妖刀について
「しずく!!!」
私は前に手を伸ばした状態で目が覚めた。目が覚めた後にあたりを見てみるとここは昨晩借りたレイカたちの家の部屋だったようだ。それを確認したところで部屋の扉がノックされる。
「しずく?」
私がそう言った後に部屋に入ってきたのはレイカだった。
「レイカです。ごめんなさい、しずくさんじゃなくて」
「いや、こっちこそごめんね」
「くるみさん、これから大丈夫でしょうか、あの後のことと詳しいことの説明をします」
「ということは工房でのことは夢じゃないんだね」
「申し訳ないですが、そのことも含めて説明します」
「わかった」
私はそれだけ言うとレイカの後ろに着いていくことにした。そして到着したところは神社の本殿だった。そのまま中に入るとそこには4人の人たちがいた。
「アルキオネ、この落とし前どうつけてくれるのかな」
「どうって言われてもな、あの妖刀を触ったのはしずくだ俺には何の問題もなかった」
「ほう、そういうの。初恋の相手だった初代巫女の仕事を信用しすぎだな。その結果が今回のしずくの状況だということを素直に認めたらどうだ」
「カレンの仕事に仕事に失敗はない」
本殿の中央でカールとアルキオネの2人が言い争いをしていた。その光景を見ていたミール声を掛けることにした。
「ミール・・・」
「あぁ、くるみ大丈夫?」
「うん、まぁ何とか」
「この状況でそれなら後がお宮られるな」
ミールとそう話していたところでモミジさんがこちらに歩いてくる。そして私の前に着いたところでペコリと一礼した。
「くるみさん、しずくさんに何があったか説明させていただきます」
「私も聞いていい?」
「もちろんですミール様」
モミジさんがそう返事したところで説明が始まった。その間にもカールとアルキオネが言い争いをしているがミールがパチンと指を均すと二人の声が聞こえなくなる。
「カールがごめんねうるさくてこ。これで静かになったから説明よろしく」
「は・・・はい。まずはじめにしずくさんが取得した刀から説明させていただきます。しずくさんが手にしたのはメインとなる素材は黒鉱石で作られており、所謂妖刀と言われるものです。名を黒刀:アンレイといいます。字としてはこう書きます」
そう言って紙にさらさらと書いて見せてくれた。その文字を日本語として見てみると「闇冷」と書かれていた。私は名前の由来についてかくにんしてみる。
「国交石がメインだから闇がつくのはわかるけど、冷がつくイメージがつかないんだけど」
「はい、イメ0-時としてはそうですね。ですがこの闇冷の刃の構造を説明しましょう。刀身自体はさっき言った通り黒鉱石で作られています。ですが。刀身の芯となる場所は蒼鉱石で作られているといわれています」
「それって物理的にできるの?」
「本来は無理だ」
そう言ってこちらの話に入ってきたのはアルキオネだった。アルキオネは最初に私に向かって謝罪をした後に話を進めていく。
「だが、過去に一人だけそれを成し遂げた鍛冶師がいた。その名をギン。ギンは一時期メシラに鍛冶の実力を認められたが、本来無理とされていた複数の属性鉱石の統合に銀は障害を掛けた。それによって2本の妖刀ができあがったb。1本は既に再封印まで完了している」
アルキオネは添いう言って手元に刀を1本呼び寄せた。その刀の鞘にも大量のお札が貼られていた。その刀を見ていると私は思考に靄がかかったようになり、ふらふらとその刀に近づいていく。それに気づいたアルキオネはすぐに刀をしまった
「おっと、くるみそれ以上近づいてくるんじゃねぇ」
「ほへ」
私はぼーっとした頭でかろうじてそう返すことができた。そして次第に思考にかかっていた靄が晴れ始める。それを確認したのかアルキオネは先ほどの刀の説明を始めていく。
「この刀は白鉱石がメイン鉱石として芯に緑鉱石を利用している。そして銀の作った武器が厄介なところは、この刀に適した奴を洗脳しこの刀を取らせようとするんだ」
「どういうこと?」
「例えば、殺気の刀は光と木属性の特性があると持たせようと思考から順に鈍らせていく」
それを聞いた私はさっき思考に靄がかかった理由が分かった。そして闇冷のことを考えるとしずくも同じ状態になったんだろう。
「それに属性だけじゃねぇ、その対象が刀をどのぐらい使えるかによってもかかわってくる。それを考えるとしずくは大分優良物件だろうさ」
「アルキオネ」
「悪かったって」
アルキオネの言葉にカールが殺意増しましでアルキオネを睨むとアルキオネは口先だけで謝った。そんなアルキオネに対しカールが睨むが気にした素振りをしていなかった。そんなは置いておいてモミジさんが説明の続きをしてくれた。
「妖刀で洗脳を受けた場合、早いこと洗脳状態を解除しないと精神に異常をきたすことがあります」
「えっ、それって早くしずくを早く助けないと」
私がそう言って本殿から飛び出そうとしたところでミールに肩を掴まれる7.
「くるみ待ちなって。どう解除するかも聞いてないでしょ」
「そうだけど」
「冷静だと思ってたけど冷静じゃなかったか」
カールがそう呟いていたがその言葉は一切耳に入ってこなかった。そのまま何とか外に出ようとしていたところで首のところに衝撃が走って私は意識を手放した。
その際にカールとアルキオネが言い争っているが聞こえてきた。
ーーーーーーーーカール視点-----------
「おい、アルキオネ。しずくの件は多少大目に見たがくるみをなんで気絶させたんだい」
「あんな状況だとまともに説明も受けないだろう」
「だからと言って、気絶させても先延ばしにしかならないじゃない。それにしずくも早く助けなくちゃいけないんだし」
「そっちは新派するな。グレンたちにを捜索に当てている」
「そ、それ以外に何か手がかりは?後3日以内に見つけないと安全は確保されないんだから早く見つけないと」
「そうはいってもな。過去の書籍を漁るにしても時間がかかるんだよ。今はリュウジとクレハの2人に調べてもらってはいるが」
「そうか、解呪の方法も見つけないといけないしな」
「腕を切り飛ばすのが一番早い」
アルキオネがそんなことを言ってきたので僕はアルキオネの首に向けて透明の魔力の刃を突きつける。それによってアルキオネは黙るることになった。




