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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
6章「武闘大会」
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Bブロック第1回戦_3

ミールに回復してもらったぼくは闘技場を後にした。玉藻さんも回復してもらった後に闘技場から出ていく。そうしたところで司会が次の試合のコールを始める。


「さぁ、Bブロック1回戦はしずく選手が玉藻選手を接戦の末下し2回戦へコマをすすめました」

「それでは次に行ってみましょう。Bブロック第1回戦第2試合の選手を紹介しましょう」

「第2試合は獣帝国所属の宮廷魔導士フォース選手。対するはローブに身を包んだ謎の少女パイン選手」


ヨルンがそう説明してくれている。それによって闘技場内が沸く。

それに押されるように紹介された二人が出てくる。


「よろしくお願いします」

「うん、よろしく」


二人がそう簡単に挨拶をしているのが見えている。ぼくはそんな二人のことを気にせずにくーねぇのところに戻り観戦をすることにした。


「くーねぇ、無事かったよ」

「おかえり、ところで最後のって」

「そうだよ、ふたご島でハウンドリーダー倒した時の」

「やっぱりか」

「それにしても魔法いろいろと覚えたんだね」

「もちろん、開始直前まで頑張ってたからね」


そう話していると戦況は少し進んでいた。戦況は遠くからフォースさんとパイモンが魔法を打ち合っているそれを見ていたミュールが感想を述べた。


「なんじゃ、パイモンのやつ召喚をなぜ使わないんじゃ」

「それはルールで縛ってるからだよ」

「ん?アダラ様なぜここに」

「ちょっと観戦だよ。君の腹心の一人がどれぐらい強いのかっていう視察も含めてね」


アダラがそう話してくれているのでそうなんだろうと思った。


「【イービルランス】」

「甘いです【ホーリー】」


パイモンが放ったイービルランスを自信を中心にホーリーという初めて見る魔法を放つことですべて打ち消した。モニタにはそれを見て苦笑しているパイモンの顔が映る。


「へぇ、あぁいう方法でもなんとかなるんだ」


しずくがそう呟いている。一方実際にやられたパイモンは次の手を打っている。


「【シャドードーム】」

「なかなかに。さっきのしずくさんの魔法の真似ですかな」

「むっ!!! 悪いなこれは私が最初に使い始めた魔法だ」


パイモンがそう返している。それを聞いたフォースが次の手を打ってくる。


「それは失礼。でもこれしきで私を止められると思われているなら心外ですな。我を包む闇を払い給え。【ライトワールド】」


フォースが詠唱からの魔法でパイモンの張ったシャドードームを打破する。それによってパイモンの口元がにやけている。


「面白いぞ。フォース。この大会にこれほど楽しめるやつがいるとは、しずくに先を越されるとは思ってなかったがとっておきを見せてやる」

「ぬっ!【霞隠れ】」


観客席でもパイモンの雰囲気が変わったことが分かった。フォースさんも魔法を利用して姿をくらませた。それと同時にフォースさんは詠唱を開始する。それによって会場全体に魔力が充満していく。


「【魔装:悪魔の爪】」


それによってパイモンの両手の爪から黒い爪が伸びる。そして手の甲に紫色のクリスタルがはめられている。魔装の装着と同時にパイモンの使っていた偽装が解かれていく。それによってパイモンの本来の姿が会場に現された。


「えっ、なんでこんなところに魔族が」

「それは後で話を聞くとして、ちょっと行ってくるね」


そう言って一部の人以外認知できない空間を作り出した。当然ぼくとくーねぇは認知できているから会話も聞こえてくる。


「それでパイモン。ルールは守ってくれるんだよね」

「ふん、もちろんだ。それよりさっさと続きをやらせろ。この戦いが終わったら詳しく話してやる」

「わかった」


それだけ話すと作り出した空間を破壊した。


「聞いてみたけどルールは守ってくれるみたい」

「な・・・なるほど。これは今年の大会はすさまじいことになりましたね~」

「ガルド、意識をしっかり持ってね」


カールが目が死に始めているガルドに対してそう言っている。一方会場では


「この世に存在するすべて闇を滅し、世界のすべてに光を灯さん。光魔法奥義【ライトブレス】」


フォースがそう言うと手の平から無数の光の玉が外側に広がるように飛んでいきパイモンを中央に据える。光の玉が飛んで行った中央を覆うように光線が射出される。


「正面からぶち抜いてやろう」


パイモンがそう言うと手に出来上がった魔爪を立てに振り下ろす。それによって光の光線を切り裂く。


「おっと、このままいったらまずいな」


パイモンがそう言って途中で爪を止めた後翼で空を飛び切り裂けなかった下半分を躱した。そして光線の光が落ちついたころ闘技場の上にミールが上っており回復魔法を唱えていた。


「それでちゃんと説明してくれるんだよね」

「もちろんだ」


ミールが確認するとパイモンは頷く。


「勝者パイン選手ってマイク返して」

「うるさいぞ」


そう言って勝者宣言のために闘技場に上ったヨルンからマイクを奪い取る。


「コロシアムに来ている観覧者諸君、我名はパイモン。サビク様の命に従いしずくお前の実力を計りに来た。なので明日の勝負勝ったとしてもそのまま棄権すると宣言しよう」


パイモンがそう言うとぼくの周囲の人たちがぼくの方を向く。ぼくはそれを見てわくわくしだす。

(さすがパイモンだなあれを使えるようになるなんて)


「それにここにきている神様たちもすべて同じ考えだろう」


パイモンは最後のそう言ってマイクをヨルンに返して下がっていく。


「カール様聞きたいのですが魔装というのは」

「あぁあれかい。あれはちょっと特殊でね、自身の魔力を体に纏わせて武器や防具といった装備品にするのがあれの能力なんだ」

「もう一ついいでしょうか」

「答えられることならね」

「さっきパイン選手が言ってたここにきている神様全員同じ目的っていうのは」

「それはその通りだよ。把握している限りでは僕とミールのほかに5人ほどは来ているね。みんな暇なのかな」


カールがそう言うとぼくたちの近くにいたアダラの額に血管が浮かんだがお願いした仕事をしている以上文句を言いに行くわけにもいかないようだ。


「ちなみにしずくのはまだ練習中だね。そしてパインの魔装が完成版になる。見極め方としてはクリスタルがあるかないかだね」

「それはどのぐらい練習する必要があるので」

「そうだね。しずくのレベルまでなら2か月ぐらい猛練習したら行けるかな。しずくは魔力媒体ないとあそこまでまだいけないけど」

「しずく選手って魔力媒体持っているのでしょうか」

「これは内緒の事項に触れるから持っているとだけ言っておくよ」

「わかりました。Bブロック第1回戦第2試合いろいろとトラブルはありましたがこれによって終了です。第3試合に入りましょう」


司会がそう言うと次の試合の選手紹介に移っていく。

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