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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
6章「武闘大会」
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Aブロックの終わりとBブロック決勝

ぼくが控室で正座して精神統一をしているとモニタから多くの歓声が聞こえてくる。それを聞きながらミントさんとの戦いをイメージしながら自身の魔力を練り始める。そして少しづつぼくの身体に衣が纏い始めた。

そして右足を立てる。そしてゆっくりと刀を抜く。そして自身の型を確かめるようにゆっくりとうがしていく。そして一通り型の確認を終えるとぼく集中を程よく保ちながらモニタを見ることにした、モニタではライオンの姿になったレオンハルトさんがグルーガさんのことを殴り飛ばしていた。


「あれは何とかしないといけないな」


『カール様あれは何なんでしょう』

『あれはね一部の獣人が使える獣化っていう者みたいだよ。詳しくは僕もわからないけどね』

『カール様でもわからないのですね』

『そりゃもちろん。特にアダラに聞くと獣化は獣人の極秘事項みたいなものなんだって。だから僕も実際に見たことも数える程度しかないよ』

『なるほど。どれぐらい強いのでしょうか』

『そうだね以前見たところ感じだと理性が薄くなり身体能力が上昇するみたいだよ』


なるほどそういうことなんだね。ぼくが感心しながら様子を見ていると控室の扉の向こうから人の気配がし始めた。


「しずくさん。そろそろ準備をお願いします」

「わかったよ」


呼びに来たスタッフの後ろについて闘技場に行くことにした。そこにつくとBブロックの戦いももう大詰めになっているようで鎧などが爪や牙によってボロボロになってしまっている。そして間もなくレオンハルトさんの勝利で決勝戦の一人が決まった。そしてミールがリカバーでグルーガさんが回復されていく。


そしてグルーガさんとレオンハルトさんが中央で握手をしてからレオンハルトさんがぼくのところに歩いてくる。そしてぼくのことを一度見た後に歩いていってしまった。


「さて、Bブロックの決勝を始めていきましょう」

「なんと今回の戦いは師弟対決だよ」

「神獣殺しのミント選手対ミント選手の弟子であり今まで激闘を繰り広げたしずく選手だ」


ぼくはその言葉に従い闘技場に入っていく。ミントさんも対面から闘技場に歩いてくる。そして中央でぼくはミントさんと握手をした。


「しずくと手合わせをするのは久しぶりだな」

「そうだね、ミントさん。小屋で何度かやって以来だもんね」

「審判、少し提案があるんだが」

「はい、何でしょう」

「実はな私たち神の敬愛を受けている。そう言ったこともあって私は決勝は降りようと思っている」

「それは盛り上がり的なこともあってやめてほしいところですね」

「まぁ、そうだろうな。だからここで提案だ。ここで私が勝つと盛り上がらない。だがしずくと真っ向から戦うと私が九分九厘勝つだろう」

「すごい自身ですね」


ガルドが苦笑を交えてそういうが正直ぼくもミントさんに勝てるかどうかはとても怪しいと思っている。だからといって全力でやらないというわけにはいかない。


「それに私が決勝に出たとしてもさっきのレオンハルトに勝てるぞ」

「それは大きく出ましたね」

「まぁ、それは置いといてだ。実際私も昨日のパインと同じようにしずくを実力を上げるために出場したところがあるからな」

「それってしずく選手がここまで上がってこれなかったら意味なかったのでは」

「それならばそこまでだ。その代わり後でみっちり訓練するがな」

「うげぇ、なんでこんなところで」

「しかたないだろ。それにカールたちも同意のようだぞ」


そう言われたのでぼくはカールの方を見てみるとカールはぼくが見ていることに気づいたのか頷いていた。その後にミールの方を見てみるとミールも苦笑しながらうなずいている。それを見てぼくは盛大に溜息をついた


「悪いな、そういうことだ。さて話は戻すが今回しずくに特定の条件を突破したらそのまま私は棄権をしよう」

「なるほど、それでその条件とは」

「簡単なことだ、私に一撃を入れるかしずくも追いついてきたということで私に魔装を二つ以上同時に使わせてみろ」

「なるほど、どうでしょうカール様」

「そうだなぼくとしてはどうでもいいんだけどまぁ決勝が不戦勝っていうのは閉まらないからね。いいよその条件」


カールがそう言ったことによってこの条件が正式に受け入れられた。


「しずく、本気でこい。今全力を見せ見ろ」

「もちろんだよ」

「いやぁ面白くなってきたね。この試合たぶん君だと荷が重いだろうからぼくが見るよ」

「アダラ様のお手を煩わせるわk」


ガルドがアダラの話を断ろうとするも濃密な殺気が当たりにまき散らされた。直に受けているわけではないのに冷や汗をじっとりとかく。そして実際にこの殺気を受けているガルドはというと腰を抜かして座り込んでしまっている。


「アダラ殺気抑えて抑えて」

「ん?あぁごめんごめん君も大丈夫だよ」


アダラがそう言ってもすぐに起き上がることもなく、ミールに介抱されながら闘技場から降りていった。そしてこの試合の審判はアダラを抑えるために出てきたユキさんとアダラの二人が審判として立つことになった。

ユキさんを見てみると口元が緩んでいた。

ユキさんはアダラに近づき小声で話している。少し聞こえてきた声から察するにどうもアダラはこの試合を間近で見たかっただけみたいだった。

(なんてはた迷惑な)

と思ったのは仕方ないと思いたい。


「まぁ、少しトラブルもあったが二人の力存分に見せてもらおうか」

「ミント、頑張ってね」

「ユキ贔屓目の判定はするなよ」

「大丈夫それはしないよ」


アダラとユキさんの二人での会話を聞きつつぼくは集中力を高めていく。そしてミントさんとの距離がある程度離れたところでBブロック決勝の開始を知らせる銅鑼の音がコロシアム中に響き渡った。

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