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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
1章「冒険の始まりと冒険者登録」
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精神的な回復期間

改元記念投稿です。とは言っても特別な話じゃないですけど。


12時更新も行います。そちらもよろしく。

 翌日目が覚めると既にみんなが起きていた。


「くるみ起きたか」

「おはようございます」


既にみんな起きていることに驚きではあったが外を見てみると太陽が南になるところだった。

(元の世界だと大体11時ぐらいかな)

普段は太陽と一緒に起きているのでここまで遅いのには驚きだ。

やはり私も相応に疲れがたまっていたみたい。


(今、年寄りくさいとか思ったでしょ。これでも高校生だから年寄りじゃないもん。

普段から昼食用のお弁当とか作ってるからその時間になれただけだよ)

そんなどうでもいい弁解はさて置き。


一方しずくはパッと見た感じでは、問題ないように振舞っているが表情を見る限りどうも無理しているようだ。


「しずく、大丈夫?」

「大丈夫だよ。でも今刀は持ちたくないけど」

「まぁそうだよね」


そうしずくと話しているとミントさんとミラが荷物をまとめ終わったようで、荷物を持って私たちのところくる。


「今日は預けていた荷物を受け取ってから帰ることにするか。しずくとくるみも今の状況じゃ戦闘どころじゃないだろう」


私たちは部屋を出て宿屋のカウンターへと向かう。

ミントさんは宿代の大銀貨2枚払っていたので私たちは宿屋の中で待っていることにした。ミントさんの会計が終了し私たちは、帰路につく。


 街の雰囲気は昨日と同じように活気に満ちている。

帰り際にミントさんは気分転換の為にアイースなるものを買ってくれると言ってくれた。


「ミントさん、私も欲しい」

「わかったわかった。ミラの分も買ってやるから」


ミントさんは広場の露天から3人分のアイースなるものを購入してくれる。

味は普通にバニラ味のアイスのようでとても美味しく後味もあっさりしている。

よく見ると他にも味があるようで(今度はほかの味も買ってみようかな)と思いながらしずくと並んで食べていく。

ミラのアイースを見てみると綺麗なピンク色なので多分イチゴ味とかなんだろう。

そのまま昼食を大衆食堂で取ることにする。私はデミバーグを頼みしずくはチーデミバーグを頼んだ。ちなみにミントさんはミースパ、ミラはピクザを頼んだ。


「ミラちゃんはピクザ好きだね」

「うん、パンとチーズの組み合わせがとてもマッチしてて美味しい」


私たちはそれぞれデミグラハンバーグとチーズデミグラハンバーグだ。まぁ名前からなんとなく察しはついていたが。

昼食も食べ終わり私たちはカストルを出てミントさんの家に向かうことにする。

門のところにいる兵士さんは昨日と同じようアークさんだ。昨日の帰ってきた時に私たちの顔色を見ていたようで私たちに対し話しかけくる。


「嬢ちゃんたち体調は大丈夫か?昨日戻ってきた時顔色がとても悪かったようだが」

「はい、一応大丈夫です」


私は素直に問題ないことをアークさんに伝えたが、アークさんは私たちの体調を気にしてくれているので素直に嬉しいな。


「一応ってお前なぁ。あまり無理はするなよ。冒険者は体が資本だから無理そうならちゃんと休むのが一番だからな」

「わかりました」


まぁそうだよね。体調を崩して狩りに行くとここぞという時に本領を発揮することができないからね。

アークさんにはお礼を言って門を抜ける。

帰り道も行きと同じようにハウンドが出てきたがカストルに来る時と同じようにミントさんが切り捨てて進んでいる。

私としずくは攻撃をしようとしたが気分が悪くなり結局攻撃をすることができていない。


ミントさんの家に到着したあと私としずくは少しの間の療養をとることした。

帰りの際に確認したが私としずくは野盗戦以降殺傷行為が一切できなくなっている。

しずくの状態は特にひどく刀を持つと吐いてしまうほどだ。私はまだそこまでひどくはなく攻撃をためらってしまう程度だ。

療養中私たちは何をやっていたかというと文字の練習と攻撃をすることのイメージトレーニングを繰り返している。


「おぇっ!」


イメージトレーニングであってもしずくは嗚咽を吐くほどでひどい。

このあとしずくは呼吸が浅くなり水を飲むのを繰り返す。その関係でしずくはあまりイメージトレーニングができていない。


「しずく、大丈夫?無理はしないで」

「うん、大丈夫だよ。ちょっとあの時のこと思い出しただけ」


しずくはコップに入った水を飲みきったようでは魔力変換を使ってコップに水を満たしている。

それを見て私はしずくに苦笑しながら注意を促す。


「しずく、便利なのはわかるけどちゃんと水道で水組もうね」

「だって水汲みに行くの面倒なんだもん」


しずくは魔力変換を覚えてから水汲みとかは特に動くことがなくなった。

まぁ以前同様戦闘訓練に誘えば嬉々として乗ってくれると思うけど。

考え事をしていると居間にミントさんが入ってきた。


「しずくは・・まだ無理そうだな。くるみはそろそろ大丈夫か」

「あぁミントさん。まぁしずくよりはですけど」

「くるみはそろそろ他の移動手段とかも考えておけ。それぐらいならもう大丈夫だろう」

「は~い」


私の適当に返事を返した。返事を聞いてミントさんは何も言わずに部屋を出ていく。


(移動手段か何かいい方法ないかな。木に捕まって動くことはもう出来るし。とは言っても木に打たれるのは嫌だしな)


う~ん、う~んうなって考えていると光属性でいい方法が浮かぶ。これなら行けるかな。

行うことのイメージとしては瞬間移動的な感じで。


「【フラッシュムーブ】」


私は新しい魔法を唱えた。するとイメージ通りに瞬間移動はできたのはいいがせいぜい1メートルほどしか動けてない。それと無駄に眩しいだけ。

これは実戦向きじゃないな。回避にも使えないし周りにも迷惑かけるし。こうして私は引き続き新魔法を開発することにした。

まぁこの時の試用でそばにいたしずくに眩しいと文句を言われたとともに戦闘では邪魔になると辛辣な言葉をいただいというのも理由の一つではある。


長期療養を初めて14日ほど経過した。私たちはなんとか獣相手に最低限の戦闘ができるぐらいまで復帰した。

戦闘できるようになりはしたけど魔物を殺すのにはまだ抵抗はあるししずくは傷つけるだけでも辛そうだけど。


「戻ってきて直ぐと比べて大分大丈夫そうだな。今日は午後からしずくとくるみの二人はミラと一緒に食料調達に行ってきてくれ」

『は~い』


 ミントさんに朝食を食べながらそう言われたので私としずくは渋々承諾する。

そして朝食と片付けと終わりいつも通りイメージトレーニングを行っている。私は引き続き移動手段の開発といきたいがそれは始めてから3日目で諦めた。


なぜってそりゃもちろんなんにも思いつかなかったからね。きっと今の私はキラキラしていることだろう。この何も思いつかない苦行と言える時間を乗り越えたのだから。

だからと言って近接されてそれではいおしまいだとしずくに負担がかかりすぎてまうなので私は守る手段を考えている。

それがこれだ。


「【ライトシールド】」


すると目の前に光りの丸盾を作り出す。これは強度がありある一定の威力の攻撃を受けると砕け散る。

だけどこれで1発は攻撃をしのげるはず・・・。

ほかの守りに使えそうな魔法は思いついていない。まぁ仕方ないか。こういうのは思いつきだし。

こうしてイメージトレーニングが終わり昼食の時間となった。

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