レッドドラゴンの生態
「なぁギルド長よ。あの依頼は何なんだ。ワイバーンの目撃情報の調査という話だったが」
「そうだよ。君たちの受けた依頼はワイバーンの目撃情報の調査だよ。だがレッドドラゴンが出てくることはこちらも低確率の可能性は考えていたって事だったけどね。君たちは魏職員に文句を言っていたが君たちは想定していなかったのかい」
そう言われていしまいギルド員に文句を言っていた男性は口を閉ざす。その後に全員にいうように口を開いた。
「ではドラゴンについて情報をいただきたいのだがいいだろうか」
「はい大丈夫です」
「構わないよ」
私たちと男性他たちのパーティはそれぞれ感じた事を報告していく。
「そうか。ほかに気になったところは」
ある程度のことを報告したところで他に気になったところはないかと確認してきたので私たちが考えているとミュールが口を開いて発言する。
「一つだけ確認したいのじゃが、過去にここら辺にレッドドラゴンの目撃情報はあるか?」
「過去の事例を確認するから少し待ってくれ」
「わかったのじゃ、時期としては一番近くて100年近く前になるはずじゃ」
ミュールがそう確認する。それを聞いたギルド長は少し時間をくれといわれてミュールのからの質問は一旦保留となる。その際にミュールからおよその年を伝える。
その後は何もなかったためこの日は解散となった。
そして1週間ほどルクバトで依頼を受けながらお金や実績を稼ぎつつ時間を潰していく。そして1週間たったところで今日の分を報告したところでギルド員が私たちにギルド長室へ来るように伝えられたので私たちはギルド員に連れられてギルド長室へと連れて来られる。
「ギルド長、くるみさん達をお連れしました」
「わかった、入れてくれていいよ」
ギルド員がそう言うと中から入るように言ってきたのでギルド員連れられてギルド長室へと入る。
「仕事後に済みません。」
「いえ、大丈夫です。ミュールからの確認の結果の件ですか?」
「はい、そうなります。さっそくですが。いいでしょうか」
ギルド長からそう言われたので私たちは了承したところでギルド長が説明してくれた。その結果今から110年ほど前にレッドドラゴンの討伐依頼があったらしい。ランクとしてはSランククエストということで多くの対応できる人が少なくひと月ふた月と経過したところでレッドドラゴンが出てくることがなくなり、1年間の経過観察後依頼は取り下げられたという依頼があったらしい。
それを聞いたミュールは少し考えた後に自身の考えを伝えるために口を開く。
「ギルド長よ。現在1週間以内にレッドドラゴンを倒すことができる冒険者はいるのか?」
「残念ながら聞いた情報が正しければ対応できる冒険者は今ルクバトにはいないですねもう少し機関があれば他国のSランク冒険者を呼ぶこともできますが」
「まぁそうじゃろな。地図はあるか?」
ミュールがそう言うとギルド長は部屋に置いてあった地図を取り出して見せてくれる。それを見てミュールはペンを取り出してぐるっと丸を囲む。
「昨日私たちが引き返したのがここじゃ。ここを円の端と仮定しておよそこの範囲があのドラゴンの縄張りじゃ」
「縄張りですか?」
「そうじゃ、ドラゴンの雌は総じて自身が生まれた地域周辺で再度卵を産み子育てをする」
「なぜそうだと?」
「簡単な話じゃ。竜の子育て期間は二週間そして最初の1週間は自身は巣に篭りオスのワイバーンたちが食料を集めるのじゃ。その後の1週間はオスのワイバーンを餌に子どもは育ちその間にメスドラゴンは巣の警戒と食料の確保に動いてくるのがドラゴンの生態じゃ」
「ど・・・どこでそんな情報を」
「それは企業秘密じゃ。それとレッドドラゴンがいなくなった後にこのあたりの洞窟をさがしてみるといい。たぶん木の枝と葉っぱで出来た巣が見つかるじゃろう」
ミュールの説明を聞いたギルド長は唖然としつつもミュールにお礼を言ってからこの後の予定を詰めて始める。その際にミュールがいくつかアドバイスをした後にギルド長室を後にする。
ギルド長室を後にして宿屋の部屋に集まってミュールに確認する。
「ミュール、どこであの情報を」
「あれぐらい帝都にいれば勝手に入ってくる情報じゃ。魔族や魔人族だけではなく魔物の情報も大量にあるからの」
「そんな情報あそこで言ってよかったの?」
「構わん構わん。子育てしているドラゴンが狩られるほうが申し訳ないのじゃ。そんなことよりお腹空いたのじゃ」
「せっかくかっこいいこと言ったと思ったのに」
ミュールのお腹空いた発言にミラが呆れつつも宿屋の1階に降りて夕飯を食べることにした。




