてあたっていた小さな角の感触がなくなっていた。

 念のため毛を分けて見てみるとやっぱり角がなくなっている。そうしているとラビィは我慢ができなくなってきたのか私のお腹を軽く蹴ってきた。


「ごめんね。じゃあ朝食食べに行こうか」

「くーねぇ、どうしたの?」

「ちょっとね気になることがあったから。朝食食べながらでも話すよ」


 私たちはギルドの食堂へいって朝食を食べることにする。食堂に行く途中にある受付カウンターの近くを通ると昨日ギルド登録をしてくれたおばちゃんがいたので挨拶をする。


『おはようございます』

「君たちかいおはよう。2階の食堂空いてるから朝食べていくといいよ」

「ありがとうございます」


 ギルド員のおばちゃんに挨拶をしてギルド2階の食堂に向かう。ギルドの食堂は昨日の夕方を同じように閑散としていたが、おばちゃんの言ってたように営業はしているみたいだ。私たちは空いてる席に座ってラビィは床に下ろす。


「それでさっき何かに気づいたみたいだけどラビィに何かあったの?」

「それがね、なでていて気づいたんだけど角がなくなってたんだ」

「そうなんだ、なんでだろうね」


 私としずくで頭を悩ましているとミラがひとつの可能性を伝えてくる。


「種族が変わったのかも。今日外に出たとき少し見て見たほうがいいかも」



 こうして今日の予定が一つ決まった。朝食を食べ終わり私たちはジェニ村から出ることにした。

外に出る前にクエストを適当に選んでおく。


「ミラどれがいいかな」


 しずくとミラで話し合いながらクエストを探している。クエストの内容としては私たちと同じGランクであってもゴブリン討伐や薬草採取、ホーンラビット討伐、ワーム討伐、鉄鉱石採取等いろいろなクエストが張り出されていた。

 この中で討伐をするとしたらホーンラビットやゴブリンとかだろうけどしずくとミラ+で話し合ってるからそれに任せいようかな。


「ミラ、このゴブリンとワームってどんなの?」

「ゴブリンは簡単に言えば子鬼だよ。緑色の肌で武器を持ってるの。パーティ戦闘の練習にもなるから悪くないかも。ワームは土の中にいて地面から不意打ちしてくるけどそこまで強くないよ」

「なるほど、ならゴブリンとホーンラビットが一番楽な感じかな」

「確かにそうかも。でもゴブリンってここの近くなんだろうけどどこら辺にいるのかわからないから聞かないと」

「決まったようだね。どれにするの?」


 私はある程度決まったようだったのでミラとしずくの近くに移動して聞いてみる。


「このゴブリン討伐とホーンラビットの討伐かなって話してたんだよ」


 ミラとしずくの相談の結果を採用しゴブリン5体討伐とホーンラビット10体討伐を受注することにした。


「これ受けたいんですけど」

「討伐クエスト2つかい。頑張るね。ギルドカード借りるよ」

「ちょっと待って。その前にゴブリンってどこにいるか教えて。目的地に合ってればいいんだけど」


 ギルドカードを渡そうとしたところでミラがゴブリンの生息地について質問を投げる。


「ゴブリンはここから街道に沿って北上すると森があるんだけどそこにいるよ。近くの街との道中になるからゴブリン討伐は常に出してるんだよ。目的地とあってるかい?」

「うん、大丈夫。私たち今ポルックス目指してるから」

「それなら大丈夫だね」


 目的地とあっていることを確認したので私はギルドカードをおばちゃんに渡す。


「ギルドカードはこれです」

「はいよ。目的地も問題ないなら受付しちゃうよ」

「お願いします」


 ギルド員のおばちゃんが私のギルドカードと受付票を受け取り機械に差し込んで何か操作をし始めた。


「嬢ちゃん達3人で旅してるんだろ。ついでだからパーティ登録もしておいてあげようか」


 ここでまた聞きなれない言葉出てきたので確認する。


「パーティってなんですか?」

「パーティっていうのはね。クエストを複数人で受注する際に使う方法なんだよ。その分ノルマはパーティ人数でかけることになるから量が増えるけどね」


 パ-ティの説明を聞き特に不都合もない為お礼をいって登録をしてもらった。

 受け取ったギルドカードをバッグにしまって私たちは次の街への行き方を話し合う。その結果を外道を少し外れて魔物を探しながら次の街へ向かうことになった。

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