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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
6章「武闘大会」
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予選_2

『さぁ、残り3ブロック。この調子でサクサク行きましょう』

『そうですね。次のEブロックの注目選手は本戦出場回数総計4回を誇る屈指の実力。格闘家のシオン選手。そしてそのシオン選手の永遠のライバルであるレイン選手の2名になります』

『この二人の闘いは暑いですからね。ぜひ本戦でまた戦ってほしいところです。』


そう司会の二人がそう言って紹介された。二人とも狼の女性の獣人で行動に影響がない程度に軽装備を付けている。年齢は30代ぐらいなので相当の実力があるというのがわかる。


 そう思いつつ見ていると他の選手の紹介も終わったのか、銅鑼が鳴り響いた。それと同時に先ほど紹介されたレインをシオンがコロシアムの中央でぶつかり合った。その衝撃だけでコロシアムの端にいた選手が場外に落ちていく。そのまま中央で殴りあっているが二人を取り囲むほかの選手から魔法やナイフといったものが飛び交っていく。

飛んできた攻撃を二人がそれぞれで弾く。


『ねぇレイン、周りがうるさいね』

『そうだね、シオン。ここは共闘といこうか』

『ということはここから先は本戦までお預けか』


 二人がそう話しているのがモニター越しに聞こえてくる。そして、向き合っている状況から背中合わせになり、周囲の出場者を手当たり次第に殴り飛ばしていく。そのままこの二人が本戦出場権を得た。


「それではこちらの控室の皆さん移動をお願いします」


 コロシアムの従業員の人がぼくたちの控室に来て決闘場入り口まで案内してくれる。そこまで移動したところで司会の二人が注目選手の紹介をしていく。


「さぁ、次のブロックの注目選手ですが、あの神獣殺しの弟子であるしずく選手の登場だ」


 その言葉に合わせて会場内がわっと沸くそれに合わせて今までの紹介されていた参加者と同じように決闘場に入っていく。それによってさらに観客席が沸いた。観客席をぐるっと確認するとくーねぇの姿が目に入ったのでくーねぇに手を振っておく。

くーねぇもそれに気が付いたようで私に手を振り返してくれた。それだけで百人力だ


「次の注目選手は近衛騎士団団長のメンデル選手だ」


 そう紹介された後に入場してきたのは重鎧を来た熊の獣人だった。メンデルは私のことを一瞥した後に会場の中央に移動していく。そして次に紹介されたのは知っている人だった。


「注目選手はサクサク行きましょう。次は隣国であるキャンサー共和国のベテラン冒険者。ブルーモ選手」


「よう嬢ちゃん。嬢ちゃんがあのチラシに書かれていた弟子だったとはな」

「おじさんも結構名前売れてるんだね」

「まぁな、やっとスタンピードの時の傷のリハビリも終わったところだ」


そう話していると知っている気配がこちらに近づいてくる。


「次はすべてが謎に包まれている出場者パイン選手です」

「へぇあの娘も出てるんだ」


 ぼくがそう思っているとパインと紹介された黒いローブを身にまとった女性がこちらに向かって歩いてくる。そしてぼくの耳にのみ聞こえるように伝えてくる。


「安心しろ、殺しはしない。サビク様のお願いだから出たまでだ」

「それなら本戦出戦えることを祈っているよ」


 それだけ告げるとパインは決闘場の角の方へ歩いていってしまった。残りの面子で注目選手がいないのか選手が続々と入場してきた。全員が決闘場に登り少ししたところで銅鑼の音が鳴った。そこでここに来る途中に持った刃を潰した武器を闇剣する。もちろん刃はつぶしている。

そこにぼくを狙い周囲の人たちが群がってくる。そこで最後の数日の特訓時に練習した魔法を発動させる。


「【シャドウサークル】」


それによってぼくの周囲に影でできた触手が円を描くように回る。それによって数名が外にはじき出される。だが影の鞭をすべて弾いている人が最低3人はいた。


「えぇ、この3人も僕狙いなの」

「嬢ちゃんなかなか面白い戦い方をするな」

「さすがしずく、実力はこの程度ではないだろう」


 そんな中でのパインはとっても楽しそうにこちらに話しかけてくる。それをぼくは嬉しく思いながら3人の相手をしようとしたところで、後ろから来ている選手の気配が一瞬にして消えた。そこで後ろを見てみるとメンデルと紹介された熊の獣人が腕を伸ばして立っていた。


「しずくといったな。共闘を希望する」

「そうだぜ嬢ちゃん、いったん共闘する必要があるな」

「ふん、共闘する必要なんてない。だが確かに周囲が邪魔だな」


 パインはそう言って人がたまっているところに走っていく。それに合わせてローブのフードが外れた。そこには赤い髪が空中に投げれる。だが頭に特徴的だった角が見えないので変化をしているんだろう。


 パインを見送った後に、3人で共闘し周囲の選手たちと次々と場外にたたき出していく。そして一通りたたき出した後で私たち4人が中央に集まる。そこで私とパインが敵意むき出しにしてにらみ合っている。

私の右隣りにいるブルーモがパインにメンデルがぼくに攻撃をしてきたところでぼくとパインが同時に動く。


「邪魔」

「雑魚は消えろ」


ぼくはブルーモの足元影の触手を出しブルーモを拘束する。その後足に魔力をまとわせて飛び蹴りをする。それによってブルーモはコロシアムの壁にぶつかり気を失ってしまう。パインもダークランスを発動させてそのまま場外に弾き飛ばしてしまう。


そこで残りがぼくとパインだけとなったので戦闘が終了となった。


「さぁFブロックは結果を見たら二人が余裕を持たせて終了となりました」

「本戦進出はしずく選手とパイン選手の二人だーーー!!!」

「それでは最後のGブロックといきましょう」

「Gランクは直前になって参加表明しました。隣国のサジテール地帯を統括する神様であるユキ様の寵愛を受けているミント選手だ」


その言葉を聞いた後に控室に一度戻った後にくーねぇが見ていた場所に移動することにした。


「くーねぇ無事予選突破したよ」

「お疲れ、しずく」

「ありがとう」


そう言ってぼくはくーねぇに抱き着くそこでミュールがぼくたちに言葉を投げてくる。


「それにしてもパイモンのやつ何やってるんじゃ」

「何でもサビクさんに頼まれたみたいだよ」

「そっかぁ。さすがのあいつもサビク様の依頼には無理だったんじゃな」

「ミントさんの予選始まるよ」


 ぼくたちでそう話しているとミラがそう伝えてきてくれたのでぼくたちは闘技場の方に目を向ける。


『さて、お前らこれを耐えて見せろ【ダイダルウェーブ】』


 ミントさんがそう言うと闘技場の中央から外側に向けて津波が生成された。それによって全選手が場外に押し流されてしまう。


『え・・・えぇ・・・Gブロックまさかの1発終了』

『最後の1名は敗者復活といきましょう』

『このブロックの面子にプラスして各ブロック最後に脱落した2名を追加して再度実施します。体力の回復(いるのかなぁ)を行った後に実施するので30分のインターバルを挟みます』


司会の人がそう言ってから壇上から降りて行った。

敗者復活はぼくたちと同じブロックだった、メンデルさんが勝ち上がった。

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