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双子姉妹の異世界旅行  作者: ライ
6章「武闘大会」
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再会と出会い

 私たちがコロシアムの中央に到着し神像に祈りをささげよう閉じたところでコロシアムの入口を叩く音が聞こえた。


コンコン

「誰かいないのか」

「この声は珍しいお客さんも来たものね」


 デネボラさんがそう言ってからコロシアムの入口に向かい歩いていく。私たちもその声に懐かしさがあったので、祈りをささげるのを一旦置いておき、デネボラさんについていくことにした。それに気づいたデネボラさんは「お祈りしててもいいわよ」と言ってくれたけど、ここはデネボラさんについていくことにしたことを伝えた。


「おい、デネボラ。いるんだろ。さっさと開けてくれ」

「もう、五月蠅いわね。さっさと開けるわよ」

「やっと、開けたか。なんだくるみたちももうついていたのか」

「ミントさん。どうしてここに?」

「いやな、私の弟子が今年の武闘大会出るって書いてあったから少し様子を見にな」


そう話しているとミントさんの後ろから初めて聞く声が聞こえてきた。


「なにをやっているのじゃミント。さっさと中に入らんか」

「ちょっと待てミュール。押すな」


 ミントさんはそういうも後ろから押されるようにして中に入ってきた。ミントさんの後ろにいたのは金髪ツインテールを持ち左右で異なる色の瞳を持った少女だった。その少女を見たデネボラさんは目を細めた。その後、二人をコロシアムの中に入れて扉の外を確認した後に扉を閉めた。


「ミントたちの話は後にするとして、くるみたちの対応から先にしちゃおうか」

「それでいい。こっちはすぐに終わることもないからな」

「それじゃ、また闘技場に行きましょうか」


 そういうと再び闘技場に行くことにした。そこでほかの祠と同じように祈りをささげる。キャンサーの祠と同じように私としずくが先に祈りを済ませ、ミントさんのところに合流した。


「ミントさん、久しぶり」

「そうだな。ここまで来るのに思ったより遅かったがな」

「えぇ、少しいろいろとありましたので」


 私たちが今までのことを簡単に話しているとミラの祈りがすんだのか私たちのところに合流した。


「ミラも元気だったか?」

「うん」


ミントさんに頭をぽんぽんされたことによって少し恥ずかしそうにうなずくだけに終わった。一方デネボラさんから魔力が放出され、ミントさんにミュールと呼ばれた少女へと集まった。

そしてミュールの姿の一部に今までなかったものが出てくる。


「やっぱりね。ミント詳しく説明してくれるんでしょうね」

「もちろんだ。そしてこれくるみたちにも関係することだ」

「そこの神官大したもんじゃな、私の魔術を強制的に解除させるのができたんじゃから」


ミントさんとミュールがそう言う。

ミュールは頭の横に羊のような巻角を付けて、蝙蝠の羽をパタパタさせて宙を浮いている。そして、そのまま偉そうに胸の反らしていて実に偉そうにしている。それを見た、ミラがミュールのほっぺをつねって地面に下ろした。


「この中で一番年下なのに何偉そうにしてるのよ」

「なんじゃ、お主はなぜ私がこの中で一番年下と決めつけるのじゃ」

「なんでって意味もなく偉そうにしてるから」

「ミラ、気持ちはわかるがそろそろやめておけ」


ミントさんがそう言うと毒気を抜かれたデネボラさんが闘技場から移動して、コロシアムの一角に案内された。そこはデネボラさんの居住スペースの様で食堂もそこにあった。そしてそれぞれが席に座りミントさんから説明が入る。


「彼女はミュセル・スネイク」

「そうじゃ、私はミュセル・スネイク。オヒューカス帝国の女帝じゃぞ」

「それで、その家出中の女帝さんがなんでこんなところに」

「これってもしかして、ミールたちの依頼?」

「まぁ、くるみたちにわかりやすく言うとそういうことだ」


それを聞いたミラは詳しく追及してこようとしてこない。旅に出てすぐにジェミニの加護があることが知っているので、何か使命があるのだろうと察したようだ。


「まぁ、さっき本人が言ったようにこいつは女帝ミュセルで間違いない。私も双子から話聞いたときは驚いたがな」


 そこまで言ったところでしずくが今まで気になっていたであろうことを嬉々として聞きにいった。


「ミントさん。弟子ってぼくたち以外にもいたの?」

「いや、私の弟子はお前たちだけだ」

「それじゃあ神獣殺しって?」

「それはな、面倒な女に依頼されたときにって、おいやめろユキ。髪を引っ張るな」


 ミントさんはそういうとミントさんの肩に立ち髪を引っ張っている小人が一人いた。私たちはその存在に驚いたがミュールはもう日常のように受け入れたのか気にしてもいないようだ。


「ふーんだ、どうせ私は面倒な女ですよーだ」

「仕方ないだろ。お前の依頼はすべて大変なんだから」

「ミントさんが大変ってどんな依頼?」

「その話にこの状況で戻るのか?ユキ本当にそろそろやめてくれないか」

「ミントの困ってる顔見れたから今回はこれで許してあげよう」


 ユキと言われた少女は満足気な表情をしてミントさんの髪を引っ張るのをやめた。そしてミントさんはほっと溜息をついた後に、しずくの質問に答えていく。


「そうだな、ちょうど神獣殺しの二つ名がついたときの相手だとベヒーモスとかだな」

「ミントさん、簡単に言ってるけど伝説の生物のせいで強さがよくわからない」

「そうだ、地竜をさらに大きくしたような感じかな」


ミントさんがなんとも要領を得ない説明をしているとユキが言葉挟んでくる。


「何?ベヒーモス知りたいんなカールたちに頼めば喜んで出してくれると思うよ」

「悪いが、それはできないね。ふたご島ならまだしもここではそこまでの力は使えない」

「ユキお姉ちゃんだってそうでしょ」

「まぁ、そうね」


 ユキがそう言うと机の上にカールとミールの二人が立っていた。それと同時に闘技場の方から闘気の塊が近づいてくるような気配を感じて、食堂の扉のほうに目を向けると、食堂の扉が蹴り開けられたのだった。

ここから少しづつオヒューカス帝国との話が進んでいきます。

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