表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
6章「武闘大会」
171/500

Bブロック第2回戦第1試合_2

 そんなパイモンに対してぼくは背中にいやな汗をしっとりとかく。パイモンはそれに気づいているのかどうかはわからないがそのままぼくの下に歩いてきた。それに対しぼくは魔力節約のために水剣をしまい闇剣に水の魔力を流す。それにって紫色の剣となった。そしてぼくも前に歩いていく。

その際に影の衣の一部を使い鞘のようなものを作り出して毒剣をしまう。そしてその場で足を止めて構える。それを見たパイモンは速度を上げる。そして悪魔の爪を突き刺してくる。それに対してぼくは急造の鞘で居合切りをする。毒剣はそのままパイモンの爪を切り裂くことができた。


「!?」

「これで決める」

「ちぃっ!!!」


パイモンが舌打ちする。そのまま居合切りの速度は落ちることなくそのまますぐにパイモンの腕を切り飛ばした。それによってパイモンは驚愕の表情と額に汗がびっしりと出ている。そのまますぐに膝をついた。


「諦めてくれればうれしいんだけど」

「そうだな、ここまでやればサビク様も十分だろう。この勝負勝ちを譲ってやる」


パイモンがそう言うとそのままばたりと倒れた。それと同時にミールが上がってくる。


「しずく、大丈夫なの?【リカバー】」

「うん、何とか。パイモンは解毒から先にやってあげて」

「大丈夫リカバーで解毒もできるから【リカバー】」


ミールがそう言ってパイモンにリカバーを使った。それを見た後にぼくは気を失ってしまったその時にびっくりした顔のミールを見ることができた。


ーーーーーーーーくるみ視点-----------

しずくが気絶したのを観客席から見ていた私はミントさんの応援をミラたちに任せてからすぐに医務室へと走って向かった。医務室に到着するとベッドで眠っているしずくの寝顔が目に入る。その額にうっすらと汗をかいていたので汗を拭いてあげることにした。しずくの眠りが浅かったのかそれによって目を覚ます。


「んっ、くーねぇ?」

「しずく、お疲れ様。体は大丈夫?」

「大丈夫だよ、ちょっと魔力使いすぎただけだから」

「ちょっとってちょっとどころじゃないでしょ。それにしずくはりかばばーで直したとは言っても今日一日は安静ね」


そう言いながら医務室に入ってきたのはミールだった。ミールはそれだけ伝えると医務室で眠っているパイモンのとっころに行く。それを見ながらミールに問いかけることにした。


「ミール、次の試合の回復担当しなくていいの?」

「大丈夫。これ分身体だからっていうかそろそろ見極められるようになってくれないかな。結構な回数分身体見てるよね」


ミールはあきれつつそう言ってきた。なので魔力視でミールを見てみるとうっすらとしか魔力を纏っていなかった。そのことをミールに聞いてみると「あてにはできないけどそういう見分けもできるよ」ということだった。

そう話していると今度はミールが話を振ってくる。


「しずく、あんたどんな毒使ってるのさ」

「へっ?」


ミールにそう言われてもしずくはどうも理解していない様だった。ミールがぐちぐちと言っている文句を聞いているとミールの言っていることが分かった。なんでもリカバーだけでしずくの使った毒を解毒することができなかったとのこと。


「しずく、毒剣作るとき何想像してた?」

「切羽詰まってたから覚えてない。でも適当に強そうな毒って思ってただけで」

「それなら今後検証が必要かな。ミール今晩もお願いできる?」

「カールと相談してだけど大丈夫だよ」

「それでパイモンは大丈夫だったの?」

「まぁ、何とかね。解毒専用の魔法を合わせることで何とかなったわよ」

「よかった」


私たちがそう話していると医務室の扉が開く。そこにはミラたちがいたのでミントさんの試合が終わったのだろう。それに合わせてミールの分子体も消えていく。

その後にミールの本体とカールが一緒に入ってきた。そして今日のこの後の予定を話してくれる。


「しずくのこともあったから全力で闘えるようにということで今日の試合はこれで終了。準決勝は明日になったよ」

「ミントさんの試合はどうだったの?」

「ふん、圧勝だったぞ」


これによって明日の試合はミントさんとなった。そしてこの後の話を進めていくことになる。


「カール、ミールにも行ったけどこの後訓練したいんだけど・・・」


しずくが「訓練したいんだけどいい?」と聞きたかったようだがカールの威圧に耐え切れず言葉がしりすぼみになってくる。そしてカールが溜息を吐きながら答えた。


「その様子ならわかってると思うけど、今日の特訓はなしだよ。くるみたちはできればやってもらいたいけど」

「だよね。まぁわかっていたけど

「でもカール。しずくの使う毒について少し確認したいんだけどダメかな」

「ダメだ、今のしずくの状況はこれ以上魔力を使うと明日の試合に影響出るからね」

「む~わかった」


しずくが渋々という形であきらめた。私はしずくの頭を撫でながらカールに聞いておきたいことを聞くことにする。


「カール、しずくなんでこんな短期間で魔装を二つも三つも入手しているのかな」

「それはね1日で3週間の空間d・・・」

「カールストップストップ」

「で黒龍と闘い続けているからだよ」


しずくが焦ってカールを止めるがここは双子(?)。カールの言葉を引き継ぎミールがしずくの特訓内容を教えてくれた。それを聞いた私はしずくに顔を向けると。しずくは私から離れて土下座していた。


「くーねぇごめんなさい。どうしても勝ちたかったから」

「ねぇ、しずく。中学校のときに無理な練習はしないって言ったよね?」

「うん・・・」

「今回はその約束破ったってことでいいんだよね?」

「うぐ・・・」


私がそう言うとしずくは泣きそうな顔をしているので、少し説教した後にしずくの頭を撫でてあげることにした。そう言った一連の流れも終わりしずくを除く全員が引き続き魔装を習得するためにカールたちが作った特訓スペースへと移動し特訓を開始したのだった。

もちろん今日のしずくは私たちのところで見学となる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ