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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
6章「武闘大会」
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開会式

『これにて本日の予選はすべて終了しました』

『本戦のトーナメント表はもう公開されているので確認して帰ってね』

『それじゃまた明日会いましょう』


 そういうと司会の二人は奥へと帰って行ってしまった。そのタイミングでくーねぇもラビィを回収するためにヒーラー部隊のところに行っている。

 それを見送った後にぼくたちはコロシアムの観客席で少しのんびりすることにした。そこに何人かの参加者がぼくに話しかけてきたので対応している。そこにグルーガさんがやってきた。


「予想通りしずくが本戦に上がってきたか」

「もちろんだよ。本戦でグルーガさんとやり合えたらいいんだけど」

「なんだ、まだ見てないのか」

「うん、今ここに泊めさせてもらってるから後でいいかなって」

「そういうことか」

「まっ、自分で見てみるといい」


 そう伝えてからグルーガさんは手をひらひらしながら帰っていった。それを見送った後、ひととおり人がいなくなってからぼくたちもトーナメント表を確認することにした。トーナメント表を確認するとなかなかひどいことになっている。


「えーと、シードはミントさんとレオンハルトさんの二人か、それでぼくはっと・・・」

「しずくどうしたの?」

「いや、見事にミントさんのブロックだ」

「どれどれほかにだれがいるのかなって、相当やばいところだね」


くーねぇがそう言った通りぼくの位置はかなり厳しいことになっている。大番狂わせが無ければ初戦が全皇帝の玉藻さん、第2試合が十中八九パイモンだろう。


 そこまでわかったところでぼくはわくわくしてくる。この日はいつも以上に集中して特訓をした後に睡眠についた。



翌日になり9時ぐらいになったところでコロシアムのスタッフがこちらにやってくる。


「しずくさん、後30分ほどで開会式が始まります。それまでに東の入場口にいて来てください」

「わかったよ。ほかの参加者にはいってるの?」

「はい、昨日の帰り際に伝えています。それでは失礼します」


 そう言ってコロシアムのスタッフが去っていく。それを見送った後くーねぇにそのことを伝える。


「そっか、それならそろそろ移動したほうがいいかな」

「そうだね、いい時間になってるもんね」

「ミラ私たちも観客席に移動しよう」

「わかった、ミュールも行くよ」

「わかったのじゃ」


 こうしてぼくたちは移動を開始する。そしてぼくは途中で別れて東の入場ゲートに移動する。そこにはすでに何人かの本戦出場者が来ていた。

そのまま待っていると部隊の中央に昨日の視界の二人が出てくる。そこで順に日名前が呼ばれていく。


「本戦出場者の紹介です。最初は現皇帝レオンハルト選手です」


そう言われるとレオンハルトさんがコロシアムの中へと入っていく。そして手を挙げるとコロシアムの中が一気に沸く。


(へぇ、大分好かれているな)


「次は昨日の予選圧倒的力で勝ち上がりました、ミント選手です」


そういうとぼくの隣にいたミントさんが中に入っていく。そして中に入ったタイミング盛大に溜息をついていた。


「次はトーナメント順に行きましょう。レンジ外の的確な射撃で予選を勝ち抜いたコリング選手、ライバルであるシオン選手と共闘することで予選を突破を果たしたレイン選手」


そう紹介されるとそれぞれが中に入っていく。


「次は徒手空拳をメインにして他選手を場外へと殴り飛ばしたアダマン選手。昨日のまさかの敗者復活によって本戦出場を手にしたメンデル選手」

「隣国サジテール地方からはるばるやってきた弓使いのクルメ選手、レオンハルト様の右腕、神速の異名を持つグルーガ選手、前皇帝玉藻選手、ミント選手の弟子のしずく選手」


 ぼくの名前が呼ばれたので玉藻さんと一緒にコロシアムの中に入っていく。コロシアム内の熱気がほほを打った。


「あくまで本戦ってだけなのに決勝戦みたいな空気」

「そうだろ、これだから舞踏会参加はやめられん」


 ぼくがそう言うと隣を歩いていた玉藻さんがそう返してくれる。そのままぼくたちは中央へと歩いていく。それを確認した司会の二人が続きの選手紹介を始めた。


「獣人で宮廷魔導士まで上り詰めたフォース選手、今回のダークホース、パイン選手。先ほど紹介したレイン選手のライバル、シオン選手、クルメ選手の冒険者パーティであるダグタ選手」

「以上で、今年の本戦出場者になります」

「そして今年は今まで以上に力の限りを使えるよ。なぜならなんとこのお二方が解説とヒーラとして参加していただくことができました」

「ヤッホー、ふたご島の神様ミールだよ。今回は本戦のヒーラを担当させてもらうよ」

「カールです、今回は解説として呼ばれました。スローなどで皆さんが見やすいようにしていきます」

「ミールなんでここに?」

「ん?しずくの今の対人戦の実力を見てみたくてね。できることなら優勝してね」


ミールがそう言っていたので仕方ないのかな。と思っていると司会の二人が続けていく。


「ミール様とお近づきになりたいからと言ってわざと大けがして負けるのはなしですよ」

「その場合は次回以降の出場資格ははく奪させていただきます」


それによってこの開会式が終了した。

そして外に出たところでスタッフから

「自分の前の闘いの時に控室にいてくれれば大丈夫です。いなかったときは棄権とみなします」

それを聞いた出場者は頷いた後に1回戦の二人を除き思い思いの場所に移動していった。

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