表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
8章 「天秤の過去」
212/500

集落を目指して_2

しずくがウトウトし始めたので夜の警戒をミラとミュールにお願いして私たちは眠りについた。


月がちょうど天辺になったあたりで私は目を覚ました。


「しずく、そろそろ見張りの交代だよ

「うん・・・」


しずくはうとうとしながらも体を起こしてくる。どうもまだ眠たそうだけどここは頑張ってもらわないと困るので起きてもらうことにする。そのまましずくを引っ張ってテントから出る。


「しずくは大丈夫?」

「目が覚めるまではこの調子だろうけど大丈夫だと思うよ」

「それならよろしく。ふわぁぁ~」


ミラはあくびをした後にしずくと同じようにうとうとし始めているミュールをひっぱってテントの中に入っていった、それを見送った後しずくの肩を揺らす。それでもしずくはうつらうつらとしていたのでしばらくの間焚火に薪を入れながら様子を見ることにした。その状態で少しするとふらふら揺れていたしずくの身体がぴたりと止まる

それとほぼ同時にガサガサと草むらから音が出始めた。


「ひうっ」


私はびっくりしたのもあり息をのむ。そんな私に気づいたのかしずくは私の頭に手を乗っけてくれる。


「くーねぇ大丈夫だよ。何が来てもぼくが倒すから」


しずくにそう言われて私は少し落ち着く。そうしていると草むらの中から豚面の魔物が2体ほど出てくる。


「「ブモォォォォォォォォォォ」」


2匹の豚面の魔物オークは汚い鳴き声を上げる。しずくは闇冷を腰に差してオークとの距離を測る。オークはそんなしずくに気づくこともなくこちらに歩いてくる。


「しずく、1体よろしく」

「わかったよ」


しずくが了承する。私はその間に1体のオークの対応をする。


「【ライトバレッド】」


私はオーク1体に光の弾丸を撃つと撃たれたオークはブモブモ鳴きながらこちらにやってくる。もう1体はしずくの方に歩いているのでそちらは任せることにした。

私の方にやってきたオークの足元を鞭で攻撃する。足元を鞭で打たれたオークは一瞬怯むもこちらに歩いてくる。


「はぁ、逃げてくれれば楽だったんだけどな」

「そううまくはいかないよ」


オークとの距離を測りながらもしずくは私に答えてくれた。そう返してくれることで私は少し心を落ち着かせる。


「ブモォ」


私の方に来ているオークが鳴いてからこちらに歩いてくる。私は向かってくるオークの足元の草むらを刃状にする。そしてオークの足に切り傷を付け速度を下げたところで鞭をオークの首に巻き付けて焼き切る。

(もう少し攻撃手段増やさないとな)

私がそう思いつつもしずくの方を射てみるとオークとの距離がさらに詰まっていた。そして私が瞬きしたと思ったらしずくはオークの後ろに降りオークの首が落ちていた。


「ふぅ、まだまだだな」

「しずく、そんなことないよ。かっこよかったよ」


私は素直にしずくに思ったところを伝えるとしずくは「へへっ」と笑っていた。

それとは別にオークが襲ってきたことで一つの問題発生する。


「しずく、オークの討伐証明や可食性ってわかる?」

「くーねぇぼくにわかると思う?」

「まぁそうだよね」


私の質問にしずくが胸を張ってこたえる。なので仕方なくしずくのシャドウガレージの中にしまってミラが起きてきたら確認しようと覆う。


「しずく目は覚めた?」

「うん、何とか~」


しずくはまだ頭がぼーっとしているのかそう返してきた。


「それでなんかすごく眠そうだったけど寝不足?」

「そうでもないんだけどね。なんか闇冷持ってからどうも夜は眠たくてね」

「そうなんだ。なんか異変あったら教えてね」

「わかったよ」


その後は特に問題もなく外が明るくなり始めた。なのでしずくに調理道具を出してもらってから料理を始めていく。

警戒をしずくに任せて料理を進める。そうしていると予想通りミラが先に起きてきた。しずくがミラが起きたのに気付いたのかしずくがミラに近づき話声が聞こえてきた。


「ねぇ、ミラ夜中にこいつ襲ってきたんだけど食べれる?」

「ふわぁぁぁ。どれ?」


ミラがあくびをしながらもしずくにどんなやつだったかを死体を見せて確認してもらっている。それを見たミラが解体を始めた。討伐証明はオークの豚のような耳のようだ。それを取った後にオークを解体して食べれる部位をしずくに渡すために一か所にまとめている。そのころしずくは手洗い用に水を置いてからこちらに走ってきた。


「解体は相変わらずダメなんだ」

「あのぐちょぐちょする感じがどうも苦手で」


しずくは私の料理に目を向けることにしたようだ。


「しずく、解体できたからしまっておいて」

「わかった」

「きゅきゅっ」


ラビィも起きてきたようでこちらにやってきたのでラビィのための野菜の盛り合わせを置いておく。


「きゅ~」


ラビィもうれしいのかこちらの私の頭に乗っかってくる。そのラビィを抱き上げて野菜の盛り合わせの前においてあげる。それによってラビィは野菜を食べ始める。

それを見てからミラに起こされたミュールも含め朝食を食べることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ