それぞれの魔装_1
私たちはグレンさんたちと合流した後に私たちはこの後の予定やミュールのこと(もちろん素性はかくして)を説明している。そうしていると焚火の明かりに導かれたのかアーマーウルフがこちらへと向かってくる。
「グレン、アーマーウルフが来てる」
「そうだね、ミカゲさんの言う通りアーマーウルフが来てるね」
「アキラ達は手を出すなよ。なぁくるみ、初の戦いってわけじゃねぇんだろ。いっちょお前たちの実力見させてくれねぇか」
グレンさん達はそう言うと臨戦態勢を整えながら様子をうかがっているようだ。それを見たしずくはにやりと笑った後に水剣を作り上げる。そのままこちらに先頭で走ってくるアーマーウルフを水剣を振りぬいて首を刎ねる。
それと同時にほかのアーマーウルフたちはこちらに向かってきているアーマーウルフはミラとミュールによってどんどん倒されていく。
「イメージは闇と一緒【アクアソーン】」
しずくがそう言うと生き残っているアーマーウルフたちの周囲から水の棘ができる。それによってアーマーウルフたちは水の棘によってすべて貫かれる。それと同時にしずくは片膝ついて肩で息をしていた。
そんなしずくを見た私はすぐにしずくの元にいって少しの間守備を固める。その際にしずくに一言文句を言う。
「しずく、無茶しすぎ」
「だって出来と思ったんだもん。それにこいつらの硬さからだとダークソーンが聞かないだろうし」
「まぁ、そうだよね」
そこまで話したところで一通りのアーマーウルフを倒し終えたのを確認したグレンさんはこちらに話しかけてくれた。
「お疲れさん。結構余裕があるようだったな」
「しずくは少し無茶しすぎ」
「うぅ~」
「唸っても駄目だよしずく」
ミカゲさんにそう言われたしずくは唸っているがそれをやんわりと注意した。その後も私たちの戦闘のことを話しているとミュールの話に移っていく。
「それにしてもミュールちゃんはすごいね」
「うん、なかなかの威力だった」
そう言って話しかけてきているのはカエデとレイカの二人だった。そう声を掛けられたミュールはどこか満足していないような顔をしている。
「なんじゃお主ら私のほうが年上なんじゃぞ」
「はいはい、そんなこと関係ないでしょ」
「ほは、ひっはるは」
そう言いつつミラがミュールのほっぺをつねっている。それをミュールが批判の声を上げているそれをカエデとレイカが笑いながら見ているのでそっちはそのまま様子を見ることにした。そうしていると私としずくのところにアキラさんがやってきた。
「しずくはまだしもくるみはそこまで実力変わってねぇな」
「むぅ、くーねぇは頑張ってるよ」
「はっ、頑張っていればいいなんて生易しい世界じゃねぇんだよ」
「まぁ、そうだけど」
そこまで言われて逆に私はいたたまれなくなってしまった。そのまま聞いているのはどうも嫌だったのでグレンさんと御影さんのところに行くことにした。
「くるみ、ラビィちゃん触らせて」
「いいですよ」
ミカゲさんのところに行くとラビィを触らせてほしいとのことだったので抱えていたラビィをミカゲさんに渡すことにした。その後グレンさんと少し話すことにした。
「グレンさんから見てどうでした?」
「そうだな、俺から見たらまだ相当余力あるだろ」
「まぁ、確かにそうですね。あれ以降できるようになったことはまだありますけどまだ練習中と言ったところですね」
そう話しているとグレンさんは面白そうな顔して提案をしてきた。
「そうか、なら本気でやってもらおうじゃないか」
グレンさんはそう言うと腰に差している刀をすっと抜く、そのまま私へと切りかかってきた。それを遠くで家訓していたのかしずくの間に入ってくる。そのままいつ発動させたのか自身の腕で受け止める。そのまま腕を横に払うことによってグレンさんの刀を弾く。
「グレンさんどういうつもり?」
「ただな、お前たちの実力をちょっと見てみたくてな」
「だからと言って不意打ちはどうかと思うよ」
そう言ってしずくはグレンさんのお腹にパンチを一撃入れる。それによって鎧の腹部が凹みグレンさんは後退する。その際の音が周りの人に聞こえたのかミカゲさんやアキラさん達がこちらに向かってきた。その時誰もかれもが臨戦態勢をとっている。
「ちょっと待て、もう少し様子を見てもらおうと思ってただけだ。問題はない」
「それにしても面白いものを持っているな」
「それってほかの3人もできるの?」
レイカがそう聞いてきたので素直にまだ練習中とだけ答えた。それを聞いたアキラさんが
「それじゃ実戦練習といこう」
と言い出して武器を抜くそのまま、ほかの面子も臨戦態勢をとることになった。
そんな中ミカゲさんはラビィを構っているので今回は見学ということになった。叩く相手としてはグレンさんとしずく、アキラさんと私、ミラの相手がレイカちゃんでミュールとカエデという組み合わせとなった。
「さて、しずくのあれと同じようなものができるんだろう。楽しませてくれよ」
「正直私戦いたくないんですけ」
私が最後の抵抗と言わんばかりにそういうがグレンさんは申し訳なさそうな顔をして言ってくる。
「悪いなこっちも依頼なんだよ」
「それってどこからの?」
「う~ん、わるいが守秘義務ってやつでいうことはできないな」
「まぁ、そうだろうね」
そういうとそれぞれのところで試合が始まっていく。それに合わせて私とアキラさんも戦いが始まった。
魔装の詠唱を考えるため次回少し遅れるかもしれません。
出来ればいつものタイミングでアップしたいですが。




