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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
6章「武闘大会」
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Bブロック第1回戦_1

 控室に入ったぼくはそのまま部屋の端で座禅を組み集中する。そのまま数分経過したところで部屋にだれか入ってきた。そこで僕はちらっと眼を開けてみてみるとそこにはコロシアムのスタッフが来ていた。


「しずくさん、試合です」

「うん」


ぼくはそれだけ答えるとスタッフさんについていくことにした。そして闘技場に到着する。そこではもう選手紹介も終わっているようで、そのままぼくは中に入っていく。その際にミールに「遅すぎ」と文句を言われたが今は気にする余裕はない。

闘技場の中央にはぼくを待っていたのか玉藻さんがすでに登っていた。


「こんにちは、玉藻さん」

「こんにちは。楽しい試合にしよう」


玉藻さんがそれだけ言うと今まで同じようにある程度離れたところでぼくは武器を取り出す。玉藻さんは手に持った鉄扇を取り出していた。


「それではBブロック第1試合開始です」


それと同時に銅鑼の音が鳴り響く。


「結界術【二線にせん】」

「【ウォータブレード】【ダークブレード】」


玉藻がそう言い鉄扇を横に薙ぐ。それと同時にぼくも水剣と闇剣をそれぞれ生成した、玉藻さんが使った2線によってぼくのところに魔力がこちらに飛んでくる。それを水剣で受け止める。


「なかなかやるね。2線を受け止めるなんて」

「この程度なんともないよ」

「そかそかそれならどんどん行こうか」


玉藻さんがそう言うと十字に切るように鉄扇を振るう。それに合わせてさっきと同じように2線が飛んでくる。ぼくはそれを闇剣と水剣で弾く。そしてその後ろから目に見えにくいほど細い魔力が飛んできた。ぼくはそれを横に飛ぶことで躱したが頬が切れてしまう。


「痛っ!!【シャドウソーン】」


頬から流れる血を手の甲で拭く。その後にぼくは玉藻さんの後ろから闇の棘を出す。それに対し玉藻さんは自身の尻尾で振り払う。それだけですべての闇の棘をすべて破壊した。


「それは、バラ園で見たよ」

「ちぃ、あの時のがきついな」


ぼくはそういうとすぐに距離を詰める。その間に何度か2線を放ってくるがそれをすべて躱す。そして最後の2線をスライディングで躱し起き上がる際にジャンプしそのまま切り上げを行う。そこで玉藻さんは鉄扇を半分ほど開きぼくに向けて扇ぐ。


「結界術【四風しふう】」

「ぐっ」


ぼくは玉藻さんが作り出した風に押されて闘技場の端まで押されてしまう。その際に闇弾を放つが玉藻さんは鉄扇を少し閉じてから次の魔法を使った。


「おやおや、手癖が悪いというのかな。結界術【三界みかい】」


玉藻さんがそう言うと玉藻さんの目の前で闇弾が弾かれて消えてしまった。


「ちっ、どうすればいいかな」

「できればおとなしくあきらめてくれればうれしいんだけどね」

「こんなことであきらめてたらこの先やっていけないんで」


僕はそう言った後に自身の闇に溶け込むそして玉藻さんの後ろにでてから闇剣を振りぬこうとした。すると今度は玉藻さんの尻尾の一つにつかまれてしまいそのまま投げ飛ばされてしまう。その際に鬼火を使われたようでぼくの服に火が付く。


「あっちぃな」


そう言いつつぼくは自身の頭上から水を作り出して火を消す。それによって火を消すことができた。そして玉藻さんを見てみると9本ある尻尾がすべて炎をまとっている。


「これならどうだ」


ぼくは水弾を玉藻さんに向けて放つが先ほどと同じように三界によって弾かれてしまう。それと同時に玉藻さんの頭上に水を生成する。


「ほうほう、考えたな。だが、申し訳ないが狐火っていうのはちょっと特殊でね。炎というより妖の類だから水では消せないんだよ」


玉藻さんはそういうと尻尾を「ブンっ」と振るうとすべての水を飛ばす。なのにメラメラと火が出てくる。


「5以上を使わせてくれよ。神獣殺しのお弟子さんよ」

「あぁ、やっぱり紹介の時に言われていたか」


ぼくは諦めていたようにそう伝えるとすぐに駆けだす。そして再び2線を躱しつつ距離を詰める。そこで来るのが四風。それを影にもぐり回避する。そして同じ場所から出て積水を使って作り出した闇剣を薄くして切りつける。


「結界術【三界みかい】」


作り出された三界を闇剣で切りつける。その際の衝撃で手がしびれるが力を入れる。それと同時に闇剣が「パリン」と砕ける。それによって積水の姿が晒されることになる。


「おぉっとここで玉藻選手の結界によって黒い剣が壊れました。それによって元となった剣を見ることができます。何でしょうあの短剣は」

「悪いけどそれは秘密だよ」

「そうですか。それは仕方ないですね」


司会とカールがそう話しているのが耳に入ってくる。積水をしまってから、水剣を解除してから鞘にしまい玉藻さんに向き直る。そして、足に魔力をまとわせてから前に飛ぶ。そして居合切りをする。


「くっ【三界みかい】」

「甘いよ」


ぼくは玉藻さんにそう告げてから闇剣を発動させる。


「ぎっ!!結界術【五ky】」


玉藻さんが次の結界術を使おうとしたところで後ろに飛ぶ。それとぼくの闇剣は同時に三界を切り裂く。それと同時に玉藻さんの口元がにやりと笑う。それによってぼくも口角が上がったことが分かった。


「さて、死ぬなよ~しずく~」


その言葉を聞いたぼくは背筋がぞくぞくっとした。これが武者震いとかならよかったんだけど。


ーーーーーーーーくるみ視点-----------

しずくと玉藻さんの闘いが激しさを増していく。そこで玉藻さんの雰囲気が一変したことが分かった。


「あの嬢ちゃんやるじゃねぇか。お前らの知り合いか?」


いきなり後ろから声を掛けられたので後ろを振り向くが誰もいなかった。その時「こっちだこっち」と横から話か彼らる。そこにはライオンの獣人が観客席の手すりに体を預けていた。


「なんじゃ、レオンハートもこの試合を見に来たのか?」

「ミュール、一国の王にその口の利き方h」

「かまわかまわん。貸しこまれてもてもかたっ苦しくてかなわん」

「それで、レオンハートさん。玉藻さんの雰囲気変わりましたけど、何か知ってますか?」

「あぁ、玉藻はな普段は紳士なんだが、戦闘でスイッチが入ると戦闘狂なるっていう面倒な奴でな。俺もあの玉藻を倒すのには苦労したぜ」

「ということは」


私がそう言うと会場内が沸く。そこには肩を切られたしずくがいた。


「ここからは戦いが激しくなるぞ。あの嬢ちゃん。いやしずくはスイッチを押しやがった」


ーーーーーーーーしずく視点-----------

「ちっ!!!」

「こんなもんじゃねぇよな~【二線にせん】【五強ごきょう】」


玉藻さんが空気が変わってすぐと同じようにふたつのスキルを使用してくる。それをぼくはそれを回避することにする。その時正面から2線が飛んでくる。


「【シャドウドーム】」


ぼくは以前パイモンが作ったように自信を影のドームを作りその陰にもぐる。それによってすぐに回避することができる。


「これは出し惜しみできないかな」

「楽しくなってきたなぁ」


その声だけがドームに隠れたぼくの耳に聞こえてきた。

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