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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
6章「武闘大会」
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Bブロック第1回戦_2

玉藻さんの笑い声が聞こえてくる。ぼくはそれを無視して作戦を練ることにした。


(いろいろと練習で習得できたけど玉藻さん強いな)

「おぉっとしずく選手ドームの中に入ってから出てこなくなりました。諦めたのでしょうか」

「さぁ、どうだろうね。最低限言えるのは彼女は諦め悪いよ」

「おやっカール様しずく選手のことを知っているのですか」

「おっと失言失言」


カールがそういっているのが聞こえた。


(カール何口滑らせてるのさ。まぁこっちも動かないとね)


「ぼくは影なり、すべてを飲み尽す者【影の衣】」


ぼくが詠唱と一緒に魔法を発動させる。そしてそれと同時に外に出た。


「しずく選手出てはきましたが姿が大分変わっています」

「あれは自身の影を纏う創作魔法だね」

「どういう効果があるのでしょうか」

「それは見てのお楽しみということで」


今の僕の見た目は全身に黒いローブを纏っている状態で後ろに流れている。その流れているのも途中でちぎれて空気に溶けていく。そのままぼくは玉藻さんに駆けていくその途中でも玉藻さんは楽しそうにしていた。


「やっとしずくも本気になったか~」

「あのままだとじり貧だからね」


ぼくはそう言って積水を振るうそれと同時に水の魔力を纏わせる。それだけで積水の剣が毒となる。


「【五強】【三界】」


玉藻さんが三界を強化してくるそれによって積水が途中で止まるがそれでいい。この衣の真の力はここから。そのまま衣の裾がとがり玉藻さんを突き刺す。


「っ!!!」


玉藻さんもこの攻撃は予想外だったのかそのままわき腹に刺さる。そのまま後ろに下がりながら新たな結界術を発動してくる。


「結界術【六元】」


それによってさっき貫くことができたわき腹の治療が始まる。ぼくはそのまま距離を詰めていく。そしてローブの裾をすべて槍上にして突き刺しにかかる。


「しつこいなわれぇ【三界】」

「それはこっちのセリフだよ」


ぼくもそう返すが三界によって布施がられてしまう。そこに刀の闇剣で攻撃を加えようとしたところで玉藻さんが次の手を打ってくる。


「死ぬんじゃねぇぞしずく【二線】【四風】」


四風によって発生した突風に二線の斬撃が飛んで切る。ぼくはそれを衣によって弾いていくがさすがに後退せざる負えない。このまま素直に下がる主気が引けるので衣を飛ばす。玉藻さんはそれを鉄扇で弾き落してしまった。


「あれを普通に叩き落すなんて普通じゃないよね」

「よぉわかったな~。もちろん結界術使ってるでぇ~」

「それは気になるな。それなら使ってやるわ」

「【五強】」


玉藻さんが五強だけ発動させると人足でぼくの懐に潜り込んできた。ぼくは躱すことができないと考え衣を防御に回すことにした。


「【毒の鎧】」

「甘いで~しずく【七破】」


玉藻さんがそう言うと掌底をぼくの鳩尾に当ててくる。それを毒の鎧で防ごうとした。

だが、ビキという音がして毒の鎧にひびが入った。


「七破で破壊できないか。それにこっちも腕がやられた」

「おっ、少しは冷静になった?」

「さすがにな~。あのままやってたら面白いことになってただろうが最悪の事態が想像できるからな」

「なるほど。でもこっちも手加減はできないよ」

「もちろんさ」


ぼくがそう言うと玉藻さんも乗ってきた。玉藻さんももう手加減をするつもりがないようでいくつかの結界術を合わせていく。その中で特にやばいのが一つ。


「しずくなら死ぬことはないだろ【二線】【四風】【五強】【七破】」


それによって破壊の嵐が闘技場内に吹き荒れる。ぼくはそれを影の衣で丸くなることで何とか耐える。だがそれだけで何とかなるわけもなく影の衣が切り裂かれた。その修復に魔力がどんどん削られていく。


「このままだとじり貧【シャドウウォーク】」


ぼくはその嵐の中影にもぐり玉藻さんの後ろに回る。玉藻さんもこの行動に予知していたのかすでに対応が済んでいた。


「悪いな、この組み合わせするとそのまま細切れになるか後ろに回るかだけなんだわ。結界術【八苦】」

「ぐっ」


玉藻さんが八苦というとぼくの目の前にくーねぇがいた。それによってぼくの剣が一瞬止まる。玉藻さんもその隙を作るために使ったので逃すことなく、五強込みの蹴りをぼくに入れてくる。それによって場外に飛んでいく。それによって壁にぶつかる。

ぼくの頭の上にパラパラと石のかけらが降ってきた。そんな中ぼくはふらふらしながら立ち上がる。そしてコロシアムに向けて移動を開始する。その間にも二線が飛んでくるが影の衣で何とか弾いていく。そして闘技場に何とか戻ることができた。


「玉藻さん。ごめんね」


ぼくがそう言うとその場でジャンプする。玉藻さんはその攻撃を影の衣を足場にして移動していく。そして玉藻さんの真上についたところで足の裏に衣で足場を作りそのまま下に蹴飛ばす


「秘技【断頭台】」


ぼくがそう言うと玉藻さんの足元から影の触手が伸びていく。それによって玉藻さんの足を拘束した。そして積水の闇剣のサイズが大きくなる。


「なんだ、雰囲気がかなり変わったな。しかもこの触手外せないか。それなら結界術奥義【九の結】」


玉藻さんがそう言うと玉藻さんの周囲に現れた狐火に一から九までの数字が浮かんでくる。それぞれの狐火の中央からそれぞれの狐火に線が引かれる。それぞれの面に壁が張られた。

その壁に県がぶつかる。そしてそのまませめぎあいが起きたところで結界にひびが入った。


「ぶち破れ」

「ちぃ、厳しいな」


玉藻さんはそのまま動かずに堪えている。その時バキという音がして玉藻さんの結界が壊れた。それと同時にぼくの闇の剣が崩れていく。だけどそんなことは気にせずに玉藻さんに攻撃を与える。


それによって玉藻さんの右腕が飛ぶ。そこでぼくはふらふらしながらたちあがった。玉藻さんの様子を見てみるとニヤニヤした後に左腕を上げて宣言する。


「この戦い俺の負けだ」


玉藻さんがそう告げると闘技場内が沸き上がり、すぐにミールが玉藻さんの下に行きリカバーを発動させた。それを見ている間に玉藻さんに確認する。


「まだ戦えてたよね」

「まぁな。でも九の結が破られた以上負けのようなもんだ」

「しずくもおとなしくしてて」


ミールにそう言われたのでおとなしくリカバーしてくれるのを待つことにした。

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