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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
7章「倭国の妖刀」
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トーラス到着と魔物の情報

船に乗って移動は特に何もなく倭国トーラスへとたどり着いた。

まぁ船の中でミュールが船酔いになったりしずくが日増し始めたりとはあったが魔物の襲撃などはななかったので平和な方だろう。そう思いつつ甲板から進行方向を見ているとしずくが私の方にやってきた。


「くーねぇ。島見えてきた」

「そろそろ到着かな」


しずく言うと別な方向から来たミラとミュールの二人がこちらに歩いてきて到着じゃないかと言ってきた。そう話していると、推定トーラスの方から1隻の船がこちらにやってきた。船が私たちの乗った船に横付けして男の人が一人乗り込んできた。


「船長は・・・」

「ここにいるよ」


乗り込んできた男は船長はどこにいるかと聞こうとしたのかすぐに甲板に一人出てきて乗ってきた男に対し声を掛ける。そしてかったるそうにしながら続きを話し始めた。


「まったく、相変わらず仕事熱心なことだ」

「仕方ないだろ、このトーラスには借りもあるんだし」

「そう言っているからいつまでたっても下っ端なのよ」

「うるさいな」


船長さんと乗ってきた男の人がそう話しているのを私たちは甲板で呆然としながら見ていた。そんな中しずくが船長さんに近づいていく。


「ねぇねぇ、この人知り合いなの?」

「ん?君は確か」

「しずくだよ」

「そうそう、ミントの知り合いのしずくだったか。彼はトーラスの海上軍の一人だ」

「そうなんだ、それで船長さんと彼ってそういう仲?」

「「そんなことはない」」


二人は声をそろえてそう否定してきた。しずくはそんな二人を見てニヤニヤしながらこちらに戻ってくる。


「仕事中にしずくがすみません」

「いや構わないよ」

「それでは本題に戻そう。これから入国で問題ないか」

「あぁ、そのつもりだ。今回の入国者リストだ」


船長さんはそう言って紙束を男の人へと渡す。それを受け取った男の人はパラパラとないように目を通した後に、紙束を懐へとしまうとそのまま乗ってきた船へと戻っていき一足先にトーラスへと戻っていった。それを見送った船長は一息ついてから、船員に声をかける。


「トーラス海上軍への入国者名簿の提出も終わった。トーラス本島へ向けて再出航といこう」

『おぉぉぉぉぉ!!!!!!』


船長がそういうと船乗りたちの図太い声が上がり、船は再び見え始めたトーラス本島へと近づいていくこととなった。


再出航した船はトーラス本島へと到着し私たちは桟橋が下ろされると

咲きほど船に乗ってきた男を含む4人が横に並んでいた。私たちはその人たちの指示にしたがい2列で入国の手続きを進めていく。

手続きといってもそこまで時間のかかるものではなく事前に渡していた名簿と冒険者カード等の身分証と照らし合わせる程度のものだった。

そういうこともあり、あっさりと入国審査も終わり港から街中へと移動する。


「おぉぉ、タイムスリップしたみたい」

「確かに江戸時代の町並みに近い感じかな」

「江戸時代っていうのはわからないけど、始めてみる建物がいっぱい」

「そうじゃの、あの屋根に乗っている石みたいなものや服装も興味深い」


私たちは露店を冷やかしつつ街の中央へと移動していると、見慣れた龍の看板の後ろに丸の上にUが書かれたようなマークの看板を見つけたので、ギルドへと入っていくことにした。


冒険者ギルドにはいるとザ・和風問いいったような感じになっておりギルド併設の酒場は御座のようになっていたり入り口近くには暖をとるためなのか囲炉裏のようなものまで置かれていた。


和風のものを見つつ受付まで移動すると和服を着た受付嬢の人が話しかけてくる。


「こんにちは、君たちはトーラスに来るのは初めて?」

「はい、さっきの定期船で来ました」

「お姉さん何でわかったの?」

「それはね、トーラスに初めて来た人はキョロキョロしてることが多いからだよ」


受付の人と話していると受付の人の頭に拳が降ってきた。


「おい、ユリ、サボってないで仕事しろ仕事」

「ユウキさん、これでも仕事してますよ。トーラスに初めて来た冒険者さんのに説明してたんじゃないですか」

「それなら最初に言うことがあるだろうが」


殴られた頭をさすっているユリさんとユウキさん話し終わったところでユリさんは頭から手をどけて改めて私たちに向き直り一礼した。


「それでは改めまして、ようこそトーラスへ。ここはトーラス1の港町エルナトになります」

「私たち初めてトーラスに着たんだけどどこかおすすめの街とかってありますか?」


私はユリさんにそう訪ねるとユリさんは少しきょとんとした後にいくつかの街を教えてくれた。目的地である首都アルデバランはもちろんのこと他に何ヵ所かの大きな街を紹介してくれた。


「ありがとうございます」


わたしはそう言って立ち去ろうとしたところで後ろにいたミラにストップをかけられた。


「くるみちょっと待って」

「ミラどうかしたの?」

「あんたねぇ、私たちは冒険者なんだから他にも聞くべきことがあるでしょ。ということでユリさんトーラスに住む魔物の特徴を教えてもらっても?」

「えぇ、大丈夫ですよ。トーラスの魔物の特徴としてはスライムなどの一部を除き硬い甲殻におおわれています。なので甲殻の繋ぎ目を斬ったり射抜く技術。もしくは甲殻ごと斬る必要がありますがこちらはあまりおすすめしません」

「わかった。注意事項はそれぐらい?」

「そうですね、魔物の種類事態は大陸とさほど変わりませんが、文化的な問題としてここトーラスの宿屋は一部土足厳禁の場所もあるので受け付け時に一度確認するのがよろしいかと」

「ありがとう。そうさせてもらう」


これで聞きたいことは聞いたと言わんばかりにミラが由利さんとの会話を終わらせた。その後ミラを先頭にギルド併設の食事どころへ移動してさっきの話を共有する。


「さっきの話を聞いていた通り地形が大きくことなる場所や海を挟むときを気を付けた方がいい」

「そうじゃの、外界からの侵食がなかったりすると特に独自の生体が生まれやすい。特にここ以外じゃとシュタインボックやアクア連邦、スコルピオス、オヒューカスの4ヵ国じゃろうな」

「そういうこと、どこの国でも一度ついたら確認するのが一番だけど」

「えっ、今までのところは?」

「ジェミニは住んでたからいいとしてキャンサーは到着後の復興活動中に確認済み。レオは」

「お主らがデート中に確認しているのじゃ」

「まぁそういうこと」


ミラが少しむすっとしながらも話を閉める。

その後この後の予定などを話して翌日に一度狩猟の依頼を受けてみようということに決まった。

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