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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
8章 「天秤の過去」
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海上戦

グレンさんたちと別れた後私たちは船の船長室に向かった。船長室の前には一人の船員さんがいて私たちに尋ねてくる。


「こんにちは。船長さんに話があってきました」

「わかったが何か証明できるものはあるか?」

「これでいいかな」


そう言って私はギルドでもらった依頼書の写しを船員さんに渡す。船員さんは「ちょっとまってろ」といって船長室の中にいる船長さんへとクエスト用紙を持っていった。


その後少しした後に中から「入ってくれ」という女性の声が聞こえたので中に入ることにした。

その言葉に従い中に入ってみると中にはトーラスに来る時に乗った船の船長さんがいた。


「あぁ、船長さん」

「なんだお前達だったのか」


しずくがそう言って反応した。船長さんもこちらのことを覚えていたのかそう返してくる。その後は簡単に自己紹介と護衛の打ち合わせをしてから別れた。

船長さんことシープさんは来る時に船酔いでダウンしていたミュールのことを心配していたがラビィを付けてキュアを定期的に発動してもらっていれば大丈夫だろうということになった。


「そういえばくるみたちはチケット買ってたよな?」

「はい、もともとこの依頼受けるつもりなかったですし」

「それならほれ」


そう言ってシープさんは革袋に入った硬貨を渡してくる。それを受け取った私はシープさんイ受け取れないと返すも船長さんは説明をしてくれた。


「何を勘違いしている。お前たちと違って元から急場で受ける冒険者もいる。そう言ったやつらのことも考えて船の警護以来あの乗船料は依頼をする船側が持つことになっているんだ。だからそれはお前たちの乗船チケットの払い戻し分だ」


シープさんにそう言われたので私たちは素直に受け取ることにした。その後は少し世間話をした後に船長室を後にする。



船長室を出た後に私たちはシープさんに許可をもらった後に船の中を見て回ったところで船が出港した。


そのまま出港日は何もなく過ぎていき2日目


2日目ももうすぐ終わると思ったところで遠目に他船の明かりが見えてきた。その船に警戒をしつつしずくに声を掛ける。


「しずく、あの船確認できる?」

「うーんちょっと難しいかな。ちょっとっ見に行ってくる」

「気を付けてね。後ちょっと待って」

「ん?」


しずくがそう言って船から飛び降りようとしたところで私はしずくを止めて頭を撫でてあげる。それでしずくも気合が入ったのか足に水の魔力をためてから海上に降りる。

しずくが海面に降りたところでミラとミュールも船を確認したのかこちらにやってくる。


「船が来てるね」

「今しずくが見に行ってくれてるからこっちは周囲の警戒しようか」

「そうだね。ミュールは大丈夫」

「何とか大丈夫じゃ」


ミュールは顔を悪くしながらもそう言ってくれたのでこのまままた散開して周囲の警戒をする。


ーーーーーーーーしずく視点-----------

くーねぇと別れて海上を走りながら見つけた船に近づいていく。


「海上自衛隊みたいに警備しているわけでもないだろうし。しかもだいたい二か国の中腹ほどだし」


ぼくが独り言を言ったところでそれなりに見えるようになってた。そのまま暗闇に隠れるようにして船のマスト確認する。その結果わかりやすいようにドクロのマストだった。


「まぁそうだよね」


ぼくはそれだけつぶやくとそのまま船に戻る。


ーーーーーーーーくるみ視点-----------

くるみが戻ってきたところでしずくは船長室に行くことにした。


「やっぱりあれは海賊船か・・・」


そう呟き今まで以上に警戒をしていると海賊船の明かりが消える。そのまま様子を見つつしずくが戻ってくるのを待つ。


「ただいま」

「おかえり、シープさんなんだって?」

「一応出方伺おうって。後暗視かけなおしておくね」

「了解」


しずくがシープさんとの話を聞いた後にしずくはミラたちにも暗視をかけなおして船に隠れるようにして海上に降りていった。海賊船はこちらに少しづつ近づいてきておりそのまま接敵するかと思われる。


そのまま海賊船が近づいてきてこちらの船に板をかけてきた。


「お前達は積み荷と乗員連れてこい」


海賊がそう言ったところで「ぽちゃん」と何かが海面に落ちる音が聞こえた。

その音と同時に海賊船に黒い一閃が入り海賊船が沈んでいく。


「はっ?」


その光景を見ていた乗り込んできた海賊たちは唖然とした顔で呆けている。その隙に海賊たちを拘束していき空き部屋に放り込んだ。


「しずくお疲れ」

「このぐらい何ともないよ。一発だったし」


しずくが戻ってきたので労いの言葉をかけた。しずくは腰に差した積水と居合刀を持っていた。それを見た私はしずくの頭にチョップを入れる。それでしずくは正気を取り戻したのか頭を押さえてうずくまる。


「いったーい。くーねぇどうしたのいきなり」

「しずく闇冷に魔力流してたでしょ。若干呑まれてたよ」

「ほんとう?気を付ける」


しずくがしょぼんとしながらそう言ってきたので私はしずくを撫でてから周囲の警戒に戻る。その後は何事もなくサジテールの港町に到着した。

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